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ビジネスシーンにふさわしいスーツの種類とは?

公開日2019/04/16 更新日2019/04/17 ブックマーク数
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ビジネスシーンにふさわしいスーツの種類とは?

ビジネスマンの制服ともいえるスーツですが、大切な商談やパーティー、冠婚葬祭への出席など、それぞれのシーンに合ったスーツがあり、着こなしのセオリーもあります。恥をかかないためには基本を押さえておく必要がありますが、そのためには、まずスーツの種類を確認しておきましょう。

シングルスーツとダブルスーツ

スーツの種類で、真っ先に思い浮かべるのは“シングル”と“ダブル”ではないでしょうか。違いは、ボタンの配列です。

シングルスーツは、前のボタンの並びが一列になったデザインで、もっともオーソドックスなスーツです。ビジネススーツの定番でもあり、どのようなシーンにも通用する、まさにオールラウンドで活躍するタイプです。

ダブルスーツは、前のボタンの並びが二列になり、上着の打合せ部を大きく重ね合わせるデザインのスーツです。

どちらかといえば、フォーマルなイメージが強く、また、体格が立派な人に向いているスーツといえるでしょう。

2つボタンと3つボタン(4つボタンと6つボタン)

ボタンの個数にも違いがあり、シングルスーツの場合、前ボタンが2つのデザインと、3つのデザインがあります。

もっとも多く着用されているのが2つボタンで、ビジネスシーンにも冠婚葬祭にも、ふさわしいデザインです。特徴は、Vゾーンが広くなるため、見た目もすっきりとした印象になります。3つボタンは、Vゾーンが2つボタンよりは狭くなり、クラシックなイメージとなりますが、10年以上前に流行したように、時折ブームとなるスタイルです。

ダブルスーツの場合は、ボタンの数が4つと6つになり、重厚感あふれる印象が強くなります。

ツーピースとスリーピース

上着とスラックスのセットがツーピース、ベストを加えたのがスリーピースで、“三つ揃え”とも呼ばれています。

一般的なスーツといえばツーピースですが、スリーピースも根強い人気があり、幅広い年代から支持されている、クラシカルなスタイルです。スリーピースをビシッと着こなしているビジネスマンは、スキのない印象があり、オフィスなどで上着を脱いだときも、あまりラフな感じには映らないようです。

センターベントとサイドベンツ

上着の後ろ見頃に入っている縦の切れ目をベントといいます。スーツ着用時の動きやすさを確保するために入れられるようになった切れ目のことです。

センターベントは、上着の後ろ身頃部分の中心に縦の切れ目があり、サイドベンツは、後ろ身頃の両サイドに縦の切れ目が入っているデザインのスーツです。

スタンダードなのはセンターベンツですが、年齢が高い人や、太目の体型の人は、ゆったりとしたイメージが強いサイドベンツを選ぶことが多いようです。

センターベントは、乗馬の際に動きやすくするために考案され、サイドベンツは、騎士が腰に剣を差していた名残だといわれています。ところで、ベントとベンツの違いですが、これは、ベントが2本と複数のためのようです。

冠婚葬祭などに着用する礼服(フォーマルスーツ)などには、切れ目がなくノーベントと呼ばれています。

まとめ

スーツにはボタンの並び方、数、ベントの位置などによって、数種類に分けられますが、スタンダードなのはシングルサイズの2つボタン、センターベントのスーツということになるようです。

ちなみに、2つボタンで留めるのは上のボタンだけ、下のボタンは飾りです。3つボタンは、上と真ん中のボタンを留めるのが、正しい着こなしです。何気なく選んでいたスーツも、こうしていろいろと種類を調べてみると、シーンにふさわしいスーツを選びたくなるものです。新年度にふさわしく、スーツを新調してみてはいかがでしょうか。

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