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ミイダス株式会社は2024年2月6日、「エンゲージメントサーベイに関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年12月13日~18日で、エンゲージメントサーベイを実施し可視化された課題に対してアクションを起こしている企業の経営者・役員104名、およびアクションを起こしていない企業の経営者・役員100名から回答を得ている。本調査から、エンゲージメントサーベイ実施後のアクションの有無によって組織経営に及ぼされる効果の違いなどが明らかとなった。
人的資本経営に注目が集まるなか、従業員の働きがいや職場への満足度を把握することを目的とし、「エンゲージメントサーベイ」を活用する企業も増えている。エンゲージメントサーベイの活用は、企業経営にどのような影響をもたらすのだろうか。
はじめにミイダスは、「エンゲージメントサーベイの結果を通して、会社として特にどのような課題が可視化されたか」(上位5つまで回答)を尋ねた。すると、「アクションを起こしている企業の経営者・役員」の回答の1位は「組織への満足度が低い」(32.7%)だった。以下、2位が「個人の成長実感が低い」(31.7%)で、「組織からの承認実感が低い」、「社内コミュニケーションに課題がある」が同率3位(28.8%)で続いた。
一方、「アクションを起こしていない企業の経営者・役員」の回答をみると、1位が「組織への満足度が低い」(35%)で、次いで2位が「評価や報酬に対する納得度が低い」(24%)、3位が「経営陣への満足度が低い」(23%)となった。
いずれも「組織への満足度が低い」が1位となっているが、2位以降の回答では、アクションを起こしている企業は「個人の成長欲求」、アクションを起こしていない企業は「経営や制度」に関する課題があがった。
続いて、同社が「エンゲージメントサーベイを実施したことでわかったこと」を複数回答で尋ねたところ、「アクションを起こしている企業」では、「経営陣への期待感/満足度」(71.2%)が1位だった。以下、2位に「組織への期待感/満足度」(67.3%)、3位に「仕事に対する意欲/満足度」(51.9%)が続いた。
一方、「アクションを起こしていない企業」の1位は「組織への期待感/満足度」(39%)で、2位が「経営陣への期待感/満足度」(37%)、3位が「仕事に対する意欲/満足度」(35%)となった。
エンゲージメントサーベイ後にアクションを起こしている企業は起こしていない企業と比べ、……
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