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当座預金とは?わかりやすく解説!経理担当者のための総合ガイド

公開日2024/03/22 更新日2025/04/04 ブックマーク数
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当座預金とは?

本記事では、主に企業の経理担当者を対象に、当座預金について詳しく解説いたします。当座預金の主な特徴や、普通預金との違い、利用にあたってのメリット・デメリットなどを知り、業務にお役立てください。

当座預金とは?

当座預金の基本: 決済専用口座の機能と特徴
当座預金は、企業が決済を目的として利用する金融機関口座のことです。大きな特徴は、小切手や手形の取り扱い、即日決済が可能な点。利息はつきませんが、安全かつ効率よくさまざまな決済を行なうことができます。

また、口座を開設する際には金融機関と取引約定書を交わす必要があります。さらに、口座利用者である企業の信用度や財務状態が良好であることが条件となり、金融機関による審査が必要です。

口座の利用にあたっては、通帳は発行されず、取引記録の照合のために取引明細表を受け取ります。当座預金は、特に小切手や手形を使用した取引や短期的な資金繰りの際に便利で、企業間取引を効率よく迅速に行なうことができます。

当座預金の利用目的

企業はさまざまな目的で当座預金を利用できます。以下、利用目的の代表的なパターンをご紹介しましょう。

小切手や手形を活用した支払い

企業が取引先への支払いで活用する頻度が高い、小切手や手形。実は、これら手形や小切手で支払う際は、当座預金が必要です。なぜなら、普通預金では手形や小切手を使って支払うことができないからです。特に、大規模な商取引や信用取引では手形や小切手で支払うことが多いので、当座預金は不可欠でしょう。

即日決済

当座預金は、電子振込みを含む即日決済が可能です。即日決済での迅速な資金移動により、ビジネスの効率化が実現できます。

当座借越機能の利用

当座預金は当座借越(金融機関の当座預金残高を超えて小切手を振り出した場合に、金融機関に借金をすること)が可能です。一時的な資金不足も、当座借越によってカバーすることができ、資金繰りがしやすくなります。短期的なキャッシュフローの問題を解決できれば、安定した事業運営を目指せるでしょう。

業務の効率化と信用度の向上

当座預金を保有している企業は、金融機関の審査を通っている=信用度が高い、と言えます。当座預金を活用することで、企業は信用取引をスムーズに実行できます。

以上が、企業が当座預金を利用する主な目的です。

当座預金のメリット

当座預金には複数のメリットがあります。以下、主なものをピックアップしました。

小切手や手形の振出能力が高まる

当座預金は手形や小切手による決済が可能で、これらの決済手段は特に企業間での大規模な取引で頻繁に利用されます。小切手の振出しは指定された金額が後日口座から引き落とされるため、企業は資金を安定して管理しつつ、信用に基づきスムーズな取引を実現できます。

小切手や手形による決済は、資金の即時流出を避けられるのも大きなメリットです。さらに手形や小切手の振出しは、現金取引に比べて安全性が高いと言われています。現金の授受がないため盗難や紛失のリスクが少なく、金融機関を介した清算プロセスによって不正使用や詐欺も避けられるでしょう。

当座借越を利用できる

当座借越によって、企業は資金繰りを柔軟に行なうことができます。当座借越は当座預金の残高を超える金額を一時的に借りることができるサービスで、特に資金不足の際には便利です。企業が予期せぬ資金不足に見舞われた場合でも、あらかじめ設定された限度額の範囲内であれば、迅速に追加資金を調達できます。

信用度が向上する

当座預金口座の開設過程での金融機関審査は、企業の信用度向上において重要な役割を果たします。この審査を通過することは、企業が財務健全性や経営の安定性など、金融機関が定める一定の基準を満たしていると言えるからです。つまり、口座開設自体が自社の財務的な信頼性の証明となり、取引先や金融機関に対して高い信用度を印象づけることができます。

当座預金のデメリット

当座預金のデメリット

当座預金にはデメリットもあります。以下を把握したうえで利用するとよいでしょう。

開設時に審査が必要

当座預金は口座の開設時に金融機関の審査があるため、時間と手間がかかります。

利息がつかない

当座預金は普通預金とは異なり、利息がつきません。主に決済や取引のための口座なので、利息や運用などで資産を増やすことはできません。

手数料が発生する

当座預金は、口座開設手数料や小切手発行手数料、代金取立手数料など各種手数料がかかる場合が多く、残高が少額でも費用が発生します。

サービスに制限がある

普通預金と異なり、ATM利用が限られており、通帳も発行されません。取引履歴は、金融機関に当座勘定照合表を発行してもらう必要があります。

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個人も利用できる?当座預金の個人アカウントについて

当座預金は一般的に企業や個人事業主が業務上の支払いに利用する口座ですが、個人でも口座を開設・利用することはできます。ただし、前述の「当座預金のデメリット」の項などで説明したとおり、口座開設に金融機関の審査が必要で、利息がつかず、手数料も割高です。また、ATM利用が限られており、通帳も発行されません。そのため、普段使うお金の出し入れや貯蓄目的には向いておらず、個人での利用にはあまりメリットがないと言えるでしょう。

当座預金と普通預金の違い

当座預金と普通預金の違いは複数あります。利息の有無、金融機関による扱い、ATMの利用可能性、取引の限度、そして取引記録の管理方法です。これらの違いは、企業や個人のニーズに応じています。以下、詳しく見ていきましょう。

利息の有無と金融機関の扱い

前述のとおり当座預金と普通預金には複数の違いがありますが、そのなかでも特に大きいのが利息の有無です。一般的に普通預金は、預け入れた資金に対して金融機関から利息が付与されます。これは、普通預金が資金を一定期間預けることで利益を得るのが目的の預金形態だからです。

一方、当座預金には利息がつきません。当座預金は主に決済用途に特化しており、流動性が高いゆえに利息がないのです。
さらに、当座預金と普通預金は、金融機関での扱いにも違いが見られます。当座預金は、主に企業間取引や高額決済など特定の業務や取引に特化しており、企業は資金の流れを効率的に管理できます。

一方、普通預金は、個人および企業のどちらも利用できる一般的な預金形態で、日常的な入出金や比較的小規模な取引に適しています。
このように、当座預金と普通預金はそれぞれ異なる特徴を持ち、利用者の目的や必要に応じて選択できます。

ATMの利用可能性と取引の限度(入金・出金について)

普通預金と当座預金では、ATMについても違いがあります。普通預金の場合、ほとんどの金融機関がATMでの入出金サービスを提供しており、利用者はATMで手軽に資金を管理できます。

一方、当座預金はATM利用に制限があります。原則として、当座預金での入金・出金は金融機関の取引窓口で行なう必要があり、ATMで入金・出金を行なうことはできません。引き出しは小切手や手形および口座振替によって行われ、預け入れは当座預金入金帳が必要です。これは、当座預金が主に企業間での大口の決済や特定の金融取引に特化しているからです。

しかし、一部の金融機関では特定の条件のもと、当座預金口座でもATM取引を利用でき、資金管理を行なうことができます。

通帳の有無と取引記録の管理方法

普通預金と当座預金の間には、取引記録の管理方法でも大きな違いがあります。普通預金の場合は通帳が発行され、取引ごとに記録され、入出金の履歴を管理できます。通帳での管理は、個人ユーザーや小規模企業にとって、自分の資金の流れを簡単に追跡・管理できるため便利です。

一方、当座預金では通帳の発行は一般的にはありません。その代わり、金融機関から定期的に当座預金取引照合表が提供され、これを通じて企業は取引記録を管理します。この取引照合表は、特に大量の取引を行なう企業が取引明細を効率的に確認し、管理するための手段として設計されています。

取引照合表は、各取引の日付や金額、取引相手などの詳細情報を含んでおり、企業が財務状態を正確に把握し、必要に応じて財務報告を行なうための重要な資料となります。
さらに、近年では取引記録の電子化も進んでいます。多くの金融機関ではオンラインバンキングシステムを通じて、リアルタイムで取引記録を確認できます。紙ベースの記録に比べて、電子記録管理は取引の即時性やアクセスの容易さ、記録の保管といった点で優れており、現代のビジネス環境ではこの方法が主流です。

このように、普通預金と当座預金では取引記録の管理方法が異なり、当座預金は大量取引を効率的に処理し、管理するための手法が採用されています。

当座預金の振込方法と制限

当座預金から振込を行なうには、現金ではなく、小切手を振り出します。小切手を振り出す手順はまず、当座預金口座に資金を預け、それから小切手帳に必要事項を記入し、最後に控えを切り離して支払う相手に渡します。支払いは、小切手を受け取った相手が金融機関に持参し、金融機関は小切手と引き換えに現金を支払います。

当座預金は貸越契約(一定の限度額まで資金を借りることができる契約)を結ばない限り、残高不足では振込が行えません。小切手や手形が不渡りになると、信用問題に発展する可能性があるのが、主な制限です。

当座預金の実務での活用法

当座預金の実務での活用法

企業には当座預金の活用方法がいくつかあります。代表的なものは、財務管理、手形・小切手決済の効率化、金融機関との関係強化です。当座預金の活用によって、企業は日々の取引をスムーズに行ない、資金繰りの見通しを改善し、財務を健全に維持できます。ここでは、当座預金の実務での活用法を解説します。

財務管理で活用できる

当座預金は財務管理において重要です。当座預金は流動性が高く、即時に決済できるため、日常的に大量の資金の出入りがある企業が運転資金の管理をするうえで、欠かせない存在です。

当座預金の利用によって企業は、日々の取引をスムーズに処理でき、資金の管理をスムーズに行なうこと可能です。資金の流れを効率的にコントロールできるのは、事業を継続するうえで有利です。

さらに、当座預金は企業の財務健全性の維持にも寄与します。取引照合表を定期的に確認することで、企業は資金の流れを正確に追跡し、資金繰りの計画を立てることができます。これにより、未来の資金需要に対して事前に対応策を講じることができ、財務の安定性を高めることができます。

手形・小切手決済の効率化を図る

手形や小切手による決済は、特に大口取引における企業間の金融活動において重要な役割を果たします。手形や小切手による決済は、当座預金の利用によって取引を迅速かつ安全に実現できます。特に、大規模な商取引や長期にわたるビジネスの契約では、手形や小切手は信頼できる決済手段として多用されています。手形や小切手による決済で、企業は市場での競争力を強化できるのです。

また、当座預金を通じた手形や小切手の管理は、企業の財務透明性を高めることにもつながります。取引照合表や電子的な取引記録を定期的に利用することで、企業は取引の詳細を正確に把握し、適時に財務状態を分析できます。透明性の高い財務管理は、投資家や金融機関からの信頼を獲得できるでしょう。

金融機関との関係強化および信用度向上を実現する

企業による当座預金口座の開設用は金融機関との信頼関係が成立されている証であり、それは将来的な資金調達において企業を有利にします。金融機関は、信頼できる企業に対してより良い条件での融資を提供する可能性が高いからです。

また、企業が新しいビジネスを展開する際の取引の拡大や、特定の金融商品の利用も容易になります。
さらに、金融機関との強固な関係は、市場全体に向けて企業の信用度を高める効果があります。当座預金の運用実績は、その企業の財務や経営が健全な状態であることを示す証拠となり、取引先や投資家からの信頼を獲得しやすくなります。

つまり当座預金口座の開設と運用は、企業が将来にわたって安定した経営基盤を確立するための基礎となり、成長と発展を促進します。

当座預金口座を開設する際の法的要件

当座預金口座は主に企業や個人事業主が利用する口座であり、特に法人にとっては日々の大量取引や即時決済のために不可欠です。法的要件を適切に理解し、準備を整えることで、スムーズに口座開設できるでしょう。

1. 法人登記簿謄本

法人として当座預金口座を開設する場合、最初に必要なのは法人登記簿謄本です。これは法人の存在を証明し、法人の登録情報(登記上の本店の所在地、代表者の名前、設立日など)を確認するために用いられます。

2. 定款

法人の定款も提出が求められることが一般的です。定款には法人の目的、組織の基本的なルール、株式の取扱い、役員の任期といった基本情報が記載されており、金融機関が法人の運営基準を評価するための重要な文書です。

3. 代表者の身分証明書

代表者の身分を証明するために、運転免許証やパスポートなどの公的身分証明書のコピーを提出する必要があります。これにより、金融機関は口座を開設する人物が法人の代表者であることを確認します。

4. 印鑑証明書

法人が取引を行う際に使用する印鑑の証明書も提出が必要です。これは、法人が契約や重要な書類に押印する際の正当性を保証するために使われます。

5. 財務諸表

特に大規模な取引を予定している場合、または当座借越設定を希望する場合には、最新の財務諸表の提出が求められることがあります。これにより金融機関は法人の財務健全性と経営状態を評価できます。

6. 取引目的の明確化

金融機関はマネーロンダリング防止の観点から、口座開設の目的を明確にすることを求めることがあります。そのため、口座を使用して行う予定の主な取引内容や資金の流れを説明する文書が必要になることもあります。

これらの要件は、金融機関や具体的な口座の種類によって異なることがあるため、口座を開設する前には必ず金融機関に確認することが重要です。また、これらの書類は、金融機関が企業の信頼性を評価するための基本的なツールであり、口座開設プロセスを円滑に進めるためには適切な準備が必要です。

当座預金開設のための具体的な手順

当座預金口座の開設には、各種書類などの準備と提出が必要です。具体的には、法人登記関連書類や定款、印鑑、代表者の身分証明書など。書類提出後は金融機関による審査が行われ、企業の財務状況や経営陣の信頼性が評価されます。口座開設が承認された後は、取引約定書に署名し、口座の管理が始まります。管理には取引記録の確認や残高管理などが含まれ、定期的に提供される勘定照合表を通じて口座取引の適切な管理を行ないます。
以下、具体的に必要なものと手続きの手順をご説明しましょう。

必要書類の準備と提出

当座預金口座を開設する際は、複数の書類を準備して金融機関に提出しなければなりません。書類は、企業の合法性、経営状態、および信用度を金融機関が評価するうえで必要です。代表的な提出書類は、会社の登記事項証明書や印鑑証明書などの法人登記に関する書類などです。

さらに、会社の定款や代表者の印鑑、身分証明書も提出が求められることがあります。定款は企業の基本的な運営ルールや構造を明確にし、代表者の印鑑や身分証明書は取引を行なう権限者を確認するために必要です。書類によって、金融機関は企業の財務健全性や信頼性、代表者の権限などを確認し、口座開設の可否を判断します。

書類は企業の正当性を証明すると同時に、金融機関取引におけるリスクを最小限に抑えるためにもあるので、正確かつ迅速な提出が求められます。このプロセスを適切に完了することで、企業は金融機関取引の基盤を確立し、その後の財務活動をスムーズに進めることができます。

金融機関審査

当座預金口座の開設に際して行われる金融機関審査は、企業が金融機関との取引を始めるうえで非常に重要です。審査では、企業が提出した書類をもとに、その財務状況や事業内容、経営陣の信頼性などが厳しく評価されます。金融機関はこの審査を通じて、企業との将来的な取引におけるリスクを把握し、安全かつ信頼性の高い取引を目指します。

審査を円滑かつ迅速に進めるためには、企業が提供する書類の正確性と詳細さがポイントになります。このため、事前に正確な内容の財務諸表や事業計画書などを準備することが重要です。また、経営陣の経歴や企業の事業戦略に関する説明資料も、信頼性の高い情報源として審査に影響を与えます。

金融機関審査を通過することは、企業にとって金融機関からの信用を得たことを意味します。信用を得られれば、将来的に資金調達やその他の金融サービスを利用する際に有利に働くでしょう。したがって、審査プロセスにおいては、徹底した準備と金融機関との密なコミュニケーションを怠らず、疑問点や不明点を迅速に解消することで、審査がスムーズに通ります。

審査後の手続き

当座預金が金融機関によって承認されると、企業は取引を始める前にいくつかの最終手続きを完了させる必要があります。まず、金融機関と取引約定書に署名し、これによって両者間の取引条件やルールが正式に確立され、企業は口座を利用開始することができるのです。

口座開設後の管理

口座管理の主なものとして、取引記録の定期的な確認、残高の適切な管理、未決済の支払いや入金の追跡があります。これらは、自社の財務状態を正確に把握し、資金の流れを効率よくコントロールするために重要です。さらに、金融機関から定期的に提供される当座勘定照合表を用いて、口座の取引記録が適切に反映されているかどうかを確認します。

口座の管理には取引の承認プロセス、記録の保管方法、不正行為や誤りを防止するための対策が含まれており、とても重要です。企業は管理をしっかり行なうことで、財務リスクを最小限に抑え、自社の信頼性と財務健全性を維持できます。

まとめ

本記事では、当座預金について詳しくご説明しました。当座預金の利用にあたってはメリットとデメリットがそれぞれありますが、企業が取引先に支払いなどの決済を行なう際には当座預金が便利です。自社でまだ口座を保有していない場合は、開設を検討してみてはいかがでしょうか。


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