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【会計士のキャリア一覧】監査法人だけではない!7つの選択肢を徹底解説!

公開日2025/02/08 更新日2025/02/12 ブックマーク数
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【会計士のキャリア一覧】監査法人だけではない!7つの選択肢を徹底解説!

会計士のキャリアとして、「監査法人」を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、会計士が活躍できるフィールドはそれだけではありません。
事業会社の経理経営企画コンサルティングファームスタートアップ支援独立開業など、多岐にわたる選択肢があります。

この記事では、会計士のキャリアとして主要な7つの選択肢について、仕事内容働くメリットキャリアプランなど詳しく解説します。

会計士のキャリア1:監査法人

公認会計士試験に合格した人の内、約9割監査法人に就職しています。これは、会計士登録に必要な実務経験を積むことが目的です。

監査法人で会計士が担う仕事内容

監査法人における会計士の主な業務は、企業の財務諸表が適正に作成されているかを確認する会計監査です。
具体的には、取引の記録や証憑を精査し、法令や会計基準に基づいて評価を行います。
監査は公認会計士資格保有者にのみ認められる独占業務であるため、会計士としての専門的な経験を積むことが可能です。

また、監査法人には、監査を行う監査部門の他に、アドバイザリー部門があります。
アドバイザリー部門では、IPO支援やSOX法対応支援、IFRSやUSGAAPへの移行を目指す企業に対して導入支援や会計基準のコンバージェンスなど、非監査業務を担います。
さらに、決算早期化支援等の経理プロセスそのものの構築支援や事業計画立案まで幅広い業務に携わることもあるでしょう。

会計士が監査法人で働くメリット

監査法人で働くメリットは、高度な実務経験を積めることです。
特にBig4と呼ばれる大手監査法人は、大手企業をクライアントに持ち、国際基準に準拠した複雑な案件に携わることができます。
中小監査法人の場合、クライアントの企業規模は小さい傾向ですが、より早い段階で責任あるポジションを任され、企業全体を見渡す視点や経営者目線を養う機会を得られるでしょう。

監査法人でのキャリアプラン

監査法人では、スタッフとしてスタートし、シニアスタッフ、マネージャーとキャリアを積み重ね、最終的にはパートナーを目指します。
特に大手監査法人ではパートナー昇進の競争が激しい傾向ですが、中小監査法人では30代での昇進も珍しくありません。

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会計士のキャリア2: FAS・コンサルティングファーム

FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)は財務業務に特化したコンサルティングファームです。
Big4監査法人系のアドバイザリー会社は、知名度が高い傾向ですが、税理士法人を母体とした税理士法人系FASや、独立系ブティック型のコンサルティングファームもあります。

FAS・コンサルティングファームで会計士が担う仕事内容

FASでは、M&A支援企業・事業再生支援フォレンジック(企業価値向上支援)など、会計を切り口とした支援を行います。
中でもM&A支援業務における財務デューデリジェンスとバリュエーションの比重が大きく、ニーズも高い傾向です。

会計士がFAS・コンサルティングファームで働くメリット

FAS・コンサルティングファームで働くメリットは、専門性を磨きつつ、クライアントの経営課題に深く関与できる点です。
M&A支援や企業・事業再生支援では、経営者と直接やり取りを行い、戦略的な意思決定に貢献することができます。
また、業務を通じて幅広い業界知識が身につくだけでなく、人脈を築ける環境は、将来の独立や転職にも役立つでしょう。

FAS・コンサルティングファームでのキャリアプラン

キャリアの初期段階では、アナリストやアソシエイトとしてデータ分析や提案業務を担当し、ヴァイスプレジデントなどのマネージャークラスに昇格すると、プロジェクト全体の管理やクライアント対応が求められます。
その後、ディレクターやパートナーとして、案件の獲得や法人経営に関与する道もあります。
専門性の向上とともに選択肢が広がっていくため、事業会社のCFOや独立コンサルタントとしてキャリアを築くケースも少なくありません。

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会計士のキャリア3:税理士法人(会計事務所)

会計士有資格者は所定の講習を受け、考査に合格し、面接・審査を通過することで、税理士として登録できます。
そのため、税理士法人(会計事務所)で税理士として働くことも会計士のキャリアとして考えられるでしょう。

税理士法人(会計事務所)で会計士が担う仕事内容

税理士登録した会計士は税理士の独占業務である税務代行税務申告書の作成税務相談対応を行うことができます。
その他、クライアントの経理業務を代行する記帳代行巡回監査も重要な業務の一部です。
事務所によっては、事業承継や組織再編、M&Aなど高度な税務対応や経営コンサルティングにも携わる機会もあります。

会計士が税理士法人(会計事務所)で働くメリット

会計士が税理士法人(会計事務所)で働くメリットは、税務の実務経験を深められる点です。
特に独立を目指す会計士にとって、税務スキルは大きな武器となります。
また、中小企業や個人事業主との密なやり取りを通じて、幅広い業界知識人脈を築くことができるのも魅力です。

税理士法人(会計事務所)でのキャリアプラン

キャリアスタート時は記帳代行や税務申告を担当し、その後、巡回監査や経営コンサルティングなどの業務に携わるようになるなど、次第に専門性の高い業務を担うようになります。
最終的なキャリアは、パートナーシップを得て法人経営に関わることや、独立開業して自身の事務所を持つことが多い傾向です。
税務の専門知識を武器に、大手企業の税務部門や財務コンサルタントへの転職を目指すケースもあります。

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監査法人と会計事務所の違いは?公認会計士のキャリアの選び方

会計士のキャリア4:上場企業

近年、一般企業の会計士採用が増加しています。特にIFRSによる決算書作成やM&Aなど、高度な専門知識が求められる上場企業では、会計士のニーズが高い傾向です。

上場企業で会計士が担う仕事内容

上場企業における会計士の主な業務は、決算業務国内・海外連結IFRS対応有価証券報告書の作成J-SOX対応など多岐にわたります。
また、M&A推進や組織再編、経営戦略の立案にも携わることもあるでしょう。

会計士が上場企業で働くメリット

安定した環境高収入を得ながら、自社利益のためにやりがいを持って業務に取り組めることが、上場企業で働く最大のメリットです。
上場企業は組織として成熟しているため、福利厚生やワークライフバランスが整備されているケースが多く、長期的なキャリア形成にも適しています。
また、クライアントの間違いを指摘する監査業務に対してやりがいを見失ってしまった場合は、企業に所属し、自社の利益に貢献できる立場にやりがいを感じることができるでしょう。

上場企業でのキャリアプラン

上場企業でのキャリアプランは、経理や財務のスペシャリストとしてキャリアを積み上げる道が一般的です。
経理部門で経験を積んだ後、管理職や経営企画部門への異動を経て、企業の中核的なポジションを担い、最終的にはCFOや監査役として経営層の一員を目指すこともできます。
その他、上場企業での経験をもとに、スタートアップのCFOやコンサルタント、あるいは独立を選択するなどの選択肢もあります。

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会計士のキャリア5:ベンチャー企業・IPO準備企業

ベンチャー企業・IPO準備企業で会計士が担う仕事内容

ベンチャー企業やIPO準備企業では、上場基準に適した経理体制の構築内部統制の整備資金調達に関する財務戦略の立案・実行など、幅広い業務を担います。
企業規模が小さい場合は、法務や総務、税務といった管理部門全般を兼務することもあり、多岐にわたる業務を経験する機会があるでしょう。

会計士がベンチャー企業・IPO準備企業で働くメリット

ベンチャー企業やIPO準備企業で働くメリットは、意思決定のスピードが迅速で、資金調達や上場準備といったダイナミックな業務に携われるなど、総合的なビジネススキルを磨く機会にも恵まれやすい点です。
CFOや経営幹部として会社の成長に直接貢献できるだけでなく、ストックオプションの付与によって上場成功時に大きなリターンを得られる可能性もあるでしょう。

ベンチャー企業・IPO準備企業でのキャリアプラン

ベンチャー企業では、経理や財務業務を通じて上場準備の実務経験を積み、その後CFOやCOOといった経営陣の一員を目指すキャリアパスが一般的です。上場達成後は幹部として活躍できるでしょう。
また、上場達成経験をもとに他のIPO準備企業を支援したり、独立してファイナンシャルアドバイザーやコンサルタントとして活動したりする選択肢もあります。

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会計士のキャリア6:外資系企業

会計士のキャリア6:外資系企業

公認会計士資格と英語力を兼ね備えている場合は、外資系企業も有力な選択肢です。

外資系企業で会計士が担う仕事内容

外資系企業における会計士の主な業務として、本国への財務レポーティング予算策定連結決算業務FP&A(財務計画・分析)内部監査などが挙げられます。

会計士が外資系企業で働くメリット

外資系企業で働くメリットは、高い年収水準やスキルを磨ける業務環境です。
成果主義の文化が浸透しているため、実力に応じた昇進のチャンスもあります。
英語力を活かして海外拠点との業務や本社対応を行い、国際的なキャリアを築ける点も大きな魅力です。

外資系企業でのキャリアプラン

会計士が外資系企業で勤める場合、アカウンタントやコントローラーなどのポジションを経験後、経理財務部門のトップであるCFOを目指すキャリアプランが一般的です。
海外本社や他国の拠点で勤務することで、グローバルな視野を持つプロフェッショナルとしてキャリアを広げることもできるでしょう。

会計士のキャリア7:独立

独立も会計士にとって魅力的なキャリア選択肢のひとつです。
公認会計士資格により税理士登録も可能なため、税務業務を含めた幅広いサービスを提供できる会計事務所や税理士事務所を開業するケースが一般的です。

最近では、士業としての独立に加え、経営者として新規ビジネスで起業する選択肢も注目されています。
「会計×IT」などの革新的なビジネスモデルを展開し、CFOやCEOとして活躍する公認会計士も増えています。
また、フリーランスとして柔軟な働き方を選ぶ人もおり、外部委託や非常勤業務を通じて収益を確保する方法もあります。

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会計士の転職は特化型転職エージェントに相談しよう

会計士の転職は会計士特化型転職エージェントへの相談がおすすめです。
ここまでご紹介してきた通り、会計士のキャリアは、監査法人だけでなく、税理士法人、事業会社、外資系企業、ベンチャー企業など多岐にわたり、それぞれで求められるスキルや働くメリットが異なります。
幅広い選択肢の中から自分に合ったキャリアを選ぶためには、業界知識が豊富な専門家のアドバイスが不可欠だと言えるでしょう。

また、会計士のようなハイクラス人材を対象とした求人は、一般的な転職サイトにはあまり掲載されていません。
会計士を採用するポジションは企業経営に重要な役割を担うケースが多く、募集背景から経済状況などの内部情報が推測されてしまうことがあります。そのため、転職エージェントの「非公開求人」を利用して会計士を採用する企業が増加しています。
非公開求人とは、企業と求職者双方の求める条件を満たした場合にのみ紹介されるため、求人情報の公開範囲を制限することが可能です。
より効率的に転職活動を進めたい方は、会計士に特化した転職エージェントを活用すると良いでしょう。

まとめ

会計士としてのキャリアの選択肢は幅広く、それぞれ仕事内容や働くメリット、求められるスキルも異なります。
そのため、各キャリアを正しく理解し、自身の目指すキャリアプランやライフスタイルに合った道を選ぶことが重要です。

しかし、実際にどのキャリアが自分に適しているのか迷うこともあるでしょう。
そのような場合は、会計士に特化した転職エージェントを活用することをおすすめします。
希望条件に合う会計士求人の紹介はもちろん、会計士の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーからの情報提供や転職サポートを受けることが可能です。

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