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IT導入における導入決定者と利用者の意識ギャップ調査

公開日2020/04/11 更新日2020/04/12

働き方改革関連法の影響で、業務の効率化を図るため、多くの企業がIT製品を導入する動きが加速していますが、導入決定者と利用者間の意識にギャップがあることが、「ITツール導入に関するアンケート」によって明らかになりました。

導入決定者と利用者が違うために生まれるギャップ

業務効率化の有効な方法の一つが、ITツールの導入です。ところが、利用者の74%がIT導入時に「十分な説明を受けていない」と回答するなど、多くの不満を抱えていることが、IT製品のレビューサイト「ITreview」を運営するアイティクラウド株式会社の調査で浮き彫りになりました。

その要因と考えられるのが、多くの企業が導入決定者と利用者が異なっていることによるITツールに対する考え方の違いです。

その違いを如実に物語っているのが、導入決定者の86.5%が「導入時に利用者のヒアリングを行っている」と回答しているものの、利用者の74.0%は「十分な説明を受けていない」と、かなりの食い違いがある調査結果です。

「扱いやすさ」と「機能やスペック」への意識の違い

その結果、業務の効率化を目指して導入したITツールが、実際に利用する担当者からは「使いにくい」という声が多く上がるなど、導入決定者と利用者のコミュニケーション不足が、ITツール選定の失敗に繋がっているようです。

ちなみに、ITツールを「入れ替えたことがある」が17.6%、「入れ替えを検討している」が54.1%、「不満はあったが入れ替えていない」が28.3%です。

では、導入決定者と利用者の意識の違いですが、利用者は「ツールの扱いやすさ」を最も重視してほしいと感じているのに対し、導入決定者は充実した「機能やスペック」を重視し、“扱いやすさ”は二の次にしていることが分かりました。

ITツールの選定は利用する側の目線に立つことが大切

どのようなITツールを導入するのかを決定するのは、管理部門の担当者が多いが、どうしても多機能な高スペックのツールを選びがちです。

ところが、実際にツールを扱う現場では、無駄な機能も多く、むしろ多機能・高スペックよりも、扱いやすさを求めているということです。

せっかくのITツール導入も、扱いにくいものなら効果を発揮することが難しくなります。ましてや、利用者の不満により入れ替えとなっては、導入コストも手間も無駄になってしまいます。

ITツール選定の際には、事前にしっかりと利用者の声を聞いて検討することが重要で、利用する側の目線に立って選定することが、ITツール導入の失敗を防ぐことに繋がるといえるでしょう

まとめ

ITツール導入の一番の目的は、業務を効率化して生産性の向上に繋げていくことです。したがって、導入決定者と利用者の間で、十分に議論を行ってから導入するのが理想ですが、職場によっては話し合いの時間を取ることが難しい場合もあります。

また、導入決定者も利用者も、そもそもITツールについての知識や経験が乏しく、何を導入するのが最適なのか分からないケースもあるでしょう。そんなときに参考になるのが、「口コミ・レビュー」です。ITツール導入後の、リアルな声を確認して、失敗のない選択をしましょう。

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