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日本企業のプロジェクトマネジャーはスキル不足?

公開日2020/04/29 更新日2020/04/30

事業をスムーズに進めるためにプロジェクトを立ち上げて取り組むことが多いだろうが、そのプロジェクトを成功に導くのがプロジェクトマネジャー(PM)の役割だ。

たとえば、新商品開発に伴う新しいサービスを展開するとなれば、品質やコスト、納期、スケジュールや予算の管理など、すべての責任を持つのがPMだが、PMの力量がプロジェクトの成否に大きくかかわっていることが、株式会社ネオマーケティングの「プロジェクト推進に関する意識調査」で明らかになった。

調査は、全国の25歳~59歳のプロジェクト制度がある企業に勤務するビジネスパーソン1,200名を対象に実施したが、「PMが原因でプロジェクトの迷走や炎上の経験がある」は38.0%で、4割近くもPMが原因と受け止めているようだ。

その理由は「合意形成ができていない」、「プロジェクトの進捗を見える化ができていない」、「計画・目標設定能力が足りなかった」、「はっきりと指示しない」、「コミュニケーション力が足りない」などで、自社のPMを「名ばかりPM」だと思うビジネスパーソンは6割以上にのぼっている。

PMのスキル不足が大きな課題といえそうだが、PM経験者の57.0%が「会社を辞めたくなった」と回答している。

では、企業はPMをしっかり育成しているのかといえば、6割の役員クラスは「教育している」と答えているが、PM経験者の6割以上は「教育を受けていない」と回答し、企業と社員の間に深い溝が生じていることも浮き彫りになっている。

ところで、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)という、PMのプロフェッショナルを指す資格があることをご存じだろうか。

国内のPMP取得者は約4万人だが、米国では約33万人、中国でもここ数年急増し約30万人もの有資格者がいる。日本でも、プロフェッショナルスキルを持ったPMを増やしていくことが、これから求められてくるのではないだろうか。

もちろん、PMスキルの向上や資格取得だけでは、プロジェクトを成功に導くことはできない。成功に導く強い信念、リーダーシップといった人間力がさらに必要となりそうだが、それは企業全体での取り組む必要がありそうだ。

PM育成の重要性を経営陣に説得するのは、総務や人事担当者の役割となりそうだ。

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