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不透明な時代だからこそ高まる経営分析の重要性

公開日2021/01/01 更新日2021/01/02


会社を効率よく経営していくためには、経営状態を常に把握しておかなければなりません。そのため必要となるのが経営分析です。経営分析とは、決算書など財務諸表などの客観視できる数字から経営状態を可視化することですが、どのような手法があるのでしょうか。

経営分析とは?

経営分析とは、貸借対照表や損益計算書などから、自社の経営状態を客観的に把握することです。貸借対照表や損益計算書などから、生産性や収益性、安全性などの指標を求め、それを基に経営方針の決定を行うなど、いわば重要な経営の指針となるものです。

経営状態を把握するということは、経営者にとっては当たり前のことですが、把握しているつもりでも、どうしても希望的観測や主観が入ってしまいます。経営分析によって示された指標は、主観や希望的観測を取り除いた客観的な数値、つまり現実の経営状態です。

経営状態を知ることは、健全な成長を目指すうえで欠かせない要素です。たとえば、計画中の新規プロジェクトが、経営分析によって“高い成長率が見込めるものの、安全性が低い”という結果が出た場合、見直すことによって安全性を高めることもできます。

経営分析に必要な知識

経営分析に必要となるのが、会計・財務についての基本的な知識です。最低限、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の一定期間の経営成績や財務状態を表す財務諸表に関する知識は習得しておく必要があります。

会社を経営していくためには、簿記に記帳された数字を眺めるだけでは、本当の経営状態を把握することはできません。自社の経営状況を正確に把握するためには、経営分析に関する知識を習得しておく必要があります。

経営分析が重要なのは、自社の問題点・弱点・改善点を発見し、事前に対策を立てることができることです。客観的な数値によって、営業数値の悪化の予兆や業績悪化のサインなどをいち早く察知することも可能となります。

ましてや、目まぐるしい経済情勢の変化や、今年のコロナ禍のようなアクシデントにも、影響や被害を最小限に抑えるためにも、経営分析によって自社の経営状況を正確に把握しておくことは、効果的な手段の一つといえるのではないでしょうか。

経営分析の手法

経営分析の手法には「収益性分析」、「安全性分析」、「生産性分析」、「成長性分析」、「活動性分析」などがあります。

「収益性分析」とは、企業の資本・売上などを相対的に見ながら、どれだけの利益を生み出せるかを測るための分析です。

資金調達と運用のバランスや将来の見込みがあるかなどを分析するのが「安全性分析」で、金融機関が融資をしても返済が滞らないかなどをチェックするための指標としても用いられています。

会社の生産性をチェックする分析方法が「生産性分析」で、従業員1人あたり、機械1台あたり、資金1,000万円あたりなど、細かく確認することができます。

企業の売上高や総資産などの規模がどのように変化しているのかをチェックするのが「成長性分析」で、企業の今後の見通しや、どのように発展していくのかを把握することができます。

「活動性分析」とは、会社のマネジメントが活発に行われているのかを、売上と資産から確認していく分析方法で、資本が正しく使われているのかを測る方法でもあります。

これらの分析を、財務諸表の数値を用いながら進めていきますが、信ぴょう性のある分析結果を得るためには、正確な財務諸表が必要です。分析の基になる数値に誤りがあれば、経営判断にも誤りが生じかねません。

経営分析には、さまざまな手法がありますが、正確な経営分析を行い、指標をうまく活用しながら目標達成を目指すのが、経営者に求められる資質といえそうです。

まとめ

経営分析とは、財務諸表から自社の状態を客観的に把握することです。経営を担うポジションに意欲のあるビジネスパーソンなら、分析によって自社の強みと弱みを的確に知り、実態に即した経営戦略を立てられるようになりたいものです。

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