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梅雨シーズン到来! 恵みの雨か?憂いの雨か?

公開日2022/05/25 更新日2022/05/26

店頭や花壇に咲いている紫陽花の彩りが楽しみな季節になりました。しかし、この時期は、体調不良をきたしやすく、それどころではないと憂鬱な人もいるのではないでしょうか。

天気や天候はどうすることもできず、付き合っていくしかありません。5月末から7月中旬にかけ、雨の日が多くなる梅雨シーズンは、湿気が多くなります。しかし、肌にはやさしい季節だったり、土埃が立ちづらく、大掃除に向いているなど、この時期ならではのよいこともあります。

梅雨シーズンに便乗して、今年前半の健康を見直し、暑い夏に備えるべく、体調管理をしていきませんか。

梅雨入り・梅雨明け

気象庁は5月4日に一番早い梅雨入りをした沖縄地方に続いて、5月11日に奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。

平年は、これから6月中旬にかけて、日本各地で梅雨に入り7月中に梅雨が明けていきます。梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日程度の映り変わりがあります。既に、お住まいの地域によっては、梅雨シーズンの真っただ中かもしれません。



健康面での配慮

この時期はとても体調を崩しやすい気候になっているようで、体調不良は自然な体の反応ともいえます。では、具体的にみていきましょう。

●自律神経の乱れ

気温や湿度のばらつきによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果、体にさまざまな症状が現れます。

頭痛、倦怠感、腹痛などの症状が出たり、一日のうちでも温度差の激しさから風邪をひき、長引くこともあります。なかには、肩こりや腰痛がひどくなったり、寝つきや眠りの質に影響を受ける人もいるのです。

また、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が悪化し、セルフケアの時間を有したり、通院を余儀なくされることもあるでしょう。自律神経失調症になる人もいますが、出現の有無や症状には、個人差があります。

●湿気による不調

梅雨シーズンはいわば、雨期です。他の季節よりも、湿気が多くなり、“ジメジメ”という表現で示されることもしばしばあります。どんよりした空気感に、気分が沈んでしまいがちです。

湿度が高くなると、発汗による温度調節効果が下がり、体内に熱がこもることで体力の消耗が激しくなり、だるいと感じやすくなります。

場合によっては、消化機能の働きが悪くなり、食欲不振に陥ることもあるようです。室内環境を維持するために、こまめな換気や除湿機を活用する人もいるでしょう。これらは、カビ対策だけではなく、心身によい効果をもたらします。生活のうち、大半を過ごす自宅や職場の室内環境にも注目しましょう。

自宅での過ごし方

趣味活動の時間が天候に影響され、思うように過ごせず、ストレスが増加する人もいるかもしれません。しかし、食事、睡眠、運動などの生活習慣を見直し、少しでも体調管理に気を付けて過ごしてはいかかでしょう。

●食事

体調不良で体力低下やだるさを感じる梅雨時には「ビタミンB群」を摂取することで対策になります。とくに、「ビタミンB1」は、糖質を分解してエネルギーに変える役割を果たすことから「疲労回復ビタミン」「ストレスビタミン」とも呼ばれるほど、疲労やストレスに対して絶大な効果を発揮します。栄養バランスを心がけ、調理方法で飽きがこないように工夫しましょう。

・ビタミンB1(玄米・発芽米・全粒粉パンなど胚芽付きのもの、豚もも肉、豚ロース肉、紅鮭など)

・ビタミンB2(魚介類、牛乳乳製品、卵、納豆や緑黄色野菜、キノコ類など)

・体を温めるもの(ごぼう、人参、レンコンなどの根菜、卵、赤身肉、チーズ、魚介類など)

ねぎ、しょうが、とうがらしなどの薬味やスパイスは血行を促進して体を温め、発汗作用もあるので体内の水分も排出してくれます。また、この時期は、体力を消耗し内臓も弱りがちなので、種類が豊富で調理もしやすい消化吸収力に優れた魚でタンパク質を摂りましょう。

●睡眠

梅雨シーズン特有の寝苦しさがあるこの時期は、心地よい睡眠のために、睡眠環境を整えることが非常に大切です。

快眠のために最適とされる環境は「気温26度以下」「湿度50~60%」といわれています。冷房で室温を26度前後に保つと寝やすくなります。つけっぱなしにすると体を冷やしてしまう原因にもなるので、タイマー機能を使って可動時間を調節しましょう。

また、除湿機能による湿度調整や除湿機を活用することもおすすめです。寝具は湿った状態になるとダニやカビが発生しやすくなります。晴れの日には布団を干したり、短時間でも日光に当てるなど、寝具の清潔を保持しましょう。

●運動

日頃から運動の習慣がない人は、体調不良によって、さらに運動の機会を失くすかもしれません。

体の中に余分な水分の溜まりやすい梅雨シーズンは、適切な運動を行うことが大切です。水分や老廃物が排出されないと、むくみや食欲不振といった不調につながります。運動は簡単なものでよいので、毎日の中に少しでも取り入れましょう。

おすすめは「ストレッチ」と「筋トレ」です。運動のタイミングは、体の温まった入浴後が最も効果的ですが、仕事や家事がひと段落したとき、空いた時間や気が向いたときでもよいでしょう。

テレビを見ながら、音楽を聴きながらなど、「ながら運動」で、10回や10分など、自分の負担にならない範囲で気軽に行えば十分です。また、運動を行う前には水分補給を行うと得られる効果が高まります。水分を取り入れることで基礎代謝が上がります。その結果、水分の排出や体脂肪の燃焼が効率良く行われ、むくみの予防や改善が期待できます。

まとめ

先日、来日した外国人は、日本のよいところは、「四季があるところだ」と話していました。桜満開、澄み切った夏空、赤や黄に色づく紅葉、雪景色など、これらは気候が生み出す賜物です。天気と気候は、人間がどうすることもできないことです。だからこそ、健康リスクマネジメントで、梅雨シーズンを快適に過ごしましょう。

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