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【調査結果発表】「ウェルビーイング」を知る人が会社で“幸せ”なワケ

公開日2022/08/29 更新日2022/08/30

今年(2022年)6月7日に政府が閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2022」(骨太方針2022)では、重点投資分野の一つに「人への投資」が掲げられました。

人事部で働く皆さんにとって「人的資本経営」「健康経営」「ウェルビーイング」などの言葉はここ数年、自社の課題として重要な存在なのではないでしょうか。なかでも「ウェルビーイング」は、従業員のエンゲージメントを高め、業務の生産性や人材の定着率に直結する概念として注目されています。

「ウェルビーイング」は直訳すると「健康・幸福・福祉」など。ただし一般的には、心身の健康だけでなく、前向きな気持ちを感じることができ、社会的に良好な状態を保っており、完全に満たされた状態であると定義されています。心の豊かさを重視する時代となり、働き方改革やコロナ禍などの影響で人々が考える“幸せ”の定義が多様化している今。働く人々の「ウェルビーイング」が、企業発展を左右すると言えるでしょう。

今回ご紹介するのは、この「ウェルビーイング」に関する調査です。働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」シリーズを開発・提供する株式会社チームスピリット(代表取締役:荻島 浩司氏)は、ビジネスパーソン800名を対象に「ビジネスパーソンのウェルビーイングに関する実態調査」を実施しました。ここではその結果の一部をご紹介します。

<調査概要>

調査名:ビジネスパーソンのウェルビーイングに関する実態調査

調査期間:2022年6月17日~6月19日

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国のIT・コンサルティング業に勤める20~59歳の一般社員(部下がいないビジネスパーソン)

回答者数:800名

結果概要>

・全体の45.6%が「ウェルビーイング」を認知していると回答。若い世代や所属先の企業規模が大きい人ほど「ウェルビーイング」という言葉を認知している。

・「総合的に見て、現在の自分にとって良いと思える会社で働いているか」の問いに、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と計55.9%の人が回答。ウェルビーイング認知者の方が非認知者よりも「良いと思える会社で働いている」と回答した割合が高かった。

・「チームの心理的安全性が保たれているか」の問いに計52.9%の人が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答。ウェルビーイング認知者ほど、その割合が高い。

・「チーム目標や役割分担、実行計画が明確になっているか」の問いに計48.5%の人が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答。ウェルビーイング認知者ほど、その割合が高い。

・「自分達の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っているか」の問いに計39.4%のが「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答。ウェルビーイング認知者ほど、その割合が高い。


「ウェルビーイング」を知っている人は半数以下!

最初に「ウェルビーイング」という言葉を知っているかを尋ねた質問では、「知っている・意味が分かる(18.6%)」「意味は正確ではないが耳にしたことがある(27.0%)」を合わせると計45.6%に。世代別および企業規模別に見た結果は下記グラフのとおりです。若い世代や所属先の企業規模が大きい人ほど、「ウェルビーイング」という言葉を認知しています。


「ウェルビーイング」を知っている人は会社で満足度が高い!

「総合的に見て、現在の自分にとって良いと思える会社で働いているか」を聞いた質問で、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人は全体の55.9%。
ウェルビーイング認知者だけで見ると、73.1%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答え、ウェルビーイング非認知者(49.4%)と比べて23.7ポイントも高い結果となりました。


また、所属チームの心理的安全性(組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと)が保たれているかについても質問。
「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人は計52.9%でした。
ウェルビーイング認知者だけで見ると62.2%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答し、ウェルビーイング非認知者の45.0%と比べて17.2ポイント高い結果になりました。


所属チームの目標や役割分担、実行計画が明確になっているかについては、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人が48.5%で半分弱でした。
ウェルビーイング認知者だけで見ると56.7%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答し、ウェルビーイング非認知者の41.7%と比べ、15ポイント高いことが判明しました。


所属チームでの自分達の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っているかについては、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人が39.4%でした。
ウェルビーイング認知者だけで見ると48.3%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答し、ウェルビーイング非認知者の32.0%と比べ、16.3ポイント高い結果でした。


以上が、チームスピリット社による「ウェルビーイング」に関する調査結果です。

ウェルビーイングを認知している人々はそうでない人々に比べて、「良いと思える会社で働いている」「所属チームの心理的安全性が保たれている」「所属チームの目標や役割分担、実行計画が明確になっている」「自分達の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っている」の全項目で高い結果となりました。このことから、ウェルビーイングを知る機会のある企業は、従業員にとって働きやすい環境と言えそうです。

企業が従業員のウェルビーイングを重視するためには、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出す人的資本経営が不可欠です。「マネジー」では、平日のランチタイムで学べるウェビナーイベント「ランスタ」で人的資本経営のセミナーが開催されました。専門家が講師となって詳しく解説しており、ご好評いただいています。「9月2日」まで見逃し配信もしているのでぜひご視聴ください!


人的資本経営のカギは健康管理にあり!~戦略的な健康管理から始める組織活性の方法を解説~
メディフォン株式会社  友久 甲子 氏
人的資本経営やウェルビーイング経営に注目が集まるに伴い、「生産性や企業価値の向上を実現するためには、人材への投資を行い、エンゲージメントを高めることが必要不可欠である」という考え方が一般的になってきました。本ウェビナーでは、「今なぜ人的資本経営が求められているのか?」「人的資本経営を行っていくにあたり何から始めればよいのか?」について、従業員の健康という視点から解説していきます。
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