公開日 /-create_datetime-/
「約7割の企業が中途採用担当者の人手不足を感じている」 これは、株式会社Hajimariが運営する即戦力人事紹介サービス「人事プロパートナーズ」が、中途採用責任者を対象にアンケート調査*して明らかになった結果です。
*調査方法:インターネット調査
調査対象:中途採用を年間10名以上実施している会社の人事部長・人事役員・中途採用責任者100名
調査期間:2022年12月7日~12月9日
この結果からもわかるように、ここ数年多くの企業が中途採用に困難を極めています。 そこで今回は、人事部門の人不足の原因と、中途採用の活路を見出すアウトソーシングについて詳しく解説します。
人事担当者にとって採用は、企業の競争力を左右する重要な仕事です。優秀な人材を採用できなければ、いくら人材育成や報酬を工夫したとしても、それは徒労に終わってしまうでしょう。そのため中途採用担当者は、採用要件の設置から母集団の形成、選考、内定までのプロセスを、神経を研ぎ澄ませながら一挙に担う必要があります。
しかし、これだけの工数を限りある人員で行うには限界があり、十分な採用活動を行えていないのが現状です。実際に同調査では、「約半数の企業が採用人数目標に到達していない」という結果も出ています。
つまり企業の採用難は、中途採用担当者が採用業務に十分なリソースを割けていないことが一因のひとつであることがわかります。この状況を打開するには、中途採用担当者の負担を軽減させるアウトソーシングの活用が必要です。
アウトソーシングとは、自社業務を外部に委託することをいいます。採用活動においてアウトソーシングを利用する場合、求人から応募者管理、選考、スカウトといった工数をカットできるので、採用担当者は面接などの重要業務に集中することが可能です。また、採用のミスマッチや採用後の人材定着への懸念も、人事のプロフェッショナルに依頼すれば改善が期待できます。
実際に「採用業務の課題の解決策としてアウトソーシングを挙げている企業は全体の56.3%」という調査結果も出ています。人事の人不足や採用フローの効率化のためにも、アウトソーシングの検討は有効な手段といえるでしょう。
1.採用コストの削減
採用業務を外注化することで、あらゆる採用コストを抑えることが可能です。例えば採用にかかるフローを委託すれば、そこに割いていた人員やシステム管理の固定費などがカットできます。また、多様化する採用手法をキャッチアップすることは企業にとって負担となりますが、プロに任せればこうしたムダも省けるため効率的です。
2.コア業務に専念できる
多くの企業が即戦力を求め、今後ますます中途採用に力を入れていくことが予想されます。競争が激化する採用業務において、優秀な人材の獲得は最重要課題といってよいでしょう。限られた人材でリソースフローを行うには、コア業務に集中できる環境を整えることが急務です。提携業務やルーティン業務はアウトソーシングにお任せすれば、優先すべき業務へ必要な人材を割り振ることができ、結果として人材不足の解消にもつながります。
3.組織の肥大化を抑制
人材獲得に躍起になるあまり、スカウトや定期的な説明会の開催、SNSやDMを駆使した採用活動など、すべての採用業務を内製化するのは要注意です。手を広げすぎるとその分、担当者や決定機関が増え、採用に直結しない業務も増えていきます。こうした業務のムダを省くためにも、アウトソーシングを活用して組織の肥大化を抑止しましょう。
アウトソーシングの重要性がわかっても、自社でどう活用したらよいかは悩みどころです。ここでは、人材獲得競争を生き抜くために必要な2つのアウトソーシングと、その役割を合わせて見ていきましょう。
採用代行と一言でいっても、請け負う内容やかかるコストはアウトソーシング会社によって異なります。そのため、採用ノンコア業務をすべて委託したい、採用計画の立案まで任せたいなど、依頼前に自社とアウトソーシングの採用業務の線引きを明確にしておくことが大切です。見積もりや導入事例を参照し、自社のニーズに合ったサービスを選びましょう。
中途採用に利用している媒体について「求人サイト」「自社ホームページ」と回答した企業が約7割という調査結果となっています。つまり、企業の顔である自社メディアは人材獲得のための貴重な流入経路であることがわかります。そのため、母集団の形成は採用手法により人を集めるだけでなく、企業の魅力を伝えて人が集まる状態にすることも重要となります。自社メディア、SNSなどを活用した効率的な発信方法も、アウトソーシングを活用すれば一括管理できます。集客フローを自動化できるので、採用効率もアップするでしょう。
企業の採用活動は、今後ますます中途採用の比重が増すことが予想されます。人事部門において、中途採用担当者の人手不足や採用工数の簡略化は、優秀な人材獲得に必要不可欠です。限られた人員で課題を解決するためには、業務の一部を委託するアウトソーシングが力を発揮します。自社の採用業務をレベルアップさせ、人材不足を解消するためにもアウトソーシングを検討してみましょう。
■参考サイト
PR TIMES|【企業の中途採用実態を調査!】半数以上が採用人数目標を達成できず、「人事部の人手不足」を実感
BPOの導入方法 ~業務効率化とコスト削減でビジネス課題を解決~
受発注業務事例のご紹介
<人的資本開示 初級編 > 企業が知っておくべき人的資本と捉え方
【衛生管理者の基本がわかる!】衛生管理者の選任と活動内容
はじめての人事給与BPO(アウトソーシング)活用ガイド
【管理部門199人に聞いた実態調査】 2024年GWの10連休取得率や最多連休日数などを発表!
【〆切は4月30日】バックオフィスで頑張るアナタへ。新年度応援キャンペーン!豪華賞品が当たるチャンス
新卒/中途社員への「オンボーディング」実態調査
管理部門・士業の「資格取得状況・キャリアアップ意欲」調査2024
毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果速報等 など|4月8日~4月14日官公庁お知らせまとめ
工事請負契約書とは?作成時の注意点などを解説!
社員の生産性を高める「ワーク・エンゲージメント」とは?~メンタルヘルス不調や定着率・離職率との関連について~
組織を成功に導くサーベイツールの選び方
業務委託契約(Service Agreement)の英文契約書を作成する際の注意点を弁護士が解説
【面接対策】ハイスキルエンジニア学生を惹きつける!必見の面談テクニック!
役員の就任・新任に必要な書類と手続きは?登記申請の方法
定時株主総会を成功させるための事前準備と、法務部門が果たす役割
管理部門士業に聞いた!新卒社員への「上司のホンネ」実態調査
【早期お申し込み期限は4月12日(金)】アマギフ500円分ゲットのチャンス!-Manegy ランスタWEEK for 経理&法務-
管理部門・士業の「女性」雇用実態レポート2024
公開日 /-create_datetime-/