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年末年始に観たい、管理部門や士業が活躍する映画・ドラマ特集

公開日2018/12/28 更新日2018/12/27

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年末年始といえば、こたつに入っていつまでもゴロゴロ。寝正月を楽しむという方もいるのではないでしょうか。

そんな、正月はのんびりしたい人に見てほしい、管理部門や士業が活躍するおススメの映画・ドラマを紹介します。

99.9-刑事専門弁護士-

松本潤さん（深山弁護士）主演の、刑事事件ばかり引き受ける変わり者弁護士が、くだらない親父ギャグを言ったり、おいしいおつまみをつくったり、まじめに事件の真相を暴いたりするドラマです。

現在、日本では刑事事件で起訴されると 99.9％の確率で有罪になると言われており、検察が立証した事が丁寧に検証されることなく、有罪が確定してしまうのが現実だそうです。そんな中、深山弁護士は、現場まで自ら足を運び、残り0.1％が確定していない限りは、本当の事実を追い求めます。はじめは、香川照幸（佐田弁護士）など同僚に理解されない深山でしたが、真実を追い求める深山の姿に同僚も協力し合うように。

毎回予想のつかない展開にドキドキさせられ、時には深山が犯人疑惑で逮捕されたり、佐田が悪者？！と思わせる回があったりと目が離せないストーリー展開が魅力です。また、シーズンⅡに渡って徐々に明らかになる深山の過去も気になる見どころです。深山がなぜ弁護士になったのか秘密が隠されています。

深山と佐田先生との親父ギャグの応酬が笑えて、おもしろい要素も満載です。

チョコレートドーナツ

1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった、「母親に育児放棄された障害をもつ子どもと、家族のように一緒に過ごしたゲイの話」から生まれた映画です。

あたたかく、せつなく、悔しくて美しい、人間の大切なことすべてが詰まったような内容になっています。

シンガーを夢見ながらダンサーとして働いているルディは、ある夜ポールと出会い、恋に落ちます。二人が付き合いはじめた矢先、ルディは部屋の隣に住むダウン症の子ども、マルコと知り合います。マルコの育児放棄をしている、薬物中毒の母親が逮捕されたことにより、施設に預けられたマルコは、施設を抜け出します。マルコを発見したルディとポールは、3人で暮らすことに。家族のように愛に溢れた時間を過ごしていた3人でしたが、ある日、ポールとルディがゲイのカップルであることが周囲にバレてしまい、マルコは家庭局に連れて行かれることになります。

マルコと家族として一緒に暮らすために、2人はロニーという破天荒な黒人弁護士と共に裁判を起こします。最後は、偏見の塊である社会がもたらす悲しい結末がまっています。最後まで目が離せないお話しです。

ラストに、ルディが歌う“I Shall Be Released”は、涙なしには聞けません。

ショムニ

言わずと知れた痛快コメディドラマ、「ショムニ」です。ドラマは1～4シーズンまで放送され、特別ドラマや映画にもなり、日本の人気作のひとつとなりました。

舞台は満帆商事の総務部庶務二課、通称「ショムニ」。OLの掃き溜めと呼ばれる部署に、江角マキコふんする坪井千夏をはじめ、個性豊かなメンバーが活躍するストーリー。

社会の常識や会社内の上下関係を無視して、わが道を行くショムニメンバーたちが、リストラや会社の倒産・乗っ取りなど数々の事件をバッサバッサと解決していきます。坪井千夏が脚立を持って歩く姿、かっこいいですよね。見ていて気持ちがいいドラマです。

「会社でのストレスを発散したい！」という方には、正月中にスッキリできておススメの作品です。

ジヌよさらば〜かむろば村へ〜

個性派俳優の松尾スズキさんが脚本・監督された映画作品です。

銀行の融資管理部門に所属していたにも関わらず、金アレルギーになった高見武晴（松田隆平）は、お金を一切使わない生活をするため、東北の限界集落寸前の「かむろば村」に移住します。自給自足をせざるを得ない武晴ですが、現実は甘くなく、寒さに凍え村長である天野（安倍サダオ）に助けてもらうことに。村の人たちとも馴染んできたある日、村長の過去を知る不気味な男が出現し、村長の奥さん（松たか子）が拉致されます。村長選挙をめぐる陰謀とも絡みあい村長に危機が迫るというストーリーです。

映画は、キャラクターの濃い、目が光る神様が現れるなどファンタジー色が強く、ドタバタに話が展開していきます。つぎつぎに起こる事を追って行くうちに、あっという間に見終わっているという感じです。

ファンタジー色がありながらも、「お金を大事にするか、お金を得ることによって失っているものに目を向けるか」という、とても現実的なテーマに向き合わされます。