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「AI」中小企業での導入はどこまで進んでいる?

公開日2019/04/18 更新日2019/04/19

目覚ましいAI(人工知能)の進化が、ビジネス現場にも多くの影響をもたらそうとしているが、株式会社リアルインサイトが「日本の中小企業のAI導入状況」を調査したところ、AI導入率はわずか5.5%で、検討中は全体の59%ということが明らかになった。

AI導入率が一番高かった業種は、教育・学習支援関係で全体の16%、続いてIT・通信関係・情報サービス、運輸業・郵送業、卸売・小売、複合サービス業の4つが同率で12%と続き、農業や医療・福祉関係、コンサルティング・人材派遣、技術開発、保険業でもAI導入が進んでいるようだ。

ところで、AIに対する知識では、全体の59%が「全くない」「あまりない」「どちらでもない」だが、「将来的に導入を検討したい(現在導入済みを含む)」という回答も、全体の59%で、現在のAIに対する知識はまだ乏しいが、将来的に自社にAIの導入を考えている企業が多いという結果となった。

ところで、AI導入の障壁になっているのは、やはり導入コストである。社員数が少ない小規模事業所では、毎月のランニングコストは「10万円まで」が8割を占め、規模が大きくなるほどランニングコストも上昇しているものの、月100万円以上のコストを考える回答者は0という結果である。

2017年のMM総研調査による企業のAI導入率は、米国が約13.3%で、ドイツは約4.9%である。それに対して、日本はわずか1.8%とかなり遅れをとっているが、中小企業のAIに関する体系的な調査結果が存在していない。

そこで、リアルインサイトが、全国の中小企業506社(従業員300人以下または資本金3億円以下)の経営者・管理職、企業役員に対して、2018年12月~2019年1月に実施したのが、この「日本の中小企業のAI導入状況」だ。

現在、会社にAI導入を躊躇している企業役員・管理職の意識も、今後、AIを学ぶ機会の増加や、AIの知識が世間一般にさらに広がれば、大いに変わっていくことが予想されるが、総務担当者はその準備を早めにしておく必要がありそうだ。

関連記事:AIが職人技術の継承の橋渡しに(1) 組織の仕組みづくりとAIの活用

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