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もう「英語が苦手」は通用しない!?英文契約書の理解が法務のキャリアアップにつながる理由

公開日2019/06/30 更新日2019/07/01

インターネットによって海外に進出しやすくなったことから、国内のシェアを争うという方針を改め、海外の市場に目を向ける企業が増えてきています。 そこで重要となるのが「契約文書」です。海外の企業と契約を結ぶ際は、「英文契約書」が必須となるため、企業の法務には「英文契約書」の理解が求められます。 「英文契約書」を理解できれば、法務としての価値が上がり、収入アップが見込めるでしょう。 今回は、法務が「英文契約書」に関する業務をする上で、押さえておくべき重要なポイントをいくつかご紹介します。

ただ翻訳するだけではダメ?法務に英文契約書の理解が求められている理由

具体的には、日本語では「行間を読む」や「言葉の裏を読む」といった解釈が求められていますが、海外の企業とやりとりする際、契約書の中で書かれている単語に含まれている意味や、国・企業の解釈の違いにまで意識を向ける必要があります。

一例として「performance」という単語の解釈を、英文契約書の形式に当てはめて考えてみましょう。 「performance(パフォーマンス)」は、日本では「注目を浴びるための行動」と解釈されることが一般的ですが、英文契約書では多くの場合、「(契約における)履行・実行」という意味合いで用いられます。 また、IT関係の会社では「性能」といった意味合いで用いられることもあります。

文章を読み解くときに単語の意味を誤解したまま翻訳してしまうと、実際にビジネスを始めたときに全く違う理解のまま状況が進展してしまい、最終的な着地点が大きくずれてしまう可能性があります。 それを防ぐには、「法律の分野でこの単語はどう用いられるのか」を知っている法務担当者が、英文契約書に携わることが重要です。 そのような事情があるからこそ、英文契約書の作成や解釈の経験が豊富な人材は価値が高く、収入アップにつながる可能性が高いのです。

AIの翻訳技術は飛躍的に上昇したが、まだまだ発展途上である

Google翻訳に代表されるAIを使った翻訳ツールは、基本的な構造として「人間の脳神経細胞」が持つ学習機能をモデルとしています。 いわゆるディープラーニングと呼ばれるもので、言語の意味を認識する能力を飛躍的に上昇させた機械学習の手法になります。 機械翻訳にはいくつかの分類があり、現代ではその中で最新の「ニューラル型機械翻訳」という翻訳方法が各社で実用されつつ研究が進んでいます。

実際に日英翻訳の精度を見てみると、旅行英会話程度の短文であればほぼ問題なく翻訳できています。 ただし、日本語で省略している部分があると、助詞の解釈を間違えたり固有名詞を地名として認識したりと、スムーズな翻訳にならないケースも少なくありません。

契約書や法律文書の解釈では、以下の点をきちんと機械の側で理解しているかどうかが重要になります。

・英語と日本語で、法的に単語の意味が一致しているか
・文章が契約書であると文脈から把握できているか
・自社や相手先が独自の意味で用いている言葉を、きちんと訳せる機能が備わっているか

しかし、現段階では最新技術でも固有名詞と地名との違いが十分に解釈しきれていないレベルですから、まだまだ英語ができる法務担当者のニーズは根強いものと言えるでしょう。

法務職が英文契約書をマスターするには、「主語」と「述語」と「条件」をおさえる

日本と海外とを比較した際、使用する言語こそ違いますが、契約に求めることは基本的に変わりません。 それは「当事者同士の取引上における権利・義務」を定めることです。 権利と義務の関係は、契約書における当事者の間だけで発生し、当事者のどちらが欠けても成立しません。 よって、契約書の中で「誰が」問題になるのかを特定することは、決して難しいことではありません。

問題になるのは「どちらか」であって、それを理解するのに必要なのが「主語」と「述語」との関係です。 甲と乙の関係は、購入契約書ではPurchaser(買い手)・Seller(売り手)の関係になり、どちらかと言うと単純な解釈で済みます。 そこから、いくつかの条件が表記されるかが重要です。 どのような場合に、どのような権利・義務が生じるかによって、契約における有利・不利も変わってきます。 英文契約書を読み解く際には、主語と述語の関係と、そこに至る条件をおさえておくものと心得ておきましょう。


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