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サラリーマンのお小遣い減少傾向という悲しい現実

公開日2019/07/19 更新日2019/07/20
サラリーマンのお小遣い減少傾向という悲しい現実

新生銀行が、20代から50代の勤めている男女に実施した「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男女とも、昨年より減少していることが明らかになった。

男性会社員の毎月のお小遣い額は、前年より3,089円減少の36,747円で、1979年の調査開始以来、男性は過去2番目に低い金額となり、女性会社員は前年より1,585円減少の33,269円、こちらは、過去最も低い金額となっている。

男性会社員でとくに落ち込んでいるのが20代と50代で、前年の40,000円台から30,000円台後半へと大きく減少、女性会社員では40代と50代が20,000台後半まで大きく減少している。

景気後退の兆しや、公共料金や日用品の相次ぐ値上げ、さらに10月に予定されている消費増税への懸念などで、支出をできるだけ抑制しようという防衛本能が働き、お小遣いの額にも影響を及ぼしているようだ。

お小遣いが減少することで、真っ先に影響を受けるのが昼食代である。男性会社員の平均昼食代は前年の570円から15円減少の555円、女性会社員は前年の586円から5円減少の581円となっている。

では、毎月の飲み会の費用に変化はあるのだろうか。男性会社員は前年より669円増加の13,175円、女性会社員は前年より8円減少の9,493円で、お小遣いが下がったことへの反動なのか、男性はアルコールに費やす費用が増えている。

しかし、これはお小遣いが下がったことへの反動でも、ヤケクソになって飲酒量が増えたというわけではなさそうだ。回答者の約4割が、働き方改革により「支出が増えたものがある」と回答していることから、残業が少なくなり、定時に退社する機会が増えたことが、飲み会費用の増加に少なからず影響しているのかもしれない。

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