公開日 /-create_datetime-/
一般のビジネスの現場で、法律用語が頻繁に飛び交うことはきわめて稀です。しかし、商取引が複雑になればなるほど、法律への理解度が重要になってきます。そこで、管理部門が知っておくべき法律用語をピックアップしてみました。今回取り上げるのは「あ行」の法律用語です。
【欺く行為/あざむくこうい】
詐欺罪(刑246条)が成立するための要件で、財物や財産上の利益を得るための手段として用いられます。初めから無銭飲食をする目的で、レストランなどで、飲食物を注文する行為などを指します。
【遺失物横領罪/いしつぶつおうりょうざい】
他人が置き忘れた物を、勝手に持ち去る犯罪(刑254条)で、専有離脱物横領罪とも言います。窃盗よりは軽い処罰が適用されますが、立派な犯罪です。
【縊首/いしゅ】
首をくくって死ぬことです。
【一罪一逮捕・一拘留の原則/いちざいいちたいほ・いちこうりゅうのげんそく】
同一の犯罪事実については、逮捕・拘留は一度しか認められません。「一事不再理の原則」は、審判が終了した同じ事件は、二度と取り上げないというのが原則です。
【一部行為の全部責任/いちぶこういのぜんぶせきにん】
行った行為が犯罪構成要件の一部であっても、全体の結果については責任を負わなければなりません。
【違法性の阻却/いほうせいのそきゃく】
犯罪の構成要件に該当する行為であっても、正当防衛などの違法性阻却事由があるときは、違法性が認められず、犯罪とはなりません。
【違法収集証拠の排除法則/いほうしゅうしゅうしょうこのはいじょほうそく】
違法な手段で収集された証拠は、証拠とすることができません。
【請負/うけおい】
当事者の一方が仕事の完成を約束し、相手方が報酬を支払うことを約束することで成立する有償・双務・諾成契約です。
【訴えの提起/うったえのていき】
裁判所に民事上の紛争の審理を求め、民事訴訟手続を開始させる当事者の訴訟行為のことです。
【裏書/うらがき】
手形債権の譲渡行為のことで、記名式裏書と白地式裏書があります。
【裏書の資格授与的効力/うらがきのしかくじゅよてきこうりょく】
手形流通の促進、取引の安全という趣旨から、被裏書人として手形に記載された者は、手形上の権利を取得したと推定されることを言います。
【営業的商行為/えいぎょうてきしょうこうい】
営利を目的として反復継続して行われる場合にのみ、商行為とされる行為のこと。
【営利法人/えいりほうじん】
営利を目的とする法人で、法人の構成員に利潤を分配して、経済的利益を与えること。
【押収拒絶権/おうしゅうきょぜつけん】
犯罪の証拠を裏付ける物を消失しないように、捜査機関や裁判所が専有を所得する捜査手続きが押収だが、公務上や業務上の秘密に関する物について、捜査の必要性よりも秘密を守ることが優先される場合、押収を拒むことができます。
【親会社/おやがいしゃ】
総株主の議決権の過半数を有するなど、その会社の経営を支配している立場の会社(会社法2条4号)。経営を支配されている会社は子会社(会社法2条3号)と言い、子会社は、原則として親会社の株式を取得することができません。
■参考図書
法律用語ハンドブック 第5版/尾崎哲夫著 自由国民社
裁判員のための法律用語&面白ゼミナール 船山泰範・平野節子著 法学書院
工事請負契約書とは?作成時の注意点などを解説!
人手不足解消の打ち手 「多様な」人材活用チェックポイント 人事給与アウトソーシングサービスを提供する三菱総研DCSが解説!
社印・社判を必要とする文書の電子化
契約ライフサイクルマネジメント(CLM)ソリューションの導入に向けて
業務委託契約書の書き方のポイントは?知っておくべき基礎知識
企業と求職者とのマッチング精度を高めるリファレンスチェックの進め方
NHK連続テレビ小説のモデル、女性初の弁護士だった三淵嘉子さんとは?
4月から義務化される「障害者への合理的配慮」とは?企業が取るべき対策を解説
【550社が出展!】日本最大級のバックオフィス向け展示会を開催
特許庁が「知財功労賞」21社を発表 特許を営業に活用・商標2000以上・創業から知財重視……
電子契約における代理署名・代理押印
失敗しない請求書受領システム選び方ガイド【2024年1月最新版】
電子帳簿保存法Q&A【運用編】
管理部門職種別 面接質問集【MS-Japan】
押印に合わせた電子署名形態の選択
【配属ガチャ】「配属先が希望と違う」理由で新卒生の24.6%が“早期離職・転職”を検討。「いつ決まるかわからない」も不安材料に
資生堂が男性の育休取得率100%を達成 社内の風土づくりが奏功、育休からの復職率も92%
「DE&I」を推進するコーセー、“同性パートナー”を持つ人も人事制度・福利厚生の対象に。その取り組み事例とは?
定時株主総会の事前準備総まとめ、各部門担当者の役割と業務上のポイントを解説
noteと弁護士ドットコム、炎上させない仕組みづくりに共同プロジェクトを立ち上げ
公開日 /-create_datetime-/