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「自分の価値観をもとに、1つひとつに命を懸ける仕事人」CFOインタビュー ユニファ株式会社 - 星直人氏

公開日2020/02/25 更新日2021/07/14
「自分の価値観をもとに、1つひとつに命を懸ける仕事人」CFOインタビュー ユニファ株式会社 - 星直人氏

『テクノロジーの力で家族をもっと豊かに』をコーポレートメッセージとして掲げ、次世代型保育園であるスマート保育園を社会インフラ化していくことで、女性活躍の推進や労働人口の増加を支援し、日本経済の持続的成長への寄与を進めるユニファ株式会社。今回は、社会課題の解決と事業の経済性に向き合い、着実に前進する同社の取締役CFO星さんにお話を伺いました。


ガンジス川でたどり着いた、シンプルな答え

― はじめに学生時代から新卒でモルガン・スタンレー証券株式会社に入社するまでのことをお聞かせください。大学の専攻は金融ではなく、政治経済学部の経済学科出身だと思いますが、就職にあたってどんな思考の経緯があったのですか?

学部時代は、「一度きりの人生で、自分は何を成し遂げたいか」ということをずっと考えていました。僕が就職活動していた当時は、総合商社や広告代理店というキャリアが非常に人気で、いわゆる「エリート街道」と見なされていましたが、就職偏差値のような他人が決めた価値観ではなく、自分が本当にやりたいことって何なのだろうと。ずっとそんなことを考え続けていたら、気づくと就職活動をせずに就職活動期間が終わってしまっていました(笑)。なので、モラトリアムを延長するためだけに大学院に進みました。

― 大学院でも引き続き自問自答し続けたのですか?

はい、勉強するより、自分の人生を考えておりました。学部時代はバックパッカーでアジアを中心に放浪をしていたのですが、最終的にインドのガンジス川にたどり着きました。僕は中学生の頃に遠藤周作さんの「深い河」という本を読んでおり、それ以来インドには漠然とした興味があったのですが、尊敬している建築家である安藤忠雄さんの著書に「人生に迷ったとき、ガンジスにたどり着き、その場所で建築家になる決意を決めた」という趣旨の内容が書いてあったんです。それを10代から鮮明に覚えていたので、僕も安藤忠雄さんにならってみようと思いまして。

それで、実際ガンジス川に行って沐浴をして、僕なりに気づいたのは「いくら悩んでも、生きる意味は存在しない」ということでした。意味そのものを求めすぎるから迷ってしまう。であれば、もっとシンプルに、自分が楽しいと思うことや好きなことをやって生きていきたいと思えたんです。だから、就職に関しても、人生の時間の大半を投じるものだからこそ「心から楽しいと感じる仕事に就く」ことが一番重要だと考えることにしました。

「自分の価値観をもとに、1つひとつに命を懸ける仕事人」CFOインタビュー ユニファ株式会社 - 星直人氏

心底「おもしろい」と思えたモルガン・スタンレーへ入社

― 「やりたい仕事」というのが、その後入社したモルガン・スタンレー証券でのお仕事だったのですね。決め手はなんだったのですか?

まず、実際に自分が体験してみないと面白いかどうかは判断できないと思い、投資銀行やヘッジファンド、戦略系コンサルティングファーム等でインターンを経験しました。

その上で、面白いと思うか否かという判断軸に加えて、20代前半で自分のキャリアの柔軟性を限定したくはなかったという部分も大きくて、1つの深い専門性の軸を持ちつつも、一定程度の汎用性のあるキャリアを築ける道が良いかなと。簡潔に言えば、興味関心×専門性×汎用性の3拍子揃ったのが、自分にとってはモルガン・スタンレーでの仕事だったんです。

投資銀行業務は、企業のストラテジックアクションに深く関与する業務でしたので、各企業の運命を左右する大きな意思決定に関わることができて非常にエキサイティングでしたし、コーポレートファイナンスという意味での深い専門性を磨きつつ、ビジネス・法務・会計・税務等を含めた幅広い知識を学ぶことが出来るので汎用性も高く、キャリアをスタートするには、自分にとって最適な仕事だったと思います。


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