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ビジネスシーンでは、何かとカタカナ用語が飛び交いますが、意味を知っているようで知らないカタカナ用語も多いのではないでしょうか。“ベンチマーク”という用語もその一つ。どういう意味で、どのように使われているのでしょうか?
ビジネスシーンにかかわらず、あらゆる場面でカタカナ用語が使われるようになっています。コロナ禍でも「ロックダウン」や「オーバーシュート」「ステイホーム」など、実に多くのカタカナ用語が登場しました。
「日本語で表現すればいいのに」と、カタカナ用語が乱発される風潮に、不快感を示す人も多いでしょう。
ところが、ビジネスシーンでは、「それって、どういう意味ですか?」と、いちいち意味を訊ねるわけにもいきませんし、「日本語で言えばいいのに」と言うわけにもいきません。話の腰を折るようなものですから、知ったかぶりをしてやり過ごしてしまった経験もあるでしょう。
さて、本題である“ベンチマーク(benchmark)”は、「水準」や「基準」という意味で、測量分野では、建築物の高さや位置、高低差などを定める「水準点」を差す用語として使われています。
“水準・基準”という元々の意味から派生して、測量分野以外でも使われていますが、たとえばIT分野では、スマホや PC に搭載されているハードウェアやソフトウェアの動作速度と性能を評価するときの基準を指します。
「ベンチマークテスト」や「ベンチマークスコア」という用語を耳にしたことはないでしょうか。ベンチマークテストは、複数のPCやスマホの性能や動作速度を比較することで、ベンチマークテストの結果を、ベンチマークスコアといいます。
一般ビジネス分野では、「比較の際の基準」を指す意味として用いているようです。たとえば、金融関連分野では、日経平均株価指数や東証株価指数(TOPIX)などの、いわゆる指標銘柄をベンチマークと呼んでいます。
また、自社の成長や効率化を実現するために、優れた企業や競合他社を調査・分析し、自社の改善に活かすという考え方から、“基点”というより“目標”に近い意味で用いるケースもあります。
たとえば、会議で経営トップが「A社をベンチマークにして、わが社も海外展開を進める」と発言した場合は、「A社の優れた手法を分析・学習し、海外展開を進める」というような意味になります。
優良他社の戦略や指標を“ベンチマーキング”といい、自社の経営やマーケティング戦略を改善するために用いるケースが多くみられます。俗な言い方をすれば、他社の“いいところをマネして取り入れる”わけで、ときには、競合他社の製品を分解して分析研究する場合も、決して珍しいことではありません。
ベンチマークの対象は、事業内容や規模が近い優良企業というのが一般的ですが、優良企業の経営手法やマーケティング手法を分析することで、思いつかなかった優れた手法を発見することができるかもしれません。
また、ベンチマーク相手を分析する過程で、自社が抱えている問題点の発見につながるかもしれません。いくら問題意識を持っていても、自社の状況だけを分析するより、目覚ましい業績を上げている優良企業と比較することが、自社の現状を客観的に把握する近道といえるでしょう。
経営企画やマーケティング担当者にとっては、アフターコロナの企業戦略にも、「ベンチマーク」がますます重要な意味を持つことになりそうです。
「ベンチマーク」に限らず、アジェンダ、アライアンス、マターなど、最近のビジネスシーンでは、カタカナ語が頻繁に使われます。また、こうしたカタカナ語を多用するビジネスパーソンは、“仕事がデキる”と映るから厄介です。
カタカナ語が出てくる度に、まごつかないために、基本的な用語の意味と使い方をマスターしておきましょう。
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