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コロナ禍で転職を考えるビジネスパーソンも多いようだが、AIチャットボット「チャットプラスを運営するチャットプラス株式会社が、転職希望者と経営者を対象に「コロナ禍での転職」に関する調査を実施し、半数以上の53.1%が異業種への転職を希望していることが明らかになった。
まず、転職を考える理由だが、「コロナにより休みが続き、ボーナスもカットになる」「会社の将来性に不安がある」「現在の給与が安い」などで、新型コロナウイルスの影響による勤務先の業績悪化や、待遇の悪さなどが転職を考えるきっかけになっているようだ。
ところで、転職といえば、これまでのキャリアを活かして同業種へ転職する方が有利だと思うが、実は現在の勤務先とは異なる業種、つまり異業種への転職希望が、53.1%と半数を超えていることもわかった。
転職を考えているのは製造業界(23.0%)、医療・福祉業界(13.5%)、IT・メディア業界(10.4%)、建設・不動産業界(10.1%)、小売り・卸業界(9.9%)だ。転職先として考えているのは製造業(17.4%)、医療・福祉業界(13.0%)、IT・メディア業界(12.6%)、物流・運送業界(9.2%)、小売り・卸業界(9.0%)である。
一方、異業種からの転職を受け入れる側の反応だが、経営者の7割近くが「しっかり仕事してくれればどの業種でもかまわない(68.8%)」と回答し、異業種の受け入れについてはあまり気にしていないことも明らかになっている。
また、転職を受け入れやすい業界は、「小売り・卸業界(40.5%)」、「建設・不動産業界(40.0%)」「IT・メディア業界(37.7%)」「金融業界(33.0%)」「物流・運送業界(31.2%)」「製造業界(27.4%)」「娯楽・レジャー業界(21.4%)」「人材業界(21.4%)」「飲食業界(18.1%)」「教育・学習支援業界(13.0%)」「医療・福祉業界(11.6%)」と続いている。
半数以上が異業種への転職を希望しているのは、新型コロナウイルスの影響を受け、現在勤めている業界で働き続けることに限界を感じているビジネスパーソンが増えているのかもしれない。
一向に収束の見通しが立たず、冬に向かって第3波が押し寄せる気配が濃厚のコロナ禍は、この先の転職事情にも大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
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