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間違えやすい敬語・電話編

公開日2018/07/21 更新日2018/07/20

社会生活もビジネスも、人と人とのコミュニケーションによって成り立っています。
コミュニケーションを円滑にするためには、良好な人間関係を保ちながら、意思の疎通を図る必要があります。そのためには、相手や場面に配慮した言葉遣い、つまり敬語が重要となります。
今回は、間違えやすい敬語・電話編をお届けします。

失礼がないようにと思いすぎると・・・

ビジネスシーンに電話は欠かせません。
でも、顔や態度が見えないからこそ、電話応対の善し悪しが大切になるのです。

大切な取引先に電話をしたところ、「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか?」と問われ、思わず発してしまったのが「私はマネジー社のAと申し上げます」。

冷静に考えれば、「私はマネジー社のAと申します」が正しいということはわかるのですが、失礼がないようにという気持ちが強すぎた結果の間違いです。
でも、こういうケース、意外に多いので注意しましょう。

尊敬語と謙譲語を正しく使い分ける

「先ほど電話をいたしましたマネジー商事のAと申します。部長の山田様は、もう帰って参られたでしょうか?」

尊敬語と謙譲語が、入り混じってしまった例ですが、「~お帰りになりましたでしょうか」、あるいは「お戻りでしょうか」で十分です。
「~お帰りになられましたでしょうか」という表現もよく聞ききます。

でも、「お帰りになる」が尊敬表現ですから、それに「られる」を付けると二重敬語になってしまいますので、これも誤りです。

よく耳にする敬語の間違い

「もしもし、総務のBさんはいらっしゃいますか?」
「申しわけありません。Bは本日、お休みをいただいております」
相手の動作には尊敬語、自分の動作には謙譲語を使うのが敬語の基本です。Bは、会社の人間、つまり身内ですから「Bは本日、休みでございます」が正解です。

「恐れ入ります。課長のC様はいらっしゃいますか?」
「申しわけありません。課長は明日出張からお帰りになります」
何か違和感がありますね。これも課長は身内ですから、課長に尊敬語を使うべきではありません。
「課長のCは、明日出張から戻って参ります」
が、正しい表現となります。

「もしもし、Dと申します。部長のDさんはいらっしゃいますか?」
「申しわけありません。部長のDは席を外していらっしゃいます」
正解は「~部長のDは席を外しております」となります。

敬語はそれぞれの場面に応じてより適切に!

「お世話になっております。E社のFと申します。Gさんはいらっしゃいますか?」
「申しわけありません。Gは、今日はもう退社しました」
何となく、正しいような気がしますが、「~退社しました」ではなく「~退社いたしました」というべきです。

クレーム電話の対応も注意が必要です。ときには、理不尽な要求をしてくるクレーマーもいるものです。電話対応している社員に、個人的見解求めてきたケースです。「答えられない」というと、相手は「なんですか、その言い方は」と、怒ってしまったそうです。

「お客様、そのように申されましても、私としては何ともお答えのしようがありません。申し訳ございません」

何がまずかったのかといえば「申されましても」というフレーズです。「申す」は「言う」の謙譲語で、自分の側が「言う」ことをへりくだって表現するときに使います。「お客様、そのようにおっしゃいましても~」と、「言う」の尊敬語「おっしゃる」が、相手に失礼のない敬語の使い方となります。

二重敬語や過剰敬語など使い方によっては、かえって失礼になることがあります。
敬語を、それぞれの場面に応じて、より適切に使うことができるようになれば、一流ビジネスマン仲間入りに近づくことになるでしょう。


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