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コロナで増える?!年賀状の起源や送る際のマナーについて

公開日2020/12/28 更新日2020/12/29


お正月になると、大切な人に送る「年賀状」。

最近はメールやLINEなどオンラインで新年の挨拶を交わすことが多くなってきていますが、まだまだ年賀状の文化も残っています。

ところで、年賀状はいつから始まったかご存知でしょうか。また、最近は自分のスタイルで自由に年賀状を書く人が増えていますが、年賀状にはマナーがあるのをご存知ですか。

この記事では、年賀状の起源やマナーについて、わかりやすく解説していきます。

年賀状の始まり

年賀状の起源は、平安時代の後期といわれています。

平安時代は年始参りが広まった時代で、年始に親族やお世話になった人たちへ挨拶をして回る習慣が根付いていったそうです。

平安時代に年賀状を書いていたのは主に貴族でしたが、江戸時代になると、一般庶民にも年賀状の習慣が広まっていきました。

戦争が与えた年賀状への影響

1.年賀状のピーク
年賀状を送る習慣は時代とともに広がり、1935年頃にはピークを迎えました。
この時代は、「官製はがき」だけではなく「私製はがき」が増えて、年賀切手が発行されるようになったことも影響しているようです。

2.年賀状を失った時代
しかし、1937年頃には日中戦争の影響で物資不足に陥り、年賀状の取り扱いが急激に減少します。1940年には年賀状の特別扱いは中止、その1年後には太平洋戦争が始まり、年賀状を送るような風習はなくなってしまいました。

3.年賀状の復活
そこからしばらく、年賀状を送る習慣は失っていましたが、1945年に終戦を迎え、新たに年賀状を送る習慣が復活していきました。

年賀状のマナー

1.年賀状はいつまでに送ればよい?
年賀状は元日に届けられるのが理想です。
12月25日までに投函すると、元日に届くといわれています。元日が難しい場合は、三が日のうちには届けるのが望ましいでしょう。
1月7日以降は「寒中見舞い」となってしまうため、遅くても7日までには届けられるよう、準備をしましょう。
なお、通常はがきを使う場合は、「年賀」と朱書きを入れず投函すると、年内に配達されてしまうので注意が必要です。

2.挨拶文には句読点を入れない
「、」「。」などの句読点を使った方が読みやすい文章となるため、現代の私たちにとっては文章に句読点が使われていることが当たり前になってきています。
しかし昔の日本は、毛筆文化で句読点を打つことがなかったこと、お祝いごとや喜ばしいことには区切りをつけないという理由から、挨拶文には句読点を使わない方がよいとされています。
改行やスペースを作ることで、読みやすい挨拶文になるよう、工夫しましょう。

3.「忌み言葉」は使わない
「忌み言葉」とは、終わる、衰える、壊れる、崩れる、倒れる、切れる、落ちる、離れる、病む、消える、枯れる、苦しむ、失う、滅びるなど、ネガティブなことを連想させる言葉をいいます。
年賀状は、お祝いや喜びの意味が込められているものなので、明るくポジティブな言葉を選ぶように心がけましょう。
また、「去年」という言葉はうっかり使いがちですが、「去」という文字には、去る、離れるという意味があり、あまり縁起がよくないので使わないように注意しましょう。
代わりに、「昨年」や「旧年」という言葉を使うとよいですね。

4.同じ意味の言葉を重複しない
年賀状に使われる言葉は、意味が重複していることが多いので注意しましょう。
たとえば、「新年」と「あけまして」の意味は同じです。
そのため、「新年あけましておめでとうございます。」は間違った文章となります。正しい文章は、「新年おめでとうございます。」です。
また、「1月1日」と「元旦」も同じ意味になりますので、どちらか一方を使うように心がけましょう。

5.宛名書きに使うペンに決まりはある?
宛名書きには、毛筆や万年筆を使うのが理想です。
しかし、綺麗に書くことが最優先されますので、毛筆や万年筆では書き慣れていない場合には、筆ペンやボールペンでもよいでしょう。
鉛筆やシャープペンシルで書くのは避けておくのが無難です。
また、色は黒が基本ですが、青でも問題はありません。

6.書き間違えたときはどうすればいい?
いざ、手書きで年賀状を書くとなると、書き間違えてしまうことはあります。
書き間違えてしまった場合には、新しいはがきで丁寧に書き直しましょう。
書き間違えてしまったからといって、修正ペンで消したり、二重線をひいたり、黒く塗り潰してしまうことはマナー違反になりますので注意しましょう。
書き間違えてしまったはがきは、郵便局に持っていき手数料を支払えば、切手や郵便はがき等に交換してくれます。

まとめ

最近は年賀状を書く人が減ってきていますが、年賀状は、メールやLINEにはない「手書き」のあたたかさや、それぞれの個性を感じ取ることができます。

年賀状は古くから伝えられてきた文化であり、たくさんの魅力があります。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、家にいる時間が多いので、これを機に年賀状を書いてみてはいかがでしょうか。

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