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スマホアプリやICカードなどをドアに近づけ、ドアの解錠・施錠することができる入退室管理システムが注目されています。最新の顔認証技術なども活用されていますが、どのような入退室管理システムが選ばれているのでしょうか。
目次【本記事の内容】
入退室管理システムを導入すると、オフィスなどの出入りの際に鍵やカードキーが必要ありません。そのため、鍵の紛失や盗難などのリスクが軽減され、鍵の管理そのものが不要となります。
また、いつ・誰が入退室したかをリアルタイムで記録し管理することができるため、関係者以外の入室を防ぐことはもちろん、社員による機密情報・データの持ち出しを防ぐことにも役立つなど、外部・内部両方のセキュリティ強化につながります。
入退室管理システムでは、正確な入退室履歴が記録されますから、社員一人ひとりの勤怠状況を正確に把握することができます。何時に出社して退社したのか、休憩時間をちゃんと取っているのかなど勤怠管理もしやすくなることから、導入する企業が増えています。
様々な入退室管理システムがあります。どのような入退室管理システムが選ばれているのかをみていきましょう。
ある外部メディアの2020年のランキングを見ると、1位には株式会社日立ビルシステムの「入退室管理システム」、2位には株式会社Photosynth の「Akerun入退室管理システム」、3位が株式会社ビットキーの「bitlock PRO」、4位が株式会社アートの「入退室管理システムALLIGATE」、5位がアマノ株式会社の「TimePro-NX入室」とのことでした。
注目したいのが、既存のドアに貼り付けるだけで工事が不要な「Akerun入退室管理システム」です。スマホやICカードで開錠できる法人向けスマートロックで、導入法人が5,000社を超える人気システムです。
日本コンシューマーリサーチのスマートロック3部門(ビジネス向け・使いやすさ・機能充実度)の調査で第1位に選ばれた株式会社構造計画研究所のテンキー型の「RemoteLOCK(リモートロック)」も、注目の入退室管理システムです。
「リモートロック」が№1に選ばれた理由には、「テンキーで簡単。誰でもわかる暗証番号式」「クラウドでドアも人も一元管理」「複数拠点やエントランス、特殊レイアウトにも対応」「世界初。Wi-Fi直接接続のシンプル構成」「他社サービスとの連携数の豊富さ」などが挙げられています。
入退室管理システムには、勤怠管理システムや監視カメラ、統合セキュリティログ管理サービスなど連携できるシステムもあります。このようなシステムと連携することで、労務管理やセキュリティ面をさらに強化することも可能となります。
また、ハンズフリーで入退場できるRFIDタグや、iPadを使った顔認証など、さまざまなデジタル技術が活用され、利便性もますます向上しています。
このように便利な入退室管理システムですが、もちろんデメリットもあります。たとえば後付けタイプのシステムなら、デバイスそのものの電池切れや、スマホの充電がなくなると入退室ができなくなってしまいますし、通信環境を整えておく必要もあるでしょう。
入退室管理システムは、とても便利なシステムですが、導入で失敗をしないためには、どのような目的で導入するのかを明確にすることが大切です。導入の担当者は、自社にあったシステム、サービスを慎重に選ぶようにしましょう。
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