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3月7日に解除予定だった1都3県の緊急事態宣言は、2週間程度の延長となった。その後、解除されたが大阪やその他の都府県で陽性者の増加は続いている。
まん延防止措置などが出されているが、それだけでは感染者数を大幅に減らすことにつながらないだろう。繁華街の人出も増加傾向にあり、テレワークも政府の思惑ほどは広がってはいない。
では、人々の行動や感染予防意識は、どうなっているのだろうか。株式会社博報堂の専門組織・博報堂行動デザイン研究所が、緊急事態宣言下の2月に、日本人の「情報行動・欲求及び新型コロナウイルス感染予防意識・予防行動に関する全国調査」を実施し、その分析結果を公表している。
分析結果によると、この1か月で「他人の前でも会話の際にマスクを外さない(ちゃんと予防層)」は約6割で、「マスクを外して話した(不完全予防層)」は約3割、「感染予防に気を付けず、他人の前でマスクもしない(感染無警戒層)」はわずか4.1%である。
会話の際にもマスクを外さない“ちゃんと予防層”が多いのは救いだが、感染予防に気を付けているにも関わらず、他人の前でマスクをせずに会話してしまう、“不完全予防層”が意外に多いことが判明した。
この“不完全予防層”がマスクを外しがちなタイミングで圧倒的に多数を占めたのが「鍋料理や大皿料理などをみんなでシェアして食べる時(29.4%)」「休憩室・更衣室など、短時間にしか滞在しない場所にいる時(29.1%)」である。
また、“不完全予防層”が、なぜ人前でマスクを外してしまうのかについてみていこう。
「いろんな場面で気を付けなければいけないことが多すぎてできない(21.4%)」「もう気を付けることに疲れたから(19.5%)」「自分がちゃんと対策をとっているつもりで、これ以上にやりようがないと思っているから(19.5%)」「いろんな場面で気を付けなければいけないことが多すぎて覚えられない(19.3%)」などだ。
では、この“不完全予防層”が、“ちゃんと予防層”に変わる可能性はあるのだろうか。博報堂行動デザイン研究所の分析によると、「人の目線を意識し、上に立ちたい、同調したい」「今までの頑張りを認め、周りの仲間より一歩先んじて対策できる、頑張り合える」という欲求を刺激する行動デザインによって変わる可能性があるという。
緊急事態宣言明けの感染再拡大を防ぐためには、“不完全予防層”を含めた予防行動の促進が重要なポイントといえそうだが、政府は、今度こそ実効性のある対策を示してほしいものである。
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