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株式会社ディスコが「2021年の入社式・新入社員研修」事情を調査

公開日2021/05/02 更新日2021/05/03


新型コロナウイルスの感染拡大が、入社式や新人研修にも影響を及ぼしていますが、2021年はどのような状況になっているのでしょうか。

76.2%が「リアル・会場型」で入社式を実施

株式会社ディスコが、2022年卒者の採用活動の方針・計画と、2021年卒者の⼊社式実施予定について調査した結果によると、2021年4月に入社式を行うと答えたのは84.2%で、昨年(93.7%)より10ポイント近く減少していることがわかりました。

「未定」が11.9%で前年の調査結果を大きく上回り、新型コロナの感染状況によって、入社式を実施するかどうかを判断したいと考える企業が⼀定数いたことが推測できる結果といえそうです。

予定している入社式の形式は、「リアル・会場型のみ」が76.2%と圧倒的に多く、「オンラインのみ」での実施は6.9%と1割未満にとどまり、従業員規模が小さいほど、「リアル・会場型のみ」で実施する傾向が高いようです。

内定者フォローも前年より減少傾向

ところで、コロナ前は、内定辞退を防ぐために、内定者に対して入社までのフォローを、それぞれの企業が工夫を凝らして行っていたものです。

内定者フォローについては、内定式を70.9%、懇親会を60.5%の企業で実施したようですが、前年調査と比べると、全体的にポイントが下がっています。

コロナ禍では、対⾯での接触が制限されるため、フォローの⼿段が限られていることを示す結果となりました。45.2%が「基本的にオンライン」で実施し、「リアルとオンライン半々」の32.8%を合わせると、7割強が内定者フォローをオンラインで行ったようです。

従業員1,000人以上の⼤⼿企業では、「基本的にオンライン」が61.4%と、従業員規模による差が顕著に出ています。

オンラインならではの内定者フォローの課題

コロナ禍では、選考の段階からこれまでのような対面で実施することが難しくなっていますが、それだけに採用担当者や研修担当者には、オンラインならではの課題があることも浮き彫りになりました。

その、切実な声の一部を紹介します。

  • 選考もすべてオンラインで実施し、内定後のフォローもオンラインのため、例年よりも相互の関係性が薄いと感じる
  • オンラインで座談会を開くが、お互いにこれといって目新しい話題があまりなく、盛り上げるのが難しい
  • オンラインとなると⻑時間のプログラムを設定しにくいのと、内容がマンネリ化してしまう
  • 今までは懇親会と⼯場⾒学を⾏っていましたが、今年はやむなくオンラインでの⾯談のみとなり、交流を深めるという意味では不⼗分であったように感じた。ただ、⼀定の効果は感じられ実施する意味はあったと感じた
  • 学生の時間をあまり拘束したくないですが、定期的な⾯談等を実施したい、というジレンマがあります
  • 現在も辞退者が出ているのでフォローしたいが、コロナで何もできない

オンラインの便利さと引き換えに失ったもの

入社式の準備や、実際に行う大変さを比べれば、オンラインは手軽で、担当者の作業量そのものは、大幅に削減されることでしょう。

しかし、それと引き換えに、対面だからこそ得られる大切なものを、失ってしまったことも、担当者の切実な声から感じ取ることができます。

それにしても、一体、いつになったら新型コロナウイルスは収束するのでしょうか。これ以上感染を拡大させないためにも、各企業や個人での予防を徹底したいものです。

まとめ

いくら「対面・リアルがいい」といっても、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない限りは、コロナ前に戻ることはできません。あらゆる場面で非接触型のオンラインでの業務が増えていくことになりそうですが、“オンライン”でも“対面・リアル”と同等、あるいはそれ以上の効果を上げる対策を考える必要がありそうです。

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