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PDCAサイクルの致命的欠点とその問題点

公開日2018/09/12 更新日2018/09/12

致命的に遅いスピード

日本企業は、欧米をはじめとした海外の企業と比べて、致命的にスピードが遅いです。

これは、日本人の多くが持っている特有の思考法に原因があります。事前に十分に検討をして関係者に根回しをして合意をとり問題が無いと確証を得た後に事に当たるのが当たり前になっています。

分析中心の前例主義

検討内容が十分か? 上司は自分の責任回避のために、計画段階で部下に念押しをします。部下も責任を取りたくないので、前例があることを重視し、十分に分析して検討を加え計画を立てます。分析中心の前例主義です。

ポジティブリスト制度

また、これがいいと言われたことだけをします。ポジティブリスト制度です。これだけはダメというネガティブリスト制度のように、ダメなこと以外はなんでもチャレンジしていいという発想にはなりません。

過剰品質

このような仕事の仕方は過剰に時間を浪費するだけでなく、過剰品質をもたらします。動き出した頃には遅きに失っしています。

本稿では、PDCAサイクルの顕在化してきた問題点そして致命的欠点を紹介します。

PDCA病

日本企業が致命的に遅いのは、PDCA病が原因です。PDCAの順番にとらわれた形骸化した手続きがスピードを遅らせます。計画を立ててから実行しチェックして確かめることを課します。

元来、PDCAは統計的品質統制の世界の概念でありました。
このことから、感情や野生的な感性、直観などの人間的な要素が考慮されていません。

この日本人特有の思考法が固定観念になってしまっています。
意識改革をしようとしても変わらず岩盤の制約になります。
スピードが遅くなり遅延が問題になることから、上層部からPDCAサイクルを高速で回せとプレッシャーがかけられます。

しかし、PDCAは速く回せたとしてもPDCAの手順を踏んでいる限り、海外の企業と比べるとスピードが遅くなります。

これ以上に大問題なのが、PDCAに邁進することに気を取られて、コトの本質を見失っていることです。
激変する環境を見ることを忘れ、潮目の変化に気づかず、気付いた時には「あとの祭り」となっています。


記事提供元

アイ&カンパニー
トップマネジメントコンサルティング
閉塞感が蔓延している日本の組織を輝かしい希望にあふれワクワクする組織にしています。10月に「『すぐ決まる組織』のつくり方:OODAマネジメント」刊行予定



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