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コロナ禍で、企業の研修スタイルも対面からオンラインに切り替える企業が増えていますが、オンラインならではの難しさに研修担当者も苦慮しているようです。そんなコロナ禍での研修で注目を集めているのが“ブレンディット・ラーニング”という学習方法です。
“ブレンディッド・ラーニング=blended learning”とは、効果的な複数の学習方法を組み合わせた学習形態で、集合研修と個別研修、オンラインとオフラインなどの学習形式をブレンドしたものです。
この、複数の学び手法を組み合わせる“ブレンディッド・ラーニング”が、研修担当者の注目を集めているのは、学び手法をブレンドすることで、それぞれのメリットを活かすことができ、高い学習効果が得られると期待されているからです。
企業の研修は、コロナ禍によってこれまでのように対面で実施することが難しくなりました。感染防止対策から、多くの企業がオンライン研修に切り替えていますが、オンラインならではの弊害も指摘されています。
その弊害の一つに、オンラインでは対面での研修と違って一人ひとりの顔や表情を読み取ることが難しいことが挙げられます。実際に研修を行う研修担当者からは、「果たして研修の効果が出ているのか」といった疑問の声も多く寄せられていました。
企業の研修スタイルが、オフラインからオンラインへと一気に変わったのは、コロナが蔓延した2020年です。一部の企業では、既に数年前からeラーニングなどインターネットを利用したオンライン学習を研修に活用する動きもみられていました。
オンライン研修については、十分な準備期間がないまま導入した企業と、計画的にオンラインを導入した企業とでは、学習効果の点で大きな違いもあるようです。それまで行っていた対面研修の内容をそのままオンラインで流しただけの企業では、社員のモチベーションを下げてしまうだけでなく、学習効果そのものも得られなかったようです。
オンライン研修で学習効果を高めるためには、大量の動画や資料をひたすら流すだけではなく、動画や資料を視聴する時間の管理や、無駄な空き時間が出ないようにスケジュールを組むことも大切です。
この複数の学び手法をブレンドした学習スタイルが、オンライン研修の増加とともに注目を集めている背景には、デジタル技術の目覚ましい進展があることは言うまでもありません。
ネットワークの高速化によって、場所や時間に制限されることなく、どこからでもアクセスできるようになり、在宅ワークという働き方も定着しつつあります。そういうデジタル時代にふさわしい研修方法は、必ずしも一か所に社員を集めることが重要ではなくなっているのかもしれません。
つまり、複数の学び手法をブレンドすることで、オフラインとオンラインの“いいとこ取り”というメリットも、“ブレンディット・ラーニング”にはあるようです。
もっとも、“いいとこ取り”という単純な理由だけで注目されているわけではありません。 “ブレンディット・ラーニング”の効果は、認知科学や行動科学、心理学などからも示されていますから、組み合わせ方によって柔軟かつ効果的・効率的な学習方法を構築することもできることが、何よりも“ブレンディット・ラーニング”の注目すべき点ではないでしょうか。
企業の研修スタイルも、ただオフラインからオンラインに移行するだけでなく、それぞれの企業の状況に合わせてブレンドする時代が、もうそこまで来ているのかもしれません。
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