公開日 /-create_datetime-/
上場企業の部長職といえば、経営戦略の一翼を担う存在でもあり、会社員にとっては目指すべき“憧れのポスト”であったはずだ。たとえ、その上の役員にはなれなかったとしても、上場企業部長職で定年退職を迎えれば、世間的には順調に出世したと受け止められたはずである。
ところが、産業能率大学総合研究所の「上場企業の部長に関する実態調査」によると、およそ6割が副業を望んでいることがわかった。
副業希望者の多くは、収入増やキャリアアップを求めてのことだ。上場企業の部長職では満足しきれないのだろうか。調査結果によると、働き方改革やDX推進、そしてコロナ禍によって、部長職に求められる業務内容が変わってきていることが影響しているようだ。
部長の役割は部の成果を上げることで、部下のマネジメントというのがこれまでの主な役割だった。しかし、いまはプレイヤーとマネジャーを兼務するプレイングマネジャーとして動くことが、強く求められるようになっている。
そのために、約半数の部長が「業務に支障がある」と答え、部下とのコミュニケーションや資料作成に多くの時間を割いているというのが部長職の業務実態である。
そのコミュニケーションも、コロナ禍によって対面からリモートが多くなり、顧客や取引先とのコミュニケーションも対面が大幅に減少し、逆に増えているのがメールの送受信である。
さらに、多様化する働き方の中で、マネジャーとして必要とされるスキルとして、IT活用、リーダーシップ、タイムマネジメントの3つを挙げ、96.9%の部長がプレイヤーとマネジャーを兼務していることもわかった。
また、部長職に求められるスキルも多様化しており、2~3年前と比較すると、「業務のデジタル化(DX)への対応」と「コンプライアンスの順守」の重要性が高くなり、その対応に追われる部長職の実態も見えてくる。
そんな部長職の悩みの1位が「部下がなかなか育たない」、2位が「部下の人事評価が難しい」、3位が「職場と自分の業務量が多すぎる」である。かつては、ステイタスでもあった上場企業の部長職は、もはや憧れでも花形ポストでもなくなってしまったのだろうか。
【面接対策】ハイスキルエンジニア学生を惹きつける!必見の面談テクニック!
失敗しない! 産業医選任の手引き
ビジネスパーソンが知っておくべき、経費精算でも気をつけたいインボイス制度対応3つのシーン
RPA選びで絶対に押さえるべき5つのポイント
人手不足解消の打ち手 「多様な」人材活用チェックポイント 人事給与アウトソーシングサービスを提供する三菱総研DCSが解説!
コロナ時代の新卒が「若手が成長できる」と感じる30社、トップはP&G 民間調査結果
フリーアドレス制にメリットはあるのか? 経験者の約8割が「同部署の人と近くで働きたい」とする実態、年代による差も
定時株主総会を成功させるためには?事前準備と運営のポイントをご紹介
国税庁「電帳法の疑問に答えます」 クラウド対応など、多く寄せられた質問と見解を公表
内定者の約8割が「社会人に向けて不安」…内定辞退や早期離職を防ぐための内定者フォロー・新入社員受け入れのポイントとは?
RPAで自動化すべき業務を見極める3つの視点
社印・社判を必要とする文書の電子化
契約不適合責任とは?売買契約書で 注意すべきポイントについて
事務BPO事例のご紹介
空間共有システム選び方ガイド
ポーラの「リーダーもメンバーも幸せになる7か条」 ウェルビーイングアワードでグランプリ受賞
【25卒就活】3月1日時点の内定率は「43.2%」、エントリー社数平均も「20社超」で前年より増加。早期選考の影響は顕著に
食品業界で世界初、日清食品HDが「ISO 30414」の認証取得 人的資本レポートも発行
「あらゆる契約業務をカバーし、日本全国で使われるサービスへ」管理部門大賞2024法務部門第1位 弁護士ドットコム株式会社にインタビュー
「生成AIなどの技術も取り入れ、お客様に『最適なベストプラクティス』を提供し続けます」 管理部門大賞2024 人事部門を2年連続で受賞した株式会社オービックビジネスコンサルタントにインタビュー
公開日 /-create_datetime-/