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全国展開の企業に勤めるサラリーマンにとって、避けて通れないのが転勤と単身赴任。9月の人事異動で、単身赴任となったビジネスパーソンも多いのではないだろうか。
オンライン総合旅行サービス「エアトリ」は、10代~70代の男女997名を対象に「単身赴任」に関するアンケートを実施した結果、男性の55.7%、女性の6.8%が「単身赴任」の経験あることが明らかになった。
単身赴任が決まったとき、どのような意識だったかと言えば、本人は「とても満足・満足」が19% 、配偶者・家族は18%と2割弱。また、「不満・とても不満」と感じている本人17% に対して、配偶者・家族は33%と、家族が不満を抱く割合がほぼ倍の数字となっている。
ちなみに、単身赴任が決まったとき、「嬉しかった理由」は、本人は「昇進・仕事に集中できる」(34.2%)、家族は「気を使わなくてすむ」(28.8%)がもっとも多い回答で、次いで「自由な時間が増える」というのは、本人が30.2% 、家族が21.2%という結果である。
また、悲しかった理由は「家族と離れることへの不安や悲しさ」が本人63.7% 、家族が38.2%となっている。
一方、単身赴任先から自宅に帰る頻度は、国内で「月に1回程度」(46.5%)、海外で「半年に1回程度」(39.4%)で、1回にかかる費用は、国内で「1万円以上3万円未満」(45.7%)、海外で「10万円以上」(43.9%)が最多の回答だった。
サラリーマンの宿命ともいえる転勤や単身赴任だが、命じる管理部門も、命じられる部下も、それぞれが複雑な思いを抱く問題でもある。かつては、転勤命令は絶対的なもので、拒否することは出世を諦めることに等しいものだったが、最近は柔軟に対応する企業も出てきているようだ。
この転勤、単身赴任についても、やがて働き方改革の中で、議論されていくだろうが、企業としても、時代に即した対応が求められることになりそうだ。
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