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契約書の審査・管理システムを手掛けるリーガルフォースは、6月23日、第三者割当増資で総額約137億円を調達すると発表しました。
この資金調達によって、リーガルフォースはAI活用のレビューサービスなどを海外展開していくとのことです。
リーガルフォースが提供する、人工知能(AI)を活用した契約書の審査システムは2,000社以上、契約書管理システムは450社以上で採用されるなど、2017年の創業以来、着実に業績を伸ばし続けています。
リーガルフォースはこの勢いを拡大するため、海外展開を視野に入れて第三者割当増資に踏み切り、ソフトバンクグループ(SBG)傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)をはじめ、セコイア・キャピタル・チャイナやゴールドマン・サックス・アセットマネジメントなど6社が引き受け、総額約137億円を調達しました。
この137億円の調達資金をもとに、2023年3月までにアメリカをはじめ海外の現地企業向けの製品を開発していくそうですが、今後の事業展開には、各界からも注目が集まっています。
企業が成長していくためには、資金調達は欠かせません。資金調達がうまくいくかどうかは、企業の命運にも大きく影響します。資金調達の手段は、大別すると自己資本(株主資本)と、借入金などによる他人資本(負債)があります。
借入金は、いずれ返済しなければなりませんから、負債という位置づけになります。返済が滞ることがないように、ビジネスプランに基づいたしっかりとした返済計画を立てる必要があります。
一方、自己資本(株主資本)は、株主が出資した資本金や繰越損益など、会社の純資産の一部で、利益を上げることや新たに株式を発行することによって増やせます。
この2種類の資金調達方法を比較すれば、返済の必要がない自己資本での資金調達が、その後の事業展開を考えると有利といえますが、借入金でも返済期間や利率がそれぞれ違いますし、そのほかにもいろいろな資金調達方法がありますので、それぞれのメリット・デメリットを押さえておきましょう。
資金調達の代表的な方法といえば、金融機関からの融資ですが、国や自治体、財団の補助金や助成金を活用することもできます。
補助金・助成金は、原則として返済が不要ですから、創業間もない企業や中小零細企業にとっては、強い味方になるのではないでしょうか。
最近注目を集めているのが、インターネットを通じて、幅広く資金を集めるクラウドファンディングによる資金調達方法です。ただし、返済する必要はないものの、資金を提供してくれた額に応じた返礼はしなければなりません。(というか、返礼がないと資金が集まりづらい)
また、集めた資金で何をするのかをアピールすることが重要で、それが魅力的で応援したくなるようなものでなければ、資金も集まらないでしょう。しかし、あらゆる分野でクラウドファンディングは普及していますので、資金調達手段の選択肢の一つであることは間違いありません。
そして、ベンチャーキャピタルを利用することも、有力な資金調達方法です。
ベンチャーキャピタルは、成長の可能性が高いベンチャービジネスに対して投資をする企業ですから、投資を引き出すためには、優れた事業計画や事業展開の展望を示さなければなりません。
事業を成長させていくためには、それなりの資金が必要です。しかし、その資金を用意できなければ、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいかねません。自己資金がなければ融資を受けるか、出資してもらわなければなりません。ビジネスチャンスを逃さないためにも、どのような資金調達方法があるのか、自社に最適な資金調達方法は何かを調べておくことが大切なようです。
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