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“叱責”に関する実態調査から見る、仕事と自己成長の考察

公開日2022/08/05 更新日2022/08/06

社内で上司から叱責されたとき、指導と捉えるのかパワハラだと受け止めるのかの線引きは人によって異なるかもしれません。しかし時代背景を考えると、多くの場合は「成長してほしい」という気持ちから叱責すると推測されます。

今回は、株式会社アスマークが実施した『仕事や働き方に関する調査』結果を紹介します。客観的な数字から、ご自身の仕事に対する姿勢や、上司との良好な関係性にお役立てください。

「叱責」に関するアンケート結果

株式会社アスマークは、全国の会社員/男・女350名を対象に、仕事や働き方に関する調査を実施し、結果を公開しました。

アンケート調査結果より、2つの質問と回答を抜粋して紹介します。

なお、「20代の一般社員」と「30代の管理職」に分けて調査しており、社内の立場や性差によって回答内容が異なる点にも注目してください。

Q.あなたは上司に叱られた経験はありますか

【20代 一般社員の回答】

比較的、男女差が見られる回答となりました。

・男性

「時々叱責される」「あまりない」の回答が、38.0%と同じ割合でした。
また、よく叱責されると感じる男性は7.0%なのに対し、女性は4.0%と約半数であることにも注目です。
まったく叱責されたことが「ない」と感じている男性は17.0%、「あまりない」と合計すると、約半数以上は叱責された経験が少ないことがわかります。

・女性

女性の48.0%は、叱責されたことが「あまりない」と回答しており、叱責されたことが「ない」と回答したのは男性と同じ17.0%でした。
両方を合算すると65%となり、女性は男性よりも叱責されていないことが判明しました。

【30代 管理職の回答】

中間管理職になると、男女ともにガラッと傾向が異なります。

・男性

「よくある」の14%と「時々ある」の48.0%の合計は62%となり、管理職ともなると上司からの叱責経験は増加することがわかります。
また、「ない」と答えたのは、わずか4%でした。

・女性

女性の管理職も男性と似通った傾向にあります。
「よくある」が16.0%、「時々ある」が42.0%と、58%の女性管理職は上司からの叱責を経験していました。
「ない」と答えたのは6.0%で、20代の女性一般社員17.0%と比較すると約1/3にまで減少します。
20代の一般社員は社会や会社のルールを学ぶ年代でもあることから、上司が強く叱らないように配慮している可能性も見え隠れします。
中間管理職になった30代では、男女問わず約60%が叱責された経験をもつことから、上司の「後継者をしっかりと育てたい」という気持ちが、叱責につながるものと思われます。

Q.自分の成長のためには叱られることも必要か

続いて、20代30代の社員はどのような気持ちで叱責を受け止めているのか、調査結果を見ていきましょう。

【20代 一般社員の回答】

20代の一般社員では、男女ともにほぼ同じ回答結果でした。
上司から叱られることに対して、成長につながると捉える人は「そう思う」が15.0%、「ややそう思う」が38.0%(男)39.0%(女)です。
反対に、成長につながらないと感じている男女が20%ほどいることもわかります。
約半数以上は、叱責に関して自らの成長につながるという意識を持っていました。

【30代 管理職の回答】

30代管理職では、男女差が見られます。

・男性

叱責による自己成長について「そう思う」が24.0%、「ややそう思う」が40.0%と、男性管理職の64%は叱責も必要だと感じているようです。
叱責は成長に必要ないと感じている割合は、「あまりそう思わない」が11.0%、「そう思わない」が6.0%で、合計すると17%はやや否定的な感覚があると推測されます。

・女性

女性管理職は、上司に叱責されることは自らの成長につながると、前向きに捉えているようです。
「そう思う」と回答した女性は、男性よりも12%多い36.0%で、男女の捉え方が顕著に表れました。
叱責と成長の関係を否定的に捉える女性は、「あまりそう思わない」が8.0%、「そう思わない」が4.0%と、こちらも男性よりも少ないのが特徴です。
上司からの叱責に対して、一般社員と管理職、男性と女性では捉え方が違いました。
一般社員よりも管理職のほうが叱責を肯定しており、さらには女性のほうが肯定的に捉えています。
男性と同等に働く環境下にある女性は、「さまざまなことを前向きに考えることで、自己成長につなげたい」という思いが強いのかもしれません。

上司からの叱責を仕事に活かすには?

株式会社アスマークの調査結果から、年代・性差・役職によって捉え方に違いがあることが客観的にわかりました。

ここからは、上司や先輩に叱られた際、どのような視点で受け止めれば仕事に活かせるのか考えてみましょう。

まずは、叱られたことをネガティブに捉えずにポジティブに受け止めることが基本です。

普段、叱責された瞬間に怒りの心が出現する人は、次のような姿勢や視点で受け止めてみましょう。

● 何に対して叱責しているのか、上司の話を最後まで聞く

● その場で反論をしない

● 上司の気持ちが落ち着いたタイミングで質問する

● 謝罪の言葉と真摯な態度を示す

● 成長を期待されていると受け止める

● 同じ失敗をしないよう心がける

● 人格を否定している訳ではないことを知る

● 自分を責めすぎない

● 叱責ではなくパワハラと感じたら、第三者に相談するか社内相談窓口を活用する

    まとめ

    20代は会社や社会のルールに慣れていく時期でもあります。30代にもなると、中間管理職として後輩を育てたりチームリーダーとして責任を任されたりします。
    しかし、いずれの年代も上司の視点からはまだまだ未熟な点が多いものです。単に「怒りっぽい上司だな」とネガティブに捉えることなく、自らの成長につながるのだとポジティブに捉えるのがポイントです。
    素直な気持ちで仕事を行うと、知らず知らずに大きく成長している自分自身に気が付くことでしょう。

    参照元:/news/detail/6006/?url=https%3A%2F%2Fprtimes.jp%2Fmain%2Fhtml%2Frd%2Fp%2F000000290.000018991.html

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