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会計事務所のコンサルティング業務にはどんなものがある?書類仕事だけじゃない税理士のビジネススキルとは

公開日2023/01/28 更新日2023/01/27


会計事務所内では、記帳代行や決算業務、税務申告など様々な業務が行われています。多様な業務がある中で、近年では税務・会計に関するコンサルティング業務も増えている状況です。


事務所によっては国際税務や企業再生支援、ITなど、特定の分野に特化してコンサルティングを行っている場合もあります。それぞれどのような業務が行われているのでしょうか。


今回は、会計事務所によるコンサルティング業務や必要となる資格について紹介します。


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会計事務所のコンサルティング業務について

会計事務所に所属する税理士は、税務や会計の専門知識を生かして、経営者が抱えている悩みを解決しています。会計事務所のコンサルティング業務は、主に「税務コンサルティング」「企業再生コンサルティング」「M&Aコンサルティング」などがあります。


税務や会計のエキスパートとは言え、税理士としての業務と、コンサルティング業務に求められる能力は異なります。専門知識に加えて、ヒアリングなどで求められるコミュニケーション能力も求められることになります(自分の考えを伝えるプレゼンテーション能力も含む)。また経営戦略の方向性を考えるため、一定のビジネス能力やITスキルも欠かせません。


会計事務所のコンサルティング業務で、必須となる資格は特にありません。コンサルティングは、弁護士や税理士といった独占業務とは異なり、誰でも自称できます。ただしMBA(経営学修士)や中小企業診断士など、経営やコンサルティングに生かせる資格があると良いでしょう。


税務コンサルティングについて

税務コンサルティングは、税理士が税務の知識を使って、顧客の課題解決をサポートする仕事です。ここでは税理士が行うことを前提として話を進めていますが、コンサルティングは独占業務ではないため、税理士以外の人でも「税務コンサルティング」を名乗れることになります。


とはいえ、コンサルティング業務は個人ではなく企業によって行われるのが一般的です。


具体的な仕事の内容は、「法人へのコンサルティング」「個人へのコンサルティング」の二つに分かれます。法人へのコンサルティングでは、特にグローバル企業を相手にしている際に、その真価を発揮します。


グローバル企業は、日本と海外でビジネスを行っているため、それぞれ異なる税制の影響を考えなければなりません。二重課税など、国際税務の諸問題への対応が、税務コンサルタントの大きな役割となります。


また法人だけでなく、個人へのコンサルティングを行うこともあります。個人向けの業務内容としては、確定申告書の作成から事業承継・相続など様々です。


企業再生コンサルティングについて


企業再生コンサルティングとは、企業をV字回復させるためのコンサルティングを指します。何らかの事情で経営不振に陥ってしまった企業を、税務や経営のエキスパートである、税理士の力によってサポートします。


例えば資金繰りに問題を抱えている企業があったとしても、すべての事業が上手くいっていないとは限りません。企業の赤字に大きな影響を与えている「ネガティブな部分」と、有事の際も収益をあげ続けている「ポジティブな部分」があります。


企業再生コンサルティングは、「ネガティブな部分」をできる限り取り除き、「ポジティブな部分」を活用して企業価値を高めていく営みです。


コンサルティングの全体的な流れとしては、まず経営状況を分析します。その後分析結果に基づいて事業計画を策定し、各種金融機関との交渉を通して、新しい事業計画を進めていきます。


事業再生は、ステークホルダーの利害が複雑に絡み合う、「改革」とも呼べる作業です。そのためコンサルタントとしての知識やスキルに加えて、戦略を推進していくリーダーシップも必要になります。


M&Aコンサルティングについて

M&Aコンサルティングは、M&Aの業務全体に関わるコンサルティングを指します。M&Aは、様々な専門知識に加えて、コネクションも必要です。複雑な要素が求められるM&Aを、全般的にサポートしていきます。


M&Aを実施するためには、その戦略を策定しなければなりません。「買収の目的は何か」「どの企業を買収するのか」「どれくらいのスケジュールで行うか」など、M&Aの基本を固めるために、コンサルタントとして従事します。


次にスキームや対象の企業を決定します。特にスキームは税務面の関わりも大きいため、税務のエキスパートである、税理士としてのスキルを生かしやすくなるでしょう。


その後、デューデリジェンスの実施や、契約書やクロージング準備など、M&Aを完了させるための作業を行います。最終契約書が締結できれば、M&Aの業務は一旦終了となります。


まとめ

会計事務所のコンサルティング業務は、税務・企業再生・M&Aなど、税理士資格を生かかせるものが多くあります。ただし一般的な税理士の業務とは異なり、コンサルタントとしての様々な能力が求められるので、注意が必要です。


コンサルタントを名乗るための資格は特にありません。税務などの専門知識を磨きつつ、コミュニケーション能力などを重点的に身につけておくと良いでしょう。

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(参考サイト)
会計事務所のコンサルティング業務とは?税理士も活躍?
税務コンサルとはどんな業務?
企業再生コンサルティング 企業を蘇らせる
会計事務所とM&Aアドバイザリー業務の関わり

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