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経理職のキャリアプランはどう描く?

公開日2022/12/07 更新日2023/11/08


経理として今後どのようなキャリアパスを描くべきなのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。国際会計基準の導入や一部業務のAI(人工知能)化などが進められる中、経理のキャリアプランの描き方は多様化しつつあります。


そこで今回は、経理職がキャリアプランを考える際に押さえておきたい重要ポイントについて、詳しく解説します。



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経理の基本業務を整理し、自分ができる範囲を理解しましょう

経理とは、取引や経費の出入金に関するデータを記録、管理する専門職のことです。「会計」は企業・組織の財務状態や損益状況を全体的に把握することを指しますが、経理はその会計の一部を構成する機能といえます。


一般的に、経理が行う基本業務は「出納(すいとう)」「起票」「記帳」「集計」の四つです。


●出納
現金を出し入れする業務です。銀行での出入金業務や預金残高の管理、手形の管理、さらには従業員が支払った交通費の立て替えなども行います。


●起票
取引データを残すため、お金の動きや取引内容を専用の伝票に記載する業務です。手書きで作成されることも多いです。


●記帳
起票により作成された伝票を、帳簿に記録する業務です。帳簿には大きく分けて日記帳、仕訳帳、総勘定元帳の3種類があります。日記帳は日々の取引を発生順に記録する帳簿、仕訳帳は取引ごとにお金の流れを把握するために作られる帳簿、総勘定元帳は仕訳帳のデータを収益・費用・資産・負債・純資産の勘定科目ごとにまとめた帳簿です。


●集計
決算書となる財務諸表を作成するために、帳簿のデータを集計する業務です。


経理のキャリアプランにはどのような選択肢がある?

経理がキャリアプランを考える場合、まずは「ジェネラリスト」「スペシャリスト」のどちらを目指すかを考える必要があります。


●経理ジェネラリスト
ジェネラリストとは幅広い知識を持つ人のことです。自分の本業としての経理という分野を持ちつつも、人事、総務、営業など幅広い部門でキャリアを積み、将来的に経理部長やCFO(最高財務責任者)、経営企画に携わるポジションを目指します。


企業・組織の中でより上位の職位を目指すキャリアであり、経理の知識・スキルだけでなく、リーダーシップやマネジメント力を鍛えていくことも必要です。


●経理スペシャリスト
経理で実務経験を蓄積し、将来的に会計の専門職を目指すキャリアパスです。目安となるのが経理・会計関連の資格であり、一般的にスペシャリストと呼ばれる人は、公認会計士、税理士、社会保険労務士などいわゆる難関資格を保持しています。


それら資格・専門能力を背景として、アナリスト、コンサルタント、FP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリシス)などの業務を担うわけです。しかし、難関資格の取得には相当の時間が必要です。そのため、まずは企業の経理部門で働きながら資格を取り、実績を積み重ねれば、独立開業のキャリアパスも検討できます。


経理がキャリアを描く時、企業規模によってプランは異なる?

所属する企業の規模によって、描けるキャリアパスが変わってきます。


中小企業の場合、経理だけでなく人事や総務など複数の業務を任されることも多く、専門分野に特化しにくい傾向があります。しかしその分、幅広い実績・経験を積むことができ、将来的には経理部門にとどまらない幅広い部門の管理職になる可能性があります。


同じ中小でもベンチャー企業・上場準備企業の場合、会社が急激に成長する中、短期間のうちに多くの実務経験を積めます。多忙ではありますが、そこで得た経験は自身の市場価値を上げることにつながり、その後の転職・キャリアプランを描きやすいです。


一方、大企業の場合、経理の専門職として昇進を目指していくのが基本です。経理スタッフにはじまり、経理主任、経理課長、経理部長と職位を高め、最終的にはCFO(最高財務責任者)を目指します。昇進をめぐっては同僚との出世競争もあるため、努力・実績を出すことが必要です。


経理のキャリアプランを描く際によくある悩み


経理は企業・組織のお金を扱う業務であり、計算や記入のミスにより大きな損失を発生させる恐れもあります。その点をプレッシャーと感じてしまう人も少なくありません。その場合、プレッシャーを自分に対する抑圧ではなく発奮材料・モチベーションへと転換するなど、気の持ち方を変えることも必要になってきます。上司や先輩、同僚などにも相談してみるのも一つの方法です。


また、近年では経理業務がAI(人工知能)に取ってかわるのではないか、と予測し不安に感じている人もいるようです。経理データの入力や収集、計算はAIで行えても、データをどのように活かすのかは専門的な知識・スキルを持つ人間が考える必要があります。そのため、経理の仕事が今後数十年のうちに消滅するとは考えにくく、過度に不安に思う必要はないでしょう。


経理としてのステップアップに有効な資格

経理がキャリアアップを図る上で役に立つ資格をご紹介します。


●TOEIC
英語力を図るテスト。語学力はビジネスパーソンとしての能力指標の一つであり、それは経理も例外ではありません。


●公認会計士
監査・会計の専門職です。国家資格であり難関資格。合格まで3,000~5,000時間かかるとも言われています。


●税理士
税務の専門職です。国家資格であり、取得難易度は公認会計士ほどではないものの、高いのは間違いありません。働きながら、数年単位の計画を立てて合格を目指すのが通例です。


●日商簿記検定
経理に関する知識を総合的に身に付けられる検定。1~3級があり、まずは2級合格を目指しましょう。


●USCPA
米国公認会計士資格です。受験には英語力が必須です。


●BATIC(国際会計検定)
国際会計基準に基づく簿記検定です。グローバル化に注力している企業では取得していると給与・評価アップにつながります。


●FASS検定
経済産業省の発案により創設された検定資格で、経理・財務の実務スキルを問われる試験です。人材育成の一環として受験するよう従業員にすすめる企業も増えています。


●給与計算検定
給与計算業務に関する実務能力を測定する資格です。


●ビジネス会計検定
簿記と会計の基礎知識を身に付けられる資格です。


●FP(ファイナンシャルプランナー)
国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP」「CFP」があります。


経理経験を活かせるキャリアチェンジ先とは

経理には企業の経理部門で働くことだけでなく、他にも様々なキャリアプランを描けます。


●公認会計士、税理士
国家資格を取得し、会計事務所や税理士事務所に転職すると、大幅な年収アップが見込めます。独立・開業を目指すことも可能です。


●英文経理
BATICなど国際会計基準に関連する資格を取れば、英語の経理業務を行う「英文経理」のキャリアも目指せます。現在、海外進出する日本企業や日本に進出している外資系企業は多く、英文経理へのニーズは高いです。


●財務担当
財務部門は企業の資金計画や資金運用、銀行との折衝などを行う役職で、経理よりも全社的な視点で業務を行います。財務担当として経験を積めば、CFO(最高財務責任者)も目指せます。


●経営企画
経理・会計の専門知識があれば、経営者の視点から企業経営を考える「経営企画」のポジションへの転身も目指せます。


●IR
決算短信の作成や株主対応などを担当するIRは会計知識が求められる専門職で、経理での経験が役に立ちます。


経理におすすめのMS-JapanのYoutube紹介

経理が参考にできるMS-JapanのYoutubeをご紹介します。ビジネスセミナーレベルの内容となっているので、ぜひ参考にしてください。


・「英語力は経理の年収アップの近道」
/news/detail/6616/?url=https%3A%2F%2Fyoutu.be%2FVznePXhEewY

→経理においても英語力があるとキャリアの選択肢は広がります。 どのように英語力をアピールし、どのポジションがよりスキルを活かせるのか、動画で詳しく解説しています。


・「年収800万超経理3つのルート」
/news/detail/6616/?url=https%3A%2F%2Fyoutu.be%2FiMET38VZrGA

→経理だけに限らず、年収を上げるにはスキル云々よりもまず年収水準の高い企業に入ることが基本です。どんなにスキルが高くても、年収水準の低い企業ではなかなか年収も上げられませんし、年収800万円以上稼ぐことは難しいです。やみくもにスキルアップを図るのでなく、どうキャリアアップをしたらよいのか、わかりやすく説明しています。


・「経理が転職して年収を上げる方法」
/news/detail/6616/?url=https%3A%2F%2Fyoutu.be%2FHkbBYHBMU2g

→経理職が転職して年収アップにつなげるポイントをエージェント目線で説明しています。「資格」「スキル」「年齢」の観点で、経理・財務に精通した弊社のキャリアアドバイザーが解説しています。


まとめ

経理は営業や開発、マーケティング部門などに比べると地味なイメージも持たれがちですが、資格取得やスキルアップに励むことでキャリアパスの幅が広がり、多様な将来像を描ける職種です。


ただし、経理は専門的な知識が求められる分野なので、キャリアアップを図るなら勉強・努力が欠かせません。特に難関資格を目指す場合は、覚悟を決めて学習に取り組みましょう。




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【参考サイト】
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