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「退職理由」の8割をしめる「ストレス」|解決の障壁となる環境と”意識”

公開日2022/12/10 更新日2022/12/09



ビジネス現場では、なかなか本音を言うことは難しく、誰しも上手に本音と建前を使い分けながら仕事に取り組んでいるものではないだろうか。


本音と建前を使い分ける術は、ビジネスパーソンが自然と身につける対応力ともいえるが、オンラインカウンセリングサービスを手掛ける株式会社マイシェルパの「社員の退職理由」に関する実態調査*で、退職理由の裏に本音が隠れていることが明らかになった。


この調査による退職理由は「長時間労働・休日出勤などによるストレスのため」(32.7%)、「職場の人間関係や社長・上司との相性によるストレスのため」(30.2%)、「給与や残業手当など賃金への不満によるストレスのため」(24.5%)だが、そのいずれにも“ストレス”がかかわっているのだ。


この退職理由の回答から、ストレス関連を抽出した結果、実に79.7%とほぼ8割にのぼり、退職を決断した理由の裏には“ストレス”が隠れていることがわかった。


では、退職することを、どのように会社に伝えたのかといえば、「別の業界・新しい職種に挑戦したい」、「詳細な理由は伝えなかった」、「働き方を変えたい」と、どちらかといえば前向きな意思・姿勢を退職の理由にしている。


ストレスを感じても、会社のメンタルヘルスケア対策が充実していれば、早めに適切なケアや治療を受け軽減することもできるが、まだ大丈夫と思って放置していると、気づかないうちに心身の健康に害を及ぼすほど蓄積しまうのがストレスのおそろしさでもある。


ストレスに押しつぶされそうになったとき、職場に相談できる人がいれば、まだ救いもあるのだが、退職経験者の6割以上が、職場に相談できる人がいなかったという。また、本当の退職理由が職場に広がることを避けたいという意識も働いているようだ。


一方、会社側の退職防止の取り組みだが、「とくに目立った取り組みはなかった」が43.5%でもっとも多く、次いで「ストレスチェック制度の導入」が24.4%、「人事評価制度の整備」が18.9%で続いている。


企業にとっても、メンタルヘルスケアは最重要課題である。社員がストレスや仕事についての不満を気軽に相談できる環境を整えることが、退職を思いとどまらせることにつながるのではないだろうか。


*≪調査概要:「社員の退職理由」に関する実態調査≫
【調査日】2022年9月20日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,041人
【調査対象】転職経験のある会社員(正社員)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ


■参考URL
PRWire【退職理由の8割はストレス】前向きな退職理由を伝えた人でも、7割前後は実はストレスが原因で退職していた

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