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働き方や職場環境が大きな転換期を迎えています。ビジネスパーソンは、どのような意識で対応しようとしているのでしょうか。その意識の一端が、LinkedInの「仕事に関する意識調査」*で見えてきました。
「仕事に関する意識調査」は、世界17か国の18歳以上の就労者約2万3,000人を対象に行われたもので、日本での調査は、LinkedInの日本法人「リンクトイン・ジャパン株式会社」が、約1,000人の就労者に実施しています。
調査の結果、日本の賃金水準が海外と比べて低く抑えられているにもかかわらず、調査対象者の46%が現在の仕事に満足していることがわかりました。
足元を見れば物価高騰や人手不足など、企業の成長を阻むマイナス要因が多く、経済環境は決して良好とはいえない状況です。ところが、このような経済環境は「自分の仕事にはそれほど影響していない」と捉えている割合が49%と、およそ半数を占めていることもわかりました。
およそ半数が仕事に“満足”しているという結果ですが、評価やキャリアアップについては、懸念や不安を抱いている人が多いことも、調査結果から見えてきました。
どのようなことに懸念や不安を抱いているのかといえば、「求められる水準以上の仕事をしても、気付いてもらえないような気がする」が21%、「今の仕事ではキャリアップの機会が限られていると感じる」が19%、「疲弊して何もやる気が起きなくなった」が14%となっています。
現在の雇用主や仕事についての懸念していることがあるか、という質問に対して最も多かった回答は「懸念や不安はない」の39%です。しかし、半数以上がキャリアアップや評価に対して懸念や不安を抱えているわけですから、どのように対処しようとしているのかも気になるところです。
キャリアアップの見通しが立たず、正当な評価を得られていないと感じながら仕事を続けることは、やはり限界があると考えるべきでしょう。
評価は、賃金や昇進にもかかわり、日本の賃金水準は30年以上横ばい状態が続いています。賃金アップを望むなら、高賃金の他社へ転職するか、専門性の高い資格取得にチャレンジするなどが求められるでしょう。
調査結果でも、「近い将来、転職する」という意識を持っている人が20%、「自分のスキルを高めて、今の会社で昇給を目指す」が16%となっています。
では、現在の仕事を続けながら賃金アップを目指す、あるいは有利な転職を実現するためには、どのようなスキルアップが必要となるのでしょうか。専門分野(35%)と言語スキル(17%)のスキルアップを、現在のビジネスパーソンは意識しているようです。
「仕事に関する意識調査」の結果から、就労者が賃金アップとキャリアアップを実現するためには、“専門的な知識やスキルを高めるべき”という意識を持っていることがわかりました。“転職”という選択肢があることも、人事担当者は意識しておく必要がありそうです。
*【調査概要】
調査期間:2022年12月7日~12日
調査対象:調査実施国(17か国)の18歳以上の就労者計22,985人。
日本では計1,026人を対象に実施。
調査方法:オンラインアンケート調査
■参考サイト
PR TIMES|LinkedIn、仕事に関する意識調査を実施 日本では62%が「自分の仕事に自信あり」キャリアアップ実現へのカギは「専門性の獲得」
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