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少子化に歯止めがかからない状況で、厚生労働省の「人口動態統計速報」によると、2022年1月から10月の出生数は66万9,871人と過去最少の水準となった。このペースでいくと2022年の出生数は初めて80万人を割り、77万人前後となる見通しだ。
少子化に歯止めをかけることは、日本の最重要課題である。日本社会全体が、安心して子どもを産み・育てる環境とならなければ、出生率が高まることはなさそうだ。
では、これから子どもを産み・育てる可能性のある若い世代は、将来、子どもがほしいと考えているのだろうか。
BIGLOBEが全国の18歳から25歳までのZ世代男女500人に実施した「子育てに関するZ世代の意識調査*」によると、「将来結婚して、子どもがほしい」が44.9%に対して、「子どもがほしくない」は45.7%と、残念ながら“ほしくない”が上回る結果となっている。
*調査概要
調査名 :子育てに関するZ世代の意識調査
調査対象:全国の18歳から25歳までの男女500人
(比較対象として、26歳から59歳までの男女500人のうち子どもがいる354人)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月7日~2月9日
「子どもがほしくない」理由は、「お金の問題」が17.7%で、「お金の問題以外」が42.1%、「両方」が40.2%である。
「お金の問題以外」では、「育てる自信がない」(52.3%)、「子どもが好きではない、子どもが苦手」(45.9%)、「自由がなくなる(自分の時間を制約されてたくない)」(36%)といった理由が上位を占めている。
一方、習い事や進学についての支援があれば、「将来、子どもがほしい」と思う割合は7割弱である。つまり、安心して子どもを産み、資金面をはじめ育児への支援制度が充実していれば、子どもがほしいと考えるZ世代が増える可能性があるということでもある。
さて、これからどのような少子化対策が打ち出されるのだろうか。いずれにしても、ここで少子化を食い止めなければ、日本の経済発展の可能性は、きわめて低くなるのではないだろうか。
■参考サイト
@Press|「将来、子どもがほしくない」Z世代の約5割 BIGLOBEが「子育てに関するZ世代の意識調査」を実施 ~子どもがほしくない人の4割強は「お金の問題以外」に理由 「育てる自信のなさや苦手意識、自由がなくなる」など~
厚生労働省|人口動態統計速報(令和4年2月分)
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