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賃上げを巡る春闘も大詰めを迎えているが、労働者側が満足できる賃上げ幅になるかどうかは別にして、大方の企業が賃上げを実施することになりそうだ。
ところで、現在の年収について、労働者側は満足しているのだろうか。株式会社スタジオテイルが実施した「現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについて」の調査*によると、満足している割合は約33%で、7割近くが不満を抱いていることがわかった。
しかし、会社が示す賃上げ方針を、ただ指をくわえて待っているだけでは、一向に収まる気配がない値上げラッシュから、生活を守ることはできそうもない。では、満足できない年収を、どのように乗り越えようとしているのだろうか。
年収アップのために具体的に取り組んでいることについて聞いてみると、トップは副業(約53%)、次いで「資格取得」(約38%)、「スキルアップ」(31%)が続き、年収アップのために、何らかの取り組みをしている人の割合は74%にものぼる。
また、若い年代ほど積極的で、20代・30代では76%と、実に4人中3人が何らかの取り組みを実践しているという結果だ。
世帯年収別の満足度をみると、「満足している」の割合がもっとも高かったのは年収1,000万円超の世帯である。一方、満足度0%だったのは年収200万円未満の世帯である。
アンケート結果の詳細では、年収に対するリアルな本音にも触れているので、働く側の意識を把握するためのヒントになりそうだ。 その詳細の結果で憂慮すべきは、年収アップに何らかの方法で取り組んでいる人がいる一方で、「自分から働きかけても何も変わらない」と、諦めの境地の人が36%もいることだろう。
たしかに、何か行動を起こしたとしても、必ずしも年収がアップするとは限らない。しかしこのままでは、行動を起こす人と何もしない人の間にますます格差が拡大していくことになるのではないだろうか。
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【調査概要】
調査期間:2023年2月15日~2023年2月25日
調査対象:会社に勤務している20代~50代
(全400名 男性:246名 女性:152名 その他:2名)
■参考サイト
PR Wire|現在の年収に満足してる人は約33%。年収アップへの取り組みで最も多いのは「複業」
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