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ChatGPTなどの生成AIの注目度が高まっているが、「Job総研」を運営するライボが実施したAIチャットボットに関する意識調査*で、「AIに仕事を奪われると思う」ビジネスパーソンが76.9%もいることが明らかになった。
たしかに、まるで人間が書いたような自然な文章を短時間で作成する能力や、本物かどうか見分けがつかないようなAI作の写真を見せられると、人間が行っている仕事が、いずれAIに取って代わられる可能性は十分あるだろう。
しかも、人間が行うよりもはるかに短い時間で、しかも出来栄えの精度も高いのであれば、生産性の向上や人手不足対策という観点からも、AIを活用する場面がますます増えそうである。
調査によると、AIチャットの使用経験がある人は64%だが、実際に仕事で使っている人の割合は、SEやクリエイター、企画・管理部門、マーケティング担当者などの31%である。
そのうちの8割以上が、「うまく使えば効率化できる」「より生産性の高い仕事へシフトチェンジできるチャンス」などの理由から、AIチャット使用に積極的な姿勢を見せている。
一方、情報の信頼性や情報漏えいへの不安、まだ仕事に使えるレベルに達していないなど、一部にはAI活用に慎重さを求める声もある。
積極派と消極派で意見は分かれているが、AIチャットを活用することで期待されるのは、やはり業務の効率化である。その点については、実際に使用したことのあるビジネスパーソンの約9割が「効率化する」と回答している。
AIは高度な計算能力やデータ処理能力をもっており、それを上手に活用すれば、効率化による生産性の向上やコストダウン、省力化への期待は高まる。そのままでは、AIに仕事を奪われてしまいそうだが、AIの優れた能力を、人間の創造力や倫理的な判断力でどのように使いこなしていくのかが、これから問われることになりそうだ。
*【調査概要】
調査期間:5月2日(火)~3日(水)
調査方法:インターネット
調査対象:全国20~50代のビジネスパーソン956人
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