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梅雨時期はなぜ“うつ”になりやすい? 原因と日常生活でできる対策

公開日2023/06/27 更新日2023/06/27


雨や曇りの日が続く梅雨時期は、憂うつな気持ちになったり、体調が不安定になったりしがちです。実際、とある調査では、梅雨の6月は「仕事中にやる気が出ない」と感じることがあると回答した人が6割以上いました。


心身が不調になる“うつ”状態は、梅雨時期なら誰でもなる可能性があります。そして、この“梅雨うつ”を放っておくと、本格的なうつ病につながることも…! 悪化しないように、適切な対策をとる必要があります。


今回は、梅雨時期に“うつ”状態になる原因と、日常生活で取り入れやすい対策をご紹介します。



梅雨時期はなぜ“うつ”状態になりやすい?

まずは、自身の心身の状態を見てみましょう。


簡単にできる“うつ状態”セルフチェック

体の不調
□だるくて疲労感がある
□頭が重く感じる、または痛い
□首や肩が凝りやすい
□冷えを感じることがある
□食欲がない


心の不調
□仕事や私生活などで無気力になることがある
□不安感や焦燥感を抱くときがある
□気分が落ち込みやすい
□イライラしたり怒りっぽくなったりする
□集中できないことがある


上記の症状がひとつでもある場合は、体調が不安定になっています。もしかしたら“うつ”状態かもしれません。
では、なぜ梅雨時期に“うつ”状態になりやすいのでしょうか? おもな原因は以下のとおりです。


梅雨時期になる“うつ”の原因

日照時間の減少

梅雨時期は雨や曇りの日が続き、日照時間が減少します。日照不足になると、人間の体内ではセロトニンの減少やビタミンD不足が生じます。セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させるため、その分泌が減少するとうつ症状を引き起こしやすくなります。また、ビタミンDの欠乏もうつ病のリスクと相関すると言われています。


気圧の変化

梅雨時期は低気圧が続き、人間の体は自律神経が乱れやすくなります。興奮モードの「交感神経」と鎮静モードの「副交感神経」のバランスがとれているのが、健康状態。しかし、梅雨時期は「副交感神経」が優位に働き、眠気やだるさを感じやすくなるのです。


湿度の変化

梅雨時期は湿度が高くなり、カビやダニが発生しやすくなります。このカビやダニによってアレルギー症状や呼吸器疾患が悪化し、体のさまざまな不調を引き起こすことがあります。体の不調は心の健康状態にも悪影響を与え、うつを引き起こすことがあるのです。


閉鎖的な環境

雨の日が続けば外出が制限され、社会的な活動や運動量が減少し、室内に長くいることで気持ちが沈んだりストレスがたまったりします。また、レジャー活動の制限が続くと前向きな気持ちや楽しみが減少し、孤立感を感じてうつ状態になる人も。


“うつ”状態を改善する日常生活での対策

ここでは、毎日の生活で取り入れやすい“うつ”改善の対策方法をご紹介しましょう。


日光を浴びる

梅雨時期こそ、積極的に日光を浴びましょう。晴れ間がのぞいたら外に出て散歩する、カーテンを開けて室内に明るい光を取り入れるなど、できることを継続してみてください。日光を浴びれば、体内でセロトニンやビタミンDなどが生成され、体の健康はもちろん、気分もスッキリするはず!


室内環境を改善する

湿度対策として、室内の換気を行ったり除湿器を使ったりして、過度の湿気を防ぎましょう。また、室内の空気を清潔な状態に保つため、こまめな掃除や洗濯もおすすめです。


栄養バランスのよい食事と睡眠をしっかりとる

特に心がけたいのが、朝食をしっかりとること。十分な睡眠から目覚めたあと、食事をきちんととることで、自律神経の活動が活発になって体内リズムが正常になります。また、良質な睡眠によって、自律神経が整います。


食事は、セロトニンを増やす必須アミノ酸の“トリプトファン”をとるのが理想的。チーズや牛乳などの乳製品、納豆・豆腐・味噌などの大豆製品、卵、ゴマ、バナナなどに含まれているので、毎日の食事にできる範囲で取り入れてみてください。


室内時間を楽しむ

外出が制限される日々は、室内での活動を楽しみましょう。読書や映画鑑賞、料理など、自分の好きなことをすれば気持ちが前向きになれます。また、ストレッチやヨガなど、室内でできる軽い運動をすることも、ストレス解消につながります。仕事がある日は運動不足になりがちなので、なるべく歩く、階段を使うなど、工夫をしてみましょう。


いかがでしたか? 本島の梅雨明けはしばらく先ですが、日々の過ごし方次第で“うつ”を防ぐことはできます。それでも、なかにはうまく“うつ”状態を回避できない人もいるでしょう。


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