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ChatGPTをはじめとする対話型の生成AIの利用が急速に拡大している。この新たなテクノロジーに、管理部門のビジネスパーソンとしてどのように向き合っていけばいいのだろうか。
利用の拡大とともに、情報漏えいや個人情報保護などプライバシーの問題、誤情報の拡散、著作権侵害などの懸念も指摘され、法規制や活用するためのガイドラインの必要性も叫ばれている。
しかし、その整備が整う前に、すでにさまざまな分野で活用する動きが広まり、毎日のように生成AIを巡るニュースが飛び交っている。気になるのは、ビジネス現場での利用状況や、仕事への影響である。
その参考になりそうなのが、株式会社クロス・マーケティングが実施した「生成AIに関する調査(2023年)」*の結果である。
まず、生成AIの導入状況についてみていこう。勤務先で導入している割合は29%で、個人的に利用しているのは28%だ。もっとも多かったのは「勤務先で導入なし、個人としても利用していない」の42%である。
未導入・未利用の方が上回っているが、およそ3割の企業で導入が進み、個人的とはいえ実際に利用しているというのが実態のようだ。
では、どのように使っているのかといえば、「検索エンジンの代わり」「純粋な趣味や楽しみ」「文章・コード・デザインを考えてもらう」「アイデアや企画を考えるための話し相手」「要約や可視化するため」などだ。
現状では、お試し感覚で使っているケースが多いが、その理由は、事実と偽情報が入り混じっていることや、ビジネスシーンで積極的に活用できるほどの精度には達していないと受け取られているようだ。
ともあれ、生成AIの精度が高まれば、やがてAIに仕事を奪われてしまうというリスクもある。66%が仕事への影響があると回答し、不安を感じているのは40%だ。しかし、使いたいと考えている割合は54%と半数を超えていることを考えれば、生成AIのビジネス現場での利用は、ますます広がっていくことだけは確かなようだ。
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*【調査概要】
調査手法 :インターネットリサーチ
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :20~69歳の男女
スクリーニング調査 フルタイム有職者
本調査 ホワイトカラー・生成AI認知者
調査期間 :2023年5月12日(金)~5月15日(月)
有効回答数:スクリーニング調査 7,532サンプル
本調査 1,345サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
■参考サイト
PR TIMES|生成AI 仕事への影響66%、不安40%、使いたい54% 現在の使い方は「検索エンジン代わり」「趣味や楽しみ」
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