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2023年12月に三菱UFJ信託銀行は、オーストラリアの年金運営管理トップ企業を買収することを発表しました。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ信託銀行は、豪州のリンク・アドミニストレーション・ホールディングス(Link Administration Holdings Limited)の発行済株式100%を取得し、子会社化するための手続き開始を発表しました。
株式の取得金額は11億1,000万豪ドル(約1,077億円/1豪ドル=97円)で、今後リンク社の株主総会や裁判所での承認などを経て、2024年6月には完全子会社化を実行する見込みです。
リンク社は豪州の私的年金加入者の約4割に年金関連サービスを提供しており、豪州・イギリス・インドを中心に証券代行関連事業も手がけています。さらに同社のデジタル・プラットフォームは、全世界で1億人以上が資産管理に活用しています。
国内最大の金融グループであるMUFGは、2023年に入ってから活発にM&Aや出資を進めています。その中から主な事例を以下にピックアップしてみましょう。
・3月20日:イギリスのグローバル・アセットマネジメントAlbaCore Capital Group を買収
・5月8日:イスラエルのフィンテック企業Liquidity Capitalに出資
・6月26日:インドネシアのローン会社MFINの株式売買契約を締結
・8月3日:アメリカの金融サービス企業U.S.Bancorpに追加出資
・9月5日:アメリカの医療関連企業VLP Therapeuticsと出資契約を締結
・12月18日:豪州Link Administration Holdings Limitedを買収
これら以外に国内でのM&Aや出資も含めるとかなりの件数にのぼり、海外進出の動きを強めていることがわかります。
日本最大のメガバンク三菱UFJ銀行を有するMUFGは世界でもトップクラスの巨大金融グループですが、資産運用の分野では欧米各国に出遅れています。そのため三菱UFJ信託銀行を中心に資産運用部門を強化する方針です。
前述したM&Aや出資の事例を見ても、世界のさまざまな地域で多様な業種の企業に投資をしていることがわかります。そこに資産運用分野の強化を加え、グループ全体の成長を図ることがMUFGの狙いです。
国内では低金利が続く中、GDPの成長が続く海外への進出が不可欠になっています。
今後もMUFGは現地企業・銀行との提携や買収を積極的に進めていくでしょう。
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