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韓国で北海道人気再熱も空港は人手不足 航空業界の課題について解説

公開日2024/01/11 更新日2024/01/12


いま韓国では観光地として北海道の人気が高まっています。

しかし、航空会社の体制が整っておらず、思うように観光客を受け入れられていないのが実情です。今回の記事では、航空業界の人手不足事情について解説します。

韓国では北海道が人気

2023年にも多くの韓国人が北海道を訪れました。また日本政府観光局の統計によれば、2012年の北海道内の韓国人宿泊数は約21万人でしたが、それから6年後の2018年には、なんと6倍強の約137万人に増加しています。


北海道はソウルから3時間ほどで行ける距離ということもあり、日本旅行の定番として親しまれているのです。

韓国人にとって北海道が魅力的な理由

なぜ韓国人にとって北海道が魅力的なのかというと、まずは恵まれた自然環境が理由としてあげられます。北海道は韓国であまりみることがない「雪」に恵まれた地域であり、ウィンタースポーツも盛んに行われています。韓国では、平昌冬季オリンピックが行われた影響でウィンタースポーツ人気に火がついており、訪れる理由になっています。


映画などの映像作品がきっかけで、北海道に訪れる韓国人も多いようです。とくに韓国人に人気なのが、港町である小樽です。1995年の映画「Love Letter」は、永遠の愛をテーマにした作品で、韓国の中でも根強い人気を誇っています。


北海道の元運炭路線を舞台にした作品の「鉄道員(ぽっぽや)」から、2022年に配信された「First Love 初恋」まで、北海道を舞台にした映像作品は多く、こうした点も韓国人旅行者の訪問のきっかけになっているようです。

グランドハンドリングスタッフの不足

韓国から絶大な人気を集める一方、北海道側に十分な受け入れ体制が整っていないといった問題もあります。とくに深刻なのが、空港での地上業務を行う「グランドハンドリングスタッフ」の不足です。


十分な人材が確保できていないと、どれだけ需要があったとしても飛行機を受け入れることはできません。グラハンが不足しており、飛行機を飛ばせないというケースも少なくないようです。

航空業界が人材不足を解消するための取り組み

航空業界は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって大きな影響を受けましたが、今では外国人観光客の増加により、航空業界の需要が回復しています。それに伴って、人材不足が深刻化しているのです。


グランドハンドリングスタッフが不足してしまう原因はさまざまですが、労働環境が厳しいことが主な理由となっています。シフト制によって不規則な生活になってしまうことや、慢性的な長時間労働が改善されないことが離職につながっているといいます。


こうした状況を改善すべく、航空各社は労働環境の改善に取り組んでいます。業務委託や、新卒採用の強化などにより、スタッフの長時間労働是正を図っています。


また、もう1つのアプローチとして外国人労働者の確保を積極的に行っています。制度開始から5年間で2,200人を目標に特定技能外国人の受け入れを実施しています。(ただしこちらは、グランドハンドリングだけでなく、航空機整備スタッフを含めた数字です)。

まとめ

航空業界は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を強く受けた業界の1つです。需要は回復しつつありますが、それに伴って人材不足が深刻化しています。


飛行機が飛ばず思うように訪日観光客を確保できないことは、多くの企業の損失に繋がります。航空業界には一刻も早い人材不足解消が求められています。



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