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新たにプロジェクトを拡張しているBluesky(ブルースカイ)が、2024年2月6日に招待制を終了して一般利用へと移行しました。今回はBlueskyの特徴や、ほかのSNSとの違いについて紹介します。
目次【本記事の内容】
昨今は様々なSNSがありますが、大きく5つのタイプに分類されます。
・文章投稿型:X(旧Twitter)、LINE、Facebook、Threadsなど
・写真投稿型:Instagram、Pinterestなど
・動画投稿型:YouTube、TikTok、ニコニコ動画など
・ライブ配信型:ふわっち、17LIVEなど
・ビジネス特化型:LinkedInなど
一般的には上記の形で分類されますが、複数の機能を兼ね備えたSNSもあります。たとえば、文章投稿型であるXにはスペースと呼ばれるライブ配信機能があります。今回紹介するBlueskyは、文章投稿型SNSに分類されます。
世界中で多くの利用者がいる文章投稿型SNSのXですが、経営陣の交代に始まるドタバタを演じている間に、ライバルのMetaはThreadsをリリースして、Xのシェアを崩そうとしています。
Blueskyも同様の目的で立ち上げられたプロジェクトであり、開発を始めたのはXの元CEOのジャック・ドーシー氏です。Blueskyは多くの点でXとよく似ています。XからBlueskyに乗り換えたユーザーがストレス無く使用できる利点があるといえるでしょう。
基本的な機能もXとの類似点が多く、Feed(フィード)というメインのタイムラインに、300文字までのテキストと4枚までの画像を投稿できます。フォロ-やリツイートにあたる機能もあります。現行のXやThreadsの流れを継承し、今後さらにバージョンアップを図るとみられます。
一方で、BlueskyがほかのSNSと大きく違う点は、暗号資産(仮想通貨)でよく知られる分散型プラットフォームを採用していることでしょう。特定の企業が中央サーバーで管理する仕組みではなく、それぞれのユーザー自身がサーバーとなり、データを管理したり機能をカスタマイズしたりすることが可能です。
Blueskyは招待制を採用していたため、これまでは既存のユーザーからの招待コードを受け取ることで、はじめて利用が可能になる仕組みでした。それが2024年2月6日付けで招待制を終了し、自由にユーザーが参加できるオープンなプラットフォームに移行しました。
当初招待制を採用していた理由は、開発初期はサービスが安定していなかったためです。今回はユーザーが安心して使える準備が整ったとして、誰でも利用できるようになりました。
分散型SNSの特徴として、サーバーを特定の企業が管理しているわけではないため、仮に特定のサーバーが攻撃されてしまっても、ほかのサーバーが無事であればデータの改ざんや消失を防ぐことができます。 そういった点で、Blueskyはセキュリティレベルの高いSNSといえるでしょう。
現状ではメールアカウントと電話番号を登録し、SMS認証を受けることで利用できるようになります。ユーザー数は400万人を突破したと公式アカウントで発表されましたが、5億人超のXや1億人超のThreadsと比べれば、まだプロジェクトは始まったばかりといえるでしょう。
TwitterがXに替わったことで、業界再編の動きが高まっていたところに、Blueskyが新たに加わりました。現時点ではSNSの勢力図に変化は見られませんが、一般利用が可能となったことで、ユーザー数は伸びてきております。また、多くのSNSツールとは異なる分散型プラットフォームの採用により、セキュリティ面でのメリットが挙げられます。今後のバージョンアップ次第ではさらにユーザー数が伸びる可能性も考えられます。
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