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退職代行は、「会社が辞めさせてくれない」「上司がしつこく引き留めてくる」などの退職に関するトラブルを避けるために、利用者に代わって勤務先に退職の意思を伝えるサービスです。
近年ニュースやSNSで話題に上がることも多く、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
マネジーでは、管理部門・士業の方を対象に、「退職代行に関する実態調査」を行いました。 本記事でその結果をまとめてご紹介します。退職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国の管理部門・士業
調査テーマ:『管理部門・士業の「退職代行」における知名度・イメージ調査』
有効回答数:425名
調査実施日:2024年5月11日~5月19日
調査主体:株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/)
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
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「退職代行を知っていますか?」という設問に対し「サービス内容を知っている」と回答した割合は66.8%、「聞いたことがあるが、サービス内容は知らない」が25.2%で、「退職代行」サービスの知名度は合計92.0%となりました。 近年退職代行サービスが話題に上ることも多く、認知度の高まりが伺えます。 職種別のグラフから分かる通り、従業員の入退社に携わる「人事」が最も高い認知度となりました。
次に、年代別・男女別に分類しました。
いずれも大きな差は見受けられませんでしたが、「聞いたことがない」の割合は、年代が高くなるに伴い、微減傾向です。
退職を申し出される側の立場である管理職の割合と社会人経験の長さと、比例していると考えられるでしょう。
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退職代行のイメージは、「サポート範囲が気になる」が27.8%、「いざという時に役に立ちそう」が27.3%、「個人情報の扱いが不安」が25.6%と三極化していることが分かります。
退職代行のイメージを、年代別にランキング形式でまとめました。
20・30代と40代では「いざという時に役に立ちそう」が1位にランクインしています。対して、50代以上では「サポート範囲が気になる」が1位ですが、2位以下に「個人情報の扱いが不安」や「信用できない」がランクインするなど、慎重な姿勢であることが分かります。
実際に退職代行を利用したことがある人は、全体のわずか1.6%となりました。
年代別に見ると、20・30代では3.6%、50代以上では0.7%と、年齢が上がるに伴って利用率が下がっていくことが分かります。
勤務先における利用者の有無を質問すると、「いる」が13.6%、「いない/分からない」が86.4%でした。
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「退職代行を利用してみたいですか?」という設問に対し、「積極的に利用したい」が0.5%、「機会があれば利用したい」が13.4%であり、利用に前向きな姿勢は少数派であることが分かります。
職種別に分類すると、利用したいと回答した割合が最も高い職種は、「経理」の23.0%でした。
年代別・男女別にそれぞれ分類して見ていきましょう。
「積極的に利用したい」の回答者がいた年代は50代の0.8%のみであることが分かります。
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退職を考えるきっかけは、「人間関係」が61.2%で最多回答となりました。次いで「給料」が54.7%、「会社の将来性/経営方針」が41.1%と続きました。
年代別に退職を考えるきっかけのTOP5をまとめました。
いずれの年代でも、1位「人間関係」、2位「給料」となっています。
今回は、管理部門・士業人材を対象に行った「退職代行」に関するアンケート調査の結果をご紹介しました。退職代行サービスの認知度は高いものの、実際に利用したことがある人や、利用に積極的な人は少数派であることが分かりました。
近年では、退職代行サービスの利用者に対して、転職支援サービスをワンストップで提供する企業も増えています。
管理部門・士業のためのビジネスメディア「Manegy」では、退職代行に関する調査以外にも様々な調査を実施し、その結果をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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