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あなたの会社は、社内報を発行していますか?どんな目的で使われていますか?
社内報は、会社に関するさまざまな記事を掲載できる媒体ですが、どのように使うのが効果的なのでしょうか。
今回は、社内報の内容をもっと良くしていきたい企業や、これから社内報を作成しようと考えている企業のために、さまざまなコンテンツの例をご紹介します。
社内報を作成する目的は、社内行事を全員に周知させたり、社内で起きたことやこれから起きることを知らせたりするのが主な目的です。さらに、業務を遂行していく上で問題となる点の分析や、解決方法を示唆するのも、社内報の重要な役割となっています。
たとえば、最近ではコンプライアンスを重視する企業が増えてきており、セクハラやパワハラ問題が注目されています。そうした中で、「こういうケースがセクハラになる」とか、「こんな発言はパワハラに該当する」といった内容を、具体例を挙げて発信することで、社員への周知を図っているケースも多くなっています。
また、社内報は会社からの連絡ではあるものの、通達というほど形式ばったものではなく、気軽に読めるツールとして活用されています。
職場紹介のコーナーで、どの部署でどんな事業に取り組んでいるのかが紹介されたり、「〇〇さんに赤ちゃんが生まれました」、「◎◎さんがご結婚されました」といった従業員の近況報告を掲載したりするなど、社内報は従業員どうしのコミュニケーションを活性化するために利用されることもあります。
社内報は、オンライン配信か印刷物の小冊子として配布されます。
オンライン配信は印刷の手間やコストもかからず、即座に全員に配信されるので便利ですが、印刷物の社内報と比べると読まれない可能性が高くなります。
配布目的やコスト、効果等を照らし合わせて、配布方法を検討しましょう。
内容としては、あまり詰め過ぎないようにするのがポイントです。
従業員は、業務に必要な資料であれば、内容が詰まっていてもしっかり目を通しますが、社内報のように直接業務に関係ないものはあまり読まない傾向にあります。
社内報のもっとも適当なページ数は、印刷物であればB4サイズで裏表2ページ程度といったところでしょう。これより少ないと社内報としてボリューム不足ですし、ページが多いと読んでもらえません。
ちなみに、B4サイズを2つ折りにすればB5サイズになりますから、机の上に置いても邪魔にならない大きさです。
また、社内報は文字を少し大きめにして、読みやすくするのがポイントです。
従業員は普段から細かい文字で書かれた書類を読んでいますから、業務以外では読みやすい文字サイズにしてあげる配慮も必要です。
社内報にはどんなコンテンツを掲載すれば良いのか、具体例をご紹介しましょう。
会社の方針と今後の動きについて、簡単にまとめて掲載します。
また、前回の社内報で発表した内容の続報や結果も、必要に応じて掲載するようにしましょう。
社員旅行や社内のバーベキュー大会、野球大会などがあれば、事前に社内報で周知すると良いでしょう。
それぞれ開催日時や参加条件、参加費用、申し込み方法などを記載しておきましょう。
屋外の行事なら、雨天時の対応や緊急連絡先も記載しておくようにします。
また、社内行事後に発行する社内報には、その行事の写真と記事を載せるなど、結果報告も忘れないようにしましょう。
情報漏洩やセクハラ、パワハラなどの問題が起きないようにするための対策も、社内報で取り上げたいテーマのひとつです。
書き方としては、他社で実際に起きた情報漏洩やセクハラ、パワハラ事例を参考にして、問題点の分析や解決法を解説するといいでしょう。
自社の各部署やグループ会社、関連企業などに取材して、業務内容やスタッフを紹介します。
同じ会社であっても、普段の業務で関わりのない部署のことは、あまり知らないものです。ましてや、グループ会社や関連企業となるとなおさらでしょう。
どこの部署にどんな人がいて、どのような業務を行っているのかを書くことは、社員どうしの認知度を高めコミュニケーションの活性化に役立ちます。
なお、部署のメンバー全員で撮った写真があると、さらに記事が引き立ちます。
毎回どこかの部署を選んで、そこの特色ある人にインタビューします。
選ぶ基準はさまざまですが、会社に表彰された人や特殊な技能や資格を持った人を対象にするといいでしょう。
その人の仕事に対する情熱や価値観などを語ってもらい、他の従業員を啓発するのが個人インタビューの狙いです。
結婚や出産などのライフイベントがあった社員を紹介したり、インタビューして記事を掲載したりします。本人の許可があれば、結婚した2人の写真や、赤ちゃんの写真を載せるのも良いでしょう。
社内報の末尾には、編集部のコラムを掲載してみましょう。
その時々で話題になっている事項や季節に合った話題などを取り上げます。
夏なら「冷房温度は下げ過ぎないように」、冬であれば「インフルエンザが流行っています」などといった注意喚起でも良いでしょう。
仕事の合間に気軽に読んで、役に立つ記事が書かれているのが社内報の特徴です。
社内報は、従業員どうしのコミュニケーションを活性化するためのツールとして、多くの会社で利用されています。
あなたの会社でも工夫をこらした社内報を発行して、社内の活性化を図ってはいかがでしょうか。
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