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押さえておきたいホワイトデーの歴史

公開日2019/03/16 更新日2019/03/17

3月14日はホワイトデー。2月14日のバレンタインデーにチョコレートやプレゼントをもらった男性が、女性にお返しの贈り物をする日ですね。ところで、このホワイトデー、いつ、どこから始まったのか、ご存知でしょうか?

ホワイトデーの始まりは?

ホワイトデーの始まりには諸説あります。まずは、1978年(昭和52)に、福岡の明治38年創業の老舗・石村萬盛堂から生まれたマシュマロデーが起源とする説です。

石村萬盛堂のHPには、当時の社長(2代目)が新しいお菓子づくりのヒントを探して、少女雑誌をめくっていると、「男性からバレンタインデーのお返しがないのは不公平。ハンカチやキャンデー、せめてマシュマロでも・・・」という投稿に目が止まったそうです。

そこで、「バレンタインデーに君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」という広告を打ち、マシュマロを売り出したそうです。

日本で生まれ日本で育まれた風習

もう一つは、同じく1978年に、全国飴菓子工業協同組合が、「全飴協ホワイトデー委員会」を結成し、1980年(昭和55)に、第1回ホワイトデーを実施したことを始まりとする説です。こちらも、全国飴菓子工業協同組合のHP(ホワイトデー公式サイト)に、ホワイトデー誕生の経緯が詳しく載っています。

つまりホワイトデーは、日本で生まれ、日本で育まれてきた風習です。“贈り物をいただいたら、お返しする”という、日本の文化が、ホワイトデーのベースにあるのかもしれません。

バレンタインデーが定着するにつれ、菓子業界は続々とマシュマロやクッキー、キャンデーなどを、お返しの贈り物としてPRするようになり、いまや、すっかり定着したイベントになっています。

3月14日は日本でキャンデーが誕生した日

ホワイトデーが定着するようになると、菓子業界だけでなく、「ホワイトデーには白いショーツを贈ろう」という下着メーカーや、「彼女のハートに火をつける」という意味で、香水入りのロウソクや匂い袋を販売する会社なども、ホワイトデー商戦に参戦してくるようになりました。

ところで、全国飴菓子工業協同組合のホワイトデー委員会では、「ホワイトデーではなく、単純にキャンデーの日にしたらどうか」という意見もあったそうです。しかし、バレンタインデーのお返しという意味をある方が、需要拡大につながるだろうということで、ホワイトデー=キャンデーの日ということになったといいます。

ホワイトデー公式サイトには、こんな裏話も載っていました。それは、日本のキャンデーが誕生したのは3月14日前後ということです。これは、日本に残っている一番古い文献にあったそうですが、旧暦の日付のため前後3日ぐらいのズレはあるものの、この日付にも、何か因縁があるといえるのではないでしょうか。

マシュマロが選ばれた理由

石村萬盛堂のHPにも、面白エピソードがあります。それは、ホワイトデーにマシュマロを贈るとした理由です。

石村萬盛堂を代表するのが、マシュマロ生地で黄味餡を包んだ「鶴乃子」で、明治時代から博多でつくられていた銘菓です。これを販売促進に結び付け、 “マシュマロは、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返し”という、コピーが生まれということです。

また後に、チョコレートクリームをマシュマロで包んだ“マシュチョコショコラ”という、ホワイトデー限定のお菓子も誕生させました。

まとめ

ホワイトデーが、バレンタインデーのアンサーデーとして定着するまでには、菓子業界やデパートなど、多くの知恵と工夫、努力があってのことです。こうして歴史を振り返ってみると、その辺のお店で、手ごろな品を選ぶだけでは、物足りないような気もしてきます。

今年のホワイトデーはいかがでしたか?来年のホワイトデーでは、できるビジネスマンなら、せめて、女性社員の期待を裏切らないような、素敵な“お返し”を用意しましょう。

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