詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

ノッてる経営者が大注目!新たな評価の形「ピアボーナス」を解説

公開日2019/03/27 更新日2019/03/28

「ピアボーナス」と呼ばれる新たな形のボーナス制度をご存知ですか?Googleが導入したのをきっかけに、欧米ではかなり周知されてきているようです。日本では知らない方も多いかもしれませんが、実は今、売り上げを伸ばしているベンチャー企業を中心に導入の動きが広がっています。

今回は、ピアボーナスの概要や導入企業例を紹介します。

ピアボーナスとそのメリットとは?

ピアボーナス(英語:Peer Bonus)とは、Pearは仲間・同僚を意味し「同僚からの評価により支給されるボーナス」のことを言います。

そもそもボーナスは、会社の業績が向上している時などに、企業が従業員に利益を還元するために支払われます。直属の上司や部長からの評価をもとにボーナス金額が決定され、支給されるのが一般的です。

従来からあるボーナス制度や給与の仕組みは、全て上司による評価がもとになって金額が決められるため、「きちんと評価がなされているのか」といった議論が絶えない仕組みでもあります。

そのため、評価制度を充実させようとする会社も多いですが、どんなに評価制度の内容を充実させて、「数値目標による量的評価」「数値で表せられない質的評価」といった設定をしても、結局評価するのは上司からのみです。

実際の仕事現場での評価や、上司が見ていないところでなされた仕事については評価ができない「評価の限界」があるのは、やむをえない状況でした。

そんな「評価の限界=従業員の不満」を解消する一助になると言われているのがピアボーナスの仕組みです。

ピアボーナスは仕事の成果だけでなく、日頃の言動を含めて、上司ではなく同僚の目線から見た評価が報酬に結びつきます。実際に仕事をする仲間や、多数の人間によって評価されるため、従来の評価制度にある「きちんと評価がなされているのか」という点をピアボーナスはカバーしてくれるのです。

ピアボーナスを導入した企業の中には、「ピアボーナスでの同僚の評価を参考にして上司が給与に関わる考課を行う」会社もあるようです。

評価する側の上司からも、「自分が対象者と一緒に行っていない仕事もある中での評価は難しい」「半年に1回の評価だと半年前の仕事ぶりなどは評価しにくい」などの声があります。ピアボーナスの制度をオンラインの社内ツールなどで運用している場合は、上司が日々の同僚からの評価を見ながら考課を実施できるため、上司も評価がしやすく、かつ客観的な視点を取り入れた、より合理的な評価で昇給を決めることができます。

ピアボーナスの導入に便利なツール

ピアボーナスはオンラインツールを利用して運用されるのが一般的です。日々の細やかな評価はペーパーベースでは運用が難しく、より効果を出すためにもオンラインツールを使う方がよいでしょう。

先駆者としてピアボーナスを導入したGoogleは、自社で開発したオンラインの社内ツールを使用して、全従業員が上司と部下以外の同僚を指名してボーナスを与えられるよう運用しています。

ただし、Googleのような大手IT企業でなければ自社で開発し運用することは難しいため、多くの会社は他社のオンラインサービスを使用しているようです。

今、日本で一番ピアボーナスの仕組みを広げているのは、Fringe81株式会社が提供するUnipos(ユニポス)というサービスです。マイナビ、メルカリ、BASEなど100社を超える会社が導入しているようです。

その仕組みとしては、スマホやパソコンからオンライン上のUniposで同僚にメッセージと共にボーナス(ポイント)を贈ることができます。

Slack、Chatworkなどのビジネスチャットツールと連携対応しているため、既にチャットツールを活用している会社も運用しやすいのが特徴です。

毎週月曜に全社員へ400ポイント支給され、各社員は1週間以内に賞賛したい同僚へ、賞賛内容を述べたメッセージと共にポイントを贈ります。贈ったポイントとメッセージは、全社員がタイムラインで確認することができ、「自分も賞賛したい」と思った賞賛内容には拍手とポイントを贈ることができます。

Uniposのサービスを使用する会社は各々で1ポイント=何円か決めることができ、取得したポイントの分だけ社員はボーナスが毎月もらえる仕組みです。

評価制度を変える新たなツールとしてだけではなく、社員同士のコミュニケーション活性化や社員のモチベーションアップを図れるツールとしても期待されており、多くの会社で導入が進められています。

ピアボーナス導入企業例

実際に、Uniposによりピアボーナス制度を導入したメルカリの事例を見てみましょう。

企業名:株式会社メルカリ

導入方法:Uniposを導入し、ピアボーナス制度mertip(メルチップ)という名前で運用を開始

目的:拠点を超えてもっと気軽に、リアルタイムに賞賛し合える会社になること

運用:メルカリのバリューである「Go Bold(大胆にやろう)」「All for One(全ては成功のために)」「Be Professional(プロフェッショナルであれ)」な出来事について、Slack上で気軽に感謝の気持ちを表す

成果:社内アンケート調査では約9割が高い満足度を示した

アンケート一例:相互に御礼をカジュアルに言いやすい環境になった&そのためにお互いに「仕事を見てくれている」感を感じやすくなった印象

まとめ

ピアボーナスの導入には他社のオンラインサービスを活用する必要があるため、運用にコストは発生しますが、導入による社員の満足度は高いようです。

ピアボーナスのメリットを活用したい方は、導入を検討されてはいかがでしょうか?

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報