PROFILE

代表者:杉山康弘
創立年月:1992年7月
従業員数:80人
本社所在地:東京都港区港南2-5-3 オリックス品川ビル4F
HP:https://www.aiwa-tax.or.jp/
- 未経験者でも安心の育成室とチーム体制
- プラクティスグループによって自身の強みを獲得
- すべての職員が働きやすい環境づくり
税務会計に加え自らの強みを持った専門家集団
あいわ税理士法人(以下同社)はIPO(株式公開)支援に強みを持ち、上場準備企業約200社と上場企業約300社をはじめ、300社弱の非上場企業も顧問先に持つ、オールラウンドな税理士法人だ。
上場準備企業・上場企業の場合、業務の進め方にスピードが求められる、税務論点などが難解であるといった特徴があり、求められるサービスクオリティは高度だ。そのため同社では「育成室」を設け、業界未経験者や経験の浅い職員を対象に入社後半年間をしっかりと教育に充てている。講師は同社の中堅職員が務めるため、実務に必要な知識や実践的なノウハウをしっかりと吸収できる仕組みだ。また同社はチーム制で2~3名で1つの顧問先を対応しているため、経験の浅い人材でも安心して上場準備・上場企業の顧問といったハイレベルな業務に挑戦することができる。
またチーム制であることによって、税理士試験受験生が試験期間に休暇を取りやすいというメリットもある。1人で顧問先の対応をしている場合、業務が他の職員に任せにくいという懸念もあるが、チーム制のため引継ぎもスムーズで、税理士試験受験生は安心して試験休みを取ることができる。
さらに中堅以降の職員もやりがいを持ちながら働ける仕組みもある。それがプラクティスグループだ。マネージャー以降の職位になると通常の税務顧問業務に加え、税務・会計もしくはその周辺領域で難易度の高い分野について研鑽を積むプラクティスグループに所属する。組織再編や事業承継といった高難度の業務分野を自ら選択し、専門性を伸ばすことができる。また税理士は裁量労働制となっており、業務の進捗管理を自分で行いながら、公私のバランスを取って働ける環境も構築しているため、やりがいに加え、働きやすさも実現できる環境だ。このようにすべての職員が働きやすい環境になっているため、同社の人材定着率は高い水準を維持している。
同社のミッションは「クライアントの経営課題を解決する」というものだ。税務コンプライアンスに限らず、日々クライアントとコミュニケーションを取り、経営上の課題があれば同社、もしくは提携業者と協力しながらワンストップで経営を支援できる体制を築いている。クライアントからありがとうと言ってもらえるやりがいと、自らのプロフェッショナルとしての成長を両方実現することができる環境を求める人には最適な事務所といえるだろう。
Q.貴所、および会計業界全体が、これから必要とする人材は?
組織に属しながらも個人の専門性を発揮し、名前で案件を獲得できる人材が求められると考えます。例えば、「事業承継に強いA税理士」や「組織再編のスペシャリストB税理士」のように、その分野における高度な知識と実績を持ち、クライアントから指名される存在です。こうした専門性の高い人材は、単に業務をこなすだけでなく、クライアントの経営課題を的確に理解し、解決策を提示できる能力が必要とされます。業界全体として、税務の枠を超えたコンサルティングスキルや、クライアントと深い信頼関係を築けるコミュニケーション能力も重視されると考えています。
Q.貴所が「人材力」を高めるため取り組んでいることは?
当所では、社員一人ひとりの「人材力」を高めるために、育成とキャリア支援を積極的に行っています。まず、業界経験の浅い社員や未経験者を対象に、入社後半年間は「育成室」に所属し、座学と実務を組み合わせた研修を実施しています。これにより、社員が基礎をしっかりと身につけ、自信を持って業務に取り組める環境を整えています。研修終了後には、それぞれの希望や適性に応じて実務に配置され、即戦力として活躍できるようサポートしています。
また、中堅以上の社員に向けては、専門分野の知識をさらに深めることを目的とした「プラクティスグループ」を設置しています。このグループでは、税務・会計やその周辺領域の難易度の高い分野を選び、研鑽を積む機会を提供しています。個々の専門性を高めるだけでなく、その知識を実務を通じて社会に還元し、顧客への付加価値を高めることを目指しています。
さらに、社員が長期的に活躍できるよう、業績評価制度の改善にも取り組んでいます。公平感と納得感を得られる仕組みを導入し、また業務上接点の少ないメンバー同士の交流を促すためにフリーアドレスを採用するなど、柔軟なコミュニケーションの場を提供しています。
Q.ズバリ、貴所で働くことで得られるメリットは何ですか?
当所で働くことで得られる最大のメリットは、税務コンプライアンス業務を超え、クライアントの経営課題を解決するという税理士ならではの本質的な価値を創出できる点です。クライアントの経営者と定期的にディスカッションを行い、その声を直接聞く機会が多く設けられています。これにより、税務の枠にとどまらず、経営全般にわたるアドバイザーとしてのスキルを磨くことができ、クライアントからの信頼も得られます。
また、育成制度や研修プログラムを通じて、個々の専門性を深める機会が豊富に用意されており、自己成長を実感しやすい環境です。さらに、資格取得を目指す社員には集中的な試験前休暇を提供し、裁量労働制の導入など、ワークライフバランスを考慮した柔軟な働き方ができる点も魅力であると考えております。当所での経験は、税務の専門家としての知識とともに、経営課題に取り組む視点やコンサルティングスキルも磨けるため、他所にはないプロフェッショナルとしての成長を実現できる場です。