PROFILE

代表者:石田仁司/長谷川正和
創立年月:2024年8月1日
従業員数:20人 非常勤含む
本社所在地:東京都千代田区大手町2-1-1 大成大手町ビル9F
HP:https://es-next-tax.jp/
- ベンチャー企業・IPO支援に強い専門性
- 公平・透明な評価制度と人材育成への投資
- 多様な働き方を支える柔軟な環境

いまIPO領域で注目される監査法人とのシナジーを強みとする
「発展基盤」と「成長機会」
IPO監査に強みをもつESネクスト有限責任監査法人のネットワークファームとして、昨年8月に設立されたのがESネクスト税理士法人(以下、同法人)だ。急成長で注目されるIPO分野に強い監査法人のネットワークにあって、スタートアップやIPO準備企業を中心とした既存クライアントに加え、今後は上場企業を含めた監査法人クライアントの税務も担っていくポジションにある。監査法人との連携を発展の基盤とした事業拡大が見込まれ、設立間もないながらも同法人の大きな強みといえる。
代表は、個人税理士事務所として開業以来10社を超えるクライアントのIPO達成を導いた長谷川氏と大手税理士法人で国際税務や海外M&Aの実務を積み重ねた石田氏。長谷川氏は損害保険会社の新卒時代にトップセールスとなった実績をもち、現場目線で経営者に寄り添う姿勢を培ってきた。石田氏は米国駐在や外資系企業勤務を経験し、グローバルな視点から成長企業の国際税務を支える実務家である。二人が率いる同法人は、成長フェーズに応じたサービス提供を特長とし、スタートアップ期には主として月次決算のための財務経理体制の構築、続く成長期では監査法人によるショートレビューへの準備を支援する。そしてIPO監査期には、このフェーズに求められる特有の税務リスクを念頭に置いた対応に力を注ぎ、経営者や経理担当者と協働してIPOを後押ししている。様々な会計方針採用に伴う税務調整、組織再編、海外進出など幅広いニーズに対応する。
長谷川氏が大切にしているクライアント対応の基本姿勢は「税理士事務所はサービス業である」という考えだ。例えば担当者の監査時には「コミュニケーションシート」で相談内容やその回答を分かりやすく文書化し、丁寧に説明責任を果たすことを重視している。このシートは上司や先輩からのフィードバックに活用され、代表との距離も近く、毎朝のミーティングや毎月定例の全体会は経営理念の共有や専門知識研修の場とされ、社員自身の積極的な姿勢を大切にしている。
税理士法人の設立から一年を経て、社員の成長と働きがいを両立させる仕組みも整備中だ。2026年には成果に基づく公平・透明な評価制度を導入予定で、成長や挑戦を適切に評価し、組織の一体感を高める。働き方の面では、正社員制度を基本としつつ契約社員制度の導入を準備中。育児や介護など事情に応じた柔軟な働き方を可能にし、正社員への移行も視野に入れている。
同法人で働く魅力は、IPO準備企業の税務や組織管理体制整備の実務に挑戦できる点にある。税効果会計、資産除去債務、減損、ストックオプション会計など高度な会計論点とその税務対応に加え、監査法人による監査を税務面から補助する「TAR(Tax Accounts Review)」という監査法人ネットワークファームならではの監査補助業務を経験できるのも特長。ベンチャー企業特有のダイナミズムに触れながら専門性を磨き、安心して長期的に働ける環境を提供する──それがESネクスト税理士法人である。

Q.貴所、および会計業界全体が、これから必要とする人材は?
私たちESネクスト税理士法人は、監査法人の設立理念である「次世代を担う経営者と共に社会のイノベーションをリードする」という想いを共有し、IPOを目指すベンチャー企業の成長支援に注力しています。こうした理念に共感され、クライアントの新規事業の発展を通じて豊かな社会づくりに貢献したい方、企業の成長を支えたい方、仕事を通じて自己実現を果たしたい方といった、熱意をもって挑戦しようとする人材に関心を寄せていただきたいと考えています。
Q.貴所が「人材力」を高めるため取り組んでいることは?
代表社員の一人である長谷川正和は、東京海上日動への新卒入社から営業部門で活躍、その後人事部に抜擢され新卒採用全般を担当したのち将来の起業を視野に会計・税務の世界へ転身しました。もう一人の代表、石田仁司はEY税理士法人にて米国駐在を経験し、マイクロソフト勤務を経て復職。国際税務の専門家として豊富なキャリアを積んできました。
また、税理士の前山奈津子はリクルートに新卒入社し、新卒採用マーケットの情報収集や分析業務を担い、スピードが求められる企業文化のなかで経験を積みながら税理士を目指しました。
このように当法人の経営メンバーは会計・税務の枠にとどまらず、事業会社での幅広い経験を経て今日に至っています。コミュニケーション力やOJT手法、組織マネジメント、そしてお客様からの信頼を重視する顧客志向など、経営メンバーそれぞれが身につけたノウハウを、様々な会議や日常業務の場でメンバーに伝えています。経験豊富な上司と近い距離で経営の視点をもって学べることも社員一人ひとりの成長スピードを加速させています。
当法人はまだ小規模であるからこそ、入社後早い段階からIPO準備企業を担当し、実務経験を積むことができます。税理士科目を学ぶだけでは身につかない実践力を、知識と実務の両輪で磨いていくことが可能です。「自分の視野が広がった」ことに、自然と気づいてもらえるように案件を担当する機会を提供しています。入社初期にはペア担当制や同行訪問の仕組みを整え、上司や先輩から段階的に学べる環境を用意していますので、安心してスキルを習得することができます。
そして当法人設立時の就業規則制定にあたり、勤務時間を9:30〜17:30へと短縮しました。従来どおり18:00までの勤務時間では、専門学校の授業開始に間に合わないことが多く、資格取得との両立が難しい状況もありました。そこで「税理士資格取得を目指す人を応援する」という方針のもと、仕事と資格取得を両立できる環境整備を実現しました。
Q.ズバリ、貴所で働くことで得られるメリットは何ですか?
当法人では、IPO監査で注目されているESネクスト有限責任監査法人の監査チームと連携し実務経験を積むことができます。意欲ある公認会計士たちとの議論や検討の場を通じて会計領域の高度な専門知識に触れられるほか、会計制度や税務の取り扱いがまだ確立されていないような新しい分野に挑戦できる機会もあります。
IPOを目指すベンチャー企業を取り巻く実務に関わりながら、税理士科目学習での学びと実務とがつながる面白さを実感できるでしょう。こうした実務領域に挑戦したい方にとって、ESネクスト税理士法人は毎日が刺激に満ち、成長を実感できる機会をご用意しています。