税理士法人広瀬

PROFILE

代表者:廣瀬翼(グループ代表)
創立年月:1930年9月
従業員数:67人(男30人 女37人)(内税理士10人 社会保険労務士2人 中小企業診断士1人)(令和7年8月時点)
本社所在地:京都府京都市中京区両替町通押小路上る金吹町465番地
HP:https://www.hiroseac.co.jp/

企業の強み
  • 経営者と“チームで”向き合う
  • 未経験からでも税理士を目指せる育成体制
  • 会計×経営支援を実践できるフィールド
税理士法人広瀬の代表写真


経営課題に応える力を磨き、チームで信頼に応える

税理士法人広瀬は、創業95年の歴史を持ちながら、常に「今の時代に必要とされる会計事務所」を問い続けている。京都に根ざし、中堅企業を中心に多くのクライアントを支える一方、資産税や事業承継、M&A、IT導入、労務、補助金など専門性の高い非定型業務の比率を高め、将来的には売上の50%をこれらで構成することを目標に掲げている。

業務体制は税務顧問と専門業務の“2軸”。各職員が顧問業務を担いながら専門チームに所属し、案件に取り組む。特徴は、担当者が得た相談を専門チームへスムーズに橋渡しする仕組みで、例えば相続や補助金の相談は即座に専門家へバトンを渡し、法人全体で対応。職員の負荷を軽減しつつ、高品質なサービスを提供している。

採用も柔軟で、業界未経験者や税理士志望でない新卒も積極的に受け入れる。教育チームによる少人数育成で経験が浅くても戦力化。評価制度はコンピテンシー評価と給与テーブルを連動させ、複数人の評価で昇給・昇格を決定するため納得感が高い。業務はチーム制を基本とし、上司や同僚と伴走しながら成長できる。

背景にあるのは「人とのつながり」を重視する文化だ。月毎のランチ会や社員旅行、家族参加のパーティーなど交流機会を多く設け、自然に関係性を深めている。業務でも必ず2名以上でクライアントを担当し、属人化を防ぎつつ若手の成長を促している。

働き方ではテレワークや時差出勤、残業なしの勤務形態を導入し、家庭事情に応じた柔軟な働き方を推進。今後は「みなし残業」の撤廃も視野に入れ、残業削減で職員に余白を生み出し、より高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりを進めている。

注目すべきは老舗でありながらIT・AI活用に積極的な点だ。代表主導でRPAや生成AIを導入し、API連携によるAI環境の構築も検討。社外研究会にも参加し、先進事例を学びつつ、地場企業に適した導入を模索している。慎重さを好む京都企業に対し、長年の信頼を基盤に「変化を促す存在」としての役割を果たしている。

広瀬が目指すのは、税務処理にとどまらない「経営課題の解決パートナー」。金融機関出身者やSEなど多様な人材を迎え、強みを活かしたサービスラインを拡充している。

「京都で会計事務所を目指すなら、やっぱり広瀬」。そう言われる信頼と実績を築きつつ、職員の成長と働きやすさに真摯に向き合う姿勢には、プロ集団としての矜持が表れている。変化の時代に「地域に根ざし、経営者と並走する力」を身につけたい方にとって、理想的な環境といえるだろう。

税理士法人広瀬の社内風景


Q.貴所、および会計業界全体が、これから必要とする人材は?


今後の会計業界全体のクライアントのニーズに一人の人材がオールラウンドで対応することは困難になりつつあるため、税務会計の基礎としての知識や対応だけでなく、それ以外の特殊な知識や能力がある、または、習得をできる人材が必要だと考えています。その多種多様な人材がしっかりと連携を行って、コンサルティングファームとして、グループ全体・組織として、クライアントの経営課題に対するニーズに対応する事が大切だと考えています。

私達の仕事はクライアントにとって大事な「お金」や「人」を守る、責任感を伴う仕事であり、経営という枠組みの中でクライアントからあらゆる相談をされ、頼りにして頂けます。また、経営者の方は、業界や年齢、そして性格も十人十色でバラエティに富んでいます。そんな方たちと様々なお話をすることで、縦にも横にも見解が広がっていき、仕事がどんどん楽しくなります。

クライアントの経営のサポートをするために、常に知識を積むために努力しキャリアアップしていきたい、最初は上手にできなくても「やってみよう」「一歩踏み出してみよう」という気持ちのある方や、仕事に対して楽しさを感じる事が出来る方が今後活躍していける人材だと考えています。

Q.貴所が「人材力」を高めるため取り組んでいることは?


■採用
・1次面接を経営幹部2~3名で実施し、採用のスピード感を高めています。

・会計業界の人材が減少傾向にあるため、業界未経験や業界志望でない新卒の方のリクルートも積極的に行い、就職してから育って一人前の会計人になって頂くという制度、仕組みを整えています。

・社内のチームのひとつとして育成チームがあり、業界未経験の方については、一定期間そのチームに所属して頂き、様々な研修の実施、OJTなどを行い一から学んで頂く体制を整えています。

■育成
・ブラザー・シスター制度を取っており、入社から1年間ラインの異なる年次の近い同性の職員を新入社員につけています。業務に関すること以外の社内ルールなどなんでも相談できるサポート役になってもらっています。新入社員、ブラザー・シスターともに気づきの機会となることもあるようです。

・月に1回スキルアップデーを設け、各分野の知識の共有を社内で行っています。また外部研修については会社から受講させる研修以外に職員が自主的に受講したい研修については会社から補助を出しています。

・新卒の人材には、決算説明会のロールプレイングや月次打合せへの同席、訪問同行などを通じてクライアント対応を現場で感じる機会を設けています。また、年次の浅い職員に検算を経験させる「同期検算」の実施でチェックする視点を養う取り組みを行っています。

・「人事制度ガイドブック」や「ヒロセナビ」などの給与、評価制度、社内のルールをまとめたものを作成しており、認識の共有を図っています。

Q.ズバリ、貴所で働くことで得られるメリットは何ですか?


税理士業界では珍しく、創業95年の老舗ではあるため、業界のノウハウと京都地域での知名度は抜群です。老舗ですが決して古い企業体質ではなく、現在の代表が四代目として2022年に就任し、年齢は30歳代と若く、DXや新しい事、次世代に向けての取り組みも積極的に行っている事が魅力です。「老舗だけど最先端」をキーワードにしています。

税務・会計の基本を身に付けた後は自身の特性、やりたいことを活かせる様々な事業を行っているチームで強みを伸ばしていける環境です。原則として、税務会計と+αの専門知識を身に着けていただき、2本以上の軸をもってキャリアを積んで頂く形式をとっています。また、複数担当制のため、ほったらかしにすることはありませんが、ある程度裁量をもってクライアント対応もお任せします。個人事業主から上場企業などの様々な規模、そして、様々な業種のクライアントが顧問先にいるため、多種多様な情報が入り、その中でキャリアを構築できるのが魅力だと考えます。

また、京都の中心地にて1拠点体制で行っておりますので、京都が好きな方には魅力的だと考えています。

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