新着 管理部門の今を知る一問一答!『働き方と学習に関するアンケート Vol.3』

Manegy Learningでは、前回の『働き方と学習に関するアンケート Vol.2』に続き、管理部門の「今」を探る一問一答アンケートの第3弾を実施しました。
今回は「情報収集と活用」をテーマに調査を実施。業務に必要な情報を何を使って集めているのか、そこで感じる不便さや、得た知識を実務にどう活かせているのかについて、管理部門で働く皆さまのリアルな声が集まりました。
情報過多の時代における他社の動向と照らし合わせながら、ぜひご覧ください。
【調査概要】
調査テーマ:働き方と学習に関するアンケート Vol.3
調査期間:2025年12月1日~12月7日
調査方法:Webアンケート
調査対象:Manegy会員ユーザー
有効回答数:388名
業務に関する情報収集に何を使用していますか?
法改正や新しいシステム、トレンドなど、管理部門の業務遂行には情報のアップデートが欠かせません。数ある情報源の中で、現場の担当者は何をメインツールとして情報収集をしているのでしょうか。今回は、最も利用頻度の高い媒体を伺いました。
質問と回答結果
質問
Q1. 業務に関する情報収集に何を使用していますか?最もよく使うものを1つ選択してください。
回答

Webメディア、ニュースサイト 74.7%
専門書籍、業界紙 10.8%
社内・同業者からの口コミ 9.3%
SNS(X, Facebookなど) 5.2%
考察:Webメディアへの依存度が7割超。SNS活用はまだ発展途上か
情報収集の手段については、「Webメディア、ニュースサイト」が74.7%と他を大きく引き離す結果となりました。全体の約4分の3が、Web上のメディアをメインの情報源としており、即時性と検索性の高さが実務において不可欠となっていることが推察されます。
一方で、かつての主流であった「専門書籍、業界紙」をメインとする層は約1割にとどまりました。また、Vol.2の調査では「法改正の情報源」として3割以上の支持を集めた「口コミ(社内・同業者)」も、日常的な業務全般の情報収集となると9.3%にとどまっています。 ビジネスシーンでの活用が進む「SNS」ですが、結果は5.2%と情報収集におけるメインツールとしての定着はまだこれからのようです。
業務に関する情報収集において、最も不便に感じる点は何ですか?
Webメディアが主流となる一方で、インターネット上の膨大な情報には課題もつきまといます。情報収集を行う際に、皆さまがどのような点にストレスや不便さを感じているのか調査しました。
質問と回答結果
質問
Q2. 業務に関する情報収集において、最も不便に感じる点は何ですか?
回答

情報の信頼性が不明 49.0%
(例:正しい情報か、最新の情報かどうかの判断に時間がかかる。)
情報が多すぎる(ノイズが多い) 32.7%
(例:関係ない情報ばかりがヒットし、必要な情報にたどり着けない。)
情報収集の時間が確保できない 18.3%
(例:他の業務に追われ、情報収集にまとまった時間を割けない。)
全く意識しておらず、ほぼ全てマウスで操作する 18.2%
(例: ショートカットキーの存在自体をあまり意識していない。)
考察:最大の悩みは「信頼性」。約半数が情報の正誤判断に苦慮
最も多くの人が不便に感じているのは「情報の信頼性が不明」でした。約半数の方が、検索して出てきた情報が「本当に正しいのか」「法的に最新なのか」のファクトチェックに課題を感じています。 管理部門の業務は、企業のコンプライアンスに関わるため、誤った情報に基づく判断は許されません。Webメディアの便利さを享受しつつも、その情報の精査が課題という実態が浮き彫りになりました。
次いで多かったのが「情報が多すぎる(ノイズが多い)」です。約3割の方が、欲しい情報にたどり着くまでの「検索コスト」も大きな負担となっています。 一方で「時間が確保できない」は2割程度となりました。時間がないこと以上に、「情報の質と選別」が管理部門にとってのより深刻な悩みと言えそうです。
情報収集で得た知識やノウハウを、どの程度業務に活かせていますか?
情報を集めることは手段であり、目的はそれを業務に活かすことです。収集した知識やノウハウが、実際の現場でどの程度役に立っているのか、その活用レベルを聞きました。
質問と回答結果
質問
Q3. 情報収集で得た知識やノウハウを、どの程度業務に活かせていますか?
回答

具体的な業務改善や成果に直結させている 15.7%
日々の業務判断や意思決定の参考にしている 44.8%
知識として蓄えているが、活用はできていない 27.3%
情報を収集するだけで満足しがち(インプット中心) 12.1%
考察:「参考にしている」が最多の一方、約4割が「インプット止まり」の現実
活用状況として最も多かったのは「日々の業務判断や意思決定の参考にしている」でした。半数近くの方が、得た情報を実務の判断材料に利用している様子が伺えます。
しかし、「知識として蓄えているが、活用はできていない」と「情報を収集するだけで満足しがち」を合わせると、約4割の方が、情報をインプットにとどまっていることが伺えます。
「具体的な業務改善や成果に直結させている」層が15.7%であることからも、「知っている」状態から「業務を変える・成果を出す」というアウトプットの段階へ移行するには、高いハードルがあることが読み取れます。 集めた情報をどう自社の業務に落とし込むか、その「変換力」が今後のスキルアップの鍵となりそうです。
まとめ
第3弾のアンケートでは、「情報源」「情報収集の悩み」「活用度」という3つの視点から、管理部門の情報リテラシーの実態を調査しました。
圧倒的にWebメディアが利用されている一方で、その副作用とも言える「情報の信頼性」への不安が最大の課題となっていることが分かりました。正しい情報を効率よく見極める力が、現代の管理部門には求められています。 また、約4割の方が情報を実務や成果に十分結びつけられていない現状も見えてきました。インプットした知識を、いかにして具体的なアクションや改善につなげるか。これからの管理部門には、情報収集力だけでなく、その後の実践力がより一層問われることになるでしょう。
Manegy Learningでは、今後も皆様の業務やキャリアに役立つ情報発信と、リアルな実態に迫るアンケート調査を続けてまいります。 皆さまの回答をお待ちしております。
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Manegy Learningは管理部門・士業の皆さまに向けて、実務に役立つTIPSや資格取得のためのスクール取得などの情報を発信し、みなさまの学びをサポートします。
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