2025.03.25

経理・財務パーソンのネクストキャリア「FP&A」の案内状

本記事にはPRおよびアフィリエイトリンクが含まれています。

皆さんこんにちは!
会計実務専門職養成を目的とした社会人のためのオンライン大学院―LEC会計大学院です。

日頃経理・財務部門でお仕事をされている皆さん、「FP&A」を耳にしたことはありますか?
皆さんがつみ重ねてきた貴重な業務スキルをブラッシュアップさせ、経営・事業の意思決定に関与していく、新たなキャリアへの道を踏み出してみませんか?

目次

昨今人材ニーズが高まっているFP&Aとは?

FP&A(Financial Planning & Analysis/ファイナンシャルプランニング&アナリシス)は財務計画と分析を意味します。

管理会計・企業財務・事業戦略、すべての知識をベースに持つ専門家として将来の戦略を 数字でマネジメントする―それが「FP&A」です。欧米ではCFO(最高財務責任者)傘下にFP&A部門が確立されており、分析、予測、計画の策定、業績報告といった業務を通じて、経営や事業の意思決定プロセスに貢献するという機能を担っています。

昨今では日本でも注目が高まっており、国内大手企業でもFP&A組織導入の動きがみられるようになってきました。

FP&Aに期待される役割とは?

従来の経理部門が担ってきた会計や財務報告をベースに、FP&Aは将来予測や分析を通じて、経営意思決定を支援することに主眼をおきます。FP&A人材とは、財務や会計の知識をもとに経営者や事業部に併走して企業の経営判断をサポートするビジネスパートナーとなる人材です。

高度なスキルが求められますが、だからこそ目指す価値のある職種でもあります。AIによる自動化が難しく、人間による判断力と専門知識が必要になるため、組織の中で高い価値を持つ人材としてこれからの社会で非常にニーズが高まっていくでしょう。

FP&A業務の土台は財務会計の知識であり、経営戦略の土台として会社の財務・営業の数値とその分析が重要です。皆さんのこれまでの業務経験と知識は非常に貴重なもので、そこに更に管理会計や予算管理、財務モデリングなどの知識をプラスし、FP&A人材として活躍する未来をぜひ拓いてください。

(FP&Aに求められる主な役割)

  • 財務予測
  • 予算策定
  • 予実分析
  • 中期経営計画
  • 事業部門の業績管理
  • コスト分析及び予測の作成
  • 経営シナリオ策定
  • KPI分析
  • 資本予算編成
  • 為替リスク管理

FP&A人材になるための学びとは?

<日本版FP&Aプログラム/ FP&A(経営企画スキル検定)>

財務のプロが組織している米国最大の団体AFP(Association for Financial Professionals)が2014 年にFP&A資格(Certified Corporate FP&A Professional)プログラムを開発しました。

今後FP&A機能が多くの日本企業に導入されることを目的とし、2019年度から一般社団法人日本CFO協会がAFPとの提携のもと開発を進めているのが、米国の教育プログラムをベースとした日本版FP&Aプログラム/FP&A(経営企画スキル検定)です。

検定試験対策Eラーニング教材/日本CFO協会「FP&A実践講座」

公式サイトはこちら

「FP&A(経営企画スキル検定)」に準拠した6つの章で構成され、分析、予測、計画の策定、業績報告といった経営・事業の意思決定プロセスに貢献する「経営企画・経営管理」の世界標準の実務スキルを学ぶことができます。

テーマごとの研修動画(10分〜20分)→演習問題→確認問題→修了試験の4つのステップ。修了試験合格者には、日本CFO協会より修了証が発行されます。

【学習内容】

内容
戦略、組織及び業界 マクロ環境分析
管理会計
・目標管理
業界
・業界分析
戦略
・競合分析・投資分析
組織
・組織構造・組織文化
予算管理(計画と統制) ミクロ経済学
管理会計
・原価・固定費の分析・差異分析・予算と予測
予算管理
・予測
財務モデリングのプロセス テクノロジー
・BIツール・スプレッドシート・ツールの活用・モデルの構築
財務モデリング
・モデルの検証・モデルの構築・基本統計学・計画・情報の質の向上・成果の特定と情報
財務予測の作成
・基本統計学
財務予測の作成 財務予測の作成
・財務諸表分析・比率分析・予測財務諸表の作成・予測手法
投資決定のプロセス 投資決定のプロセス
・キャッシュフロー・企業財・投資プロジェクト評価・投資リスク分析

【受講料(税込)】
各章共通5,500円(全6章)

もっと基本から学びたい方向けのオンデマンド教材

LEC会計大学院「FP&A対応オンライン講座」

公式サイトはこちら

「FP&A実践講座」のフォローアップ講座です。これまで管理会計を体系的に勉強する機会がなかった方を対象に基本的な土台の構築を目的としています。

【学習内容】

FP&Aの前提となる管理会計の全体像をおさえる
科目 管理会計1 管理会計2
内容 管理会計の歴史・定義
原価の分類
損益分岐点分析
予算統制
責任会計と業績測定
バランスト・スコアカード
財務諸表分析(安全性分析・収益性分析)
財務諸表分析(キャッシュフロー分析)
原価計算の目的と原価の概念
個別原価計算、総合原価計算
全部原価計算と直接原価計算
活動基準原価計算
差額原価収益分析
コーポレートファイナンス
設備投資の意思決定
原価計算 ケーススタディ
FP&Aの理論的基礎となっている考え方を知る FP&Aの具体的なツールに対する基礎的理解を構築する
科目 マネジメント・コントロール・システム論 財務モデリング
内容 マネジメント・コントロール・システムの基本
経営目標を立てる前提事項
責任センター
戦略的計画と予算
業績評価システム
報酬設計とマネジメント・コントロール
オーバービュー / 財務モデリングとは
財務モデリングのプロセス
財務予測の作成
投資決定のプロセス
ERP概論
BI概論
Manegy会員限定、受講料5%オフ
5%OFFの優待を受ける

<科目別>
管理会計1 27,000円
管理会計2 27,000円
マネジメントコントロールシステム論 50,000円
財務モデリング 21,000円

<全科目一括>
95,000円 

お申込みはこちら

LEC会計大学院(LEC東京リーガルマインド大学院大学)

文部科学省の認可を受け、2005年4月に株式会社東京リーガルマインドが設置主体となり、東京都千代田区に開設した会計専門職大学院です。 税理士・公認会計士志望の社会人が学生の中心で、日本全国~海外在住の約140名が在学。 昨今人材ニーズが高まっているFP&Aに注目し、FP&A養成のための教育コンテンツを提供するとともに、「FP&A研究」を正規科目として開設し、資格取得の先まで見据えた実務実践教育、特に管理会計・企業財務・事業戦略の知識をベースに持つ専門家の養成に力を入れています。

https://www.lec.ac.jp/